size="4"> 探偵物語(松田優作,1979年)は-
оTVM版27話
-作品。
о松田優作(183cm,1949年-1989年(40歳没))
-は、
о自殺
-したのは、
о韓国人という都市伝説
-があった。
★探偵物語(松田優作,1979年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジャンル :コメディ、アクション
テレビドラマ:探偵物語
監督 :村川透、他
制作 :東映芸能ビデオ
放送局 :日本テレビ
放送期間 :1979年9月18日 - 1980年4月1日
話数 :全27話
映画:蘇る優作 -探偵物語特別編-
監督 :村川透、澤田幸弘
封切日 :1998年2月
上映時間 :107分
小説:探偵物語
著者 :小鷹信光
出版社 :徳間書店
レーベル :トクマ・ノベルズ
巻数 :全2巻
その他 :1998年、幻冬舎より文庫化
小説:新・探偵物語
著者 :小鷹信光
出版社 :幻冬舎
レーベル :幻冬舎文庫
巻数 :全2巻
探偵物語
ジャンル:探偵ドラマ
原案:小鷹信光
企画:加藤教夫(NTV)
黒澤満(東映芸能ビデオ)
出演者:松田優作
成田三樹夫
山西道広
竹田かほり
ナンシー・チェニー
他
音楽:SHOGUN
オープニング:「BAD CITY」SHOGUN
エンディング:「LONELY MAN」SHOGUN
国・地域:日本
言語:日本語
話数:27
製作
プロデューサー:山口剛(NTV)
伊藤亮爾、紫垣達郎(東映芸能ビデオ)
編集:鍋島惇
制作:東映芸能ビデオ
放送チャンネル:日本テレビ系列
音声形式:モノラル放送
放送期間:1979年9月18日 - 1980年4月1日
放送時間:火曜日21:00 - 21:54
放送分:54分
『探偵物語』(たんていものがたり)は、1979年9月18日から1980年4月1日まで日本テレビ系列で全27話が放送されたテレビドラマ。主演の松田優作の中期の代表作。その後も再放送が繰り返された。
原案を務めた小鷹信光が小説版を執筆しているが、これらは原作として書かれたものではなく、ドラマの企画から派生したものである。小鷹が原作者ではなく「原案」とクレジットされているのはそのためである。
なお、同一タイトルの映像作品として、同じく松田優作が探偵役で出演した1983年の映画『探偵物語』があるが、同作は赤川次郎の同名小説を原作として角川春樹事務所(旧)が製作した別作品であり、本作との関連はない。
概要
私立探偵の工藤俊作が、街の仲間達の協力を得たり、彼を邪魔者扱いする刑事たちを手玉に取りつつ、様々な事件を捜査していく様を描いたドラマ。
作品の企画に伴い、プロデューサー山口剛の早稲田大学在学時代からの友人でハードボイルド評論家・翻訳家である小鷹信光を招いてハードボイルド講習会を主催するなど、企画段階では小鷹自身のハードボイルド論に基づいて本格的な主人公の設定が提案されている。しかし、実際の映像ではアドリブが頻発するなど、本気と冗談が入り混じった独特の世界観が築かれた。第12話「誘拐」では工藤俊作がアドリブでカメラに向かって「日本のハードボイルドの夜明けはいつ来るんでしょうかね、小鷹信光さん」と問いかける一幕もあった。
こうした口数が多くコミカルな演技は、サム・スペードやフィリップ・マーロウに代表されるシリアスでニヒルなハードボイルドのヒーロー像とは相当に毛色が異なっており、むしろリチャード・S・プラザーが生み出した海兵隊上がりの私立探偵、シェル・スコットやヘンリー・ケインが生み出したプレイボーイ探偵、ピーター・チェンバーズなど、いわゆる「通俗ハードボイルド」に登場する私立探偵に近い人物造形となっている。
また松田が担当した予告編ナレーションは独特の口調で語られたものだが、これもピーター・チェンバーズのシリーズを多く手がけた中田耕治の訳文を彷彿とさせるものがあった。しかし、松田のナレーションは回を重ねるごとにエスカレートし、後半はあらすじがまともに紹介されず、撮影現場の裏事情、愚痴、共演者の悪口、松田自身の近況報告に終始するなど、楽屋ネタが連発された。楽屋ネタは予告編だけでなく、ドラマ劇中でも、第17話での「お前ら、来週から来なくていい。プロデューサーさんにそう伝えとくわ」、第25話での「あと2回だと思うとファ〜ッとやる気が落ちるんだよ」など頻発した。ただし、最終回は一転してシリアス色が極めて強いストーリーが展開された。予告も松田、成田、山西、監督の小池要之助の4人を被写体にした挨拶という内容だった。
局側は同時間帯のドル箱シリーズである『大都会』で定着したハードアクション路線の継承を要求していたが、最終的には松田の演技志向が優先される結果となった。一方で第3話ではカーチェイスシーンが挿入されており、同シーンにて工藤が「おいおい、まるで『大都会 PARTIII』じゃないか!」と前番組の余韻を皮肉るアドリブを披露していた。この第3話は最初に撮影され、当初第1話として放送予定だったが、後発の村川透監督の作品が「こちらの方が今の時代に合う」というプロデューサー全員の一致した意見で放送順が変えられた経緯がある。また、製作主体は東映だが、スタッフルームは調布市のにっかつ撮影所内に設置されていた。演出陣も前番組『大都会』と同じくニューアクション勢を中心とした日活出身者でほぼ占められ、他に東宝の西村潔と助監督昇進者が加わったのみで、東映出身者がゼロという点も異例である。
放送初期の視聴率は20%前後という高い水準で推移していたものの、中盤以降は10%台前半にまで大きく数字を落とすこととなり、当時アクション路線を強調していた日本テレビ火曜夜9時枠の作品としては異色作扱いされ、一時マイナー作品として見られていた。だが松田が亡くなった直後に追悼企画として再放送されたのを機に新規のファンを増やす事となり、現在では松田の入門的かつ代表的作品として各方面に強い影響を与えている。
登場人物
工藤 俊作 - 松田優作
東京に工藤探偵事務所を構える私立探偵。ユーモアと自由を愛する男。
横浜で育ち、サンフランシスコで刑事をしていた過去を持つ。とある事件で仲間が殺された事で、その悲しみから仲間を作る事を恐れるようになり、日本に戻る。
黒いスーツ(白や茶のストライプスーツを着ることもある)と派手なカラーシャツを着こなし(ベルトは使わずサスペンダーを愛用)、ソフト帽とサングラスを愛用。移動手段はベスパP150X。タバコはキャメルを好み、(カルティエ製)ライターの火力は常に最大。また、冬季はスーツの上からダウンジャケットを着込む(第23話、第24話ではテーラードコートを着ていた)。聞き込みの際には情報提供者にマイク付きテープレコーダーのマイクをかたむける。風俗店の常連客でトルコ風呂(ソープランド)を好んで通っている。万年金欠気味だが、依頼人から金を渡されても、心情的に納得できないと受け取らないことがある。
第1話の影響で死体には手を合わせずに帽子を取りキリスト教式の十字を切る。
乙女座生まれの潔癖症(第12話)、血液型はAB(第11話)で、下半身が無毛症(第13話)。
「コーヒーに砂糖とミルクは入れない主義」、「午前中と日曜日は仕事をしない主義」、「職業蔑視はしない主義」、「手相は見ない主義」、「相手にかかわらず約束は守る主義」「家庭のトラブルは扱わない」など多くの主義を持つ。
愛飲している飲み物はシェリー酒(主にティオペペ)と酪農牛乳。また、コーヒーのブレンドにうるさい。ブルーマウンテン・キリマンジャロ・モカをブレンド(最終話でのマスター(柄本明)の台詞)。月に1回、一人で豪勢なディナーを食べるのがささやかな楽しみ。
就寝時はピンクのパジャマにアイマスク。
船舶に弱く、乗っているだけでも嘔吐感を催し昏倒する。
イレギュラーな場面に遭遇し警察に嫌疑をかけられ新聞沙汰になる事も多々あるが前科はない(ただし、度々拳銃を不法に入手して発砲しており、服部がわざと見逃した事も)。
施錠されているドアを易々と外し、手錠をかけられても素手で外すことが出来る。
最終話にて、殺された仲間の復讐を果たした後、終盤で男に刺されるが、その後の生死は不明。
「工藤」という名前は、人物設定を手掛けた柏原寛司の高校時代の恩師に由来する(一般には映画監督の工藤栄一に由来しているという俗説が流布しているが、これは誤り)。
事務所の所在地は、第2話で本人が「渋谷」と発言しているが、名刺には「東京都千代田区平河」と印刷されている。
ナンシー - ナンシー・チェニー
工藤探偵事務所と同じビルに住むファッションモデルの卵。頻繁に事務所を訪ねて居留守を決め込むつもりが勝手に事務所の電話に出るなど工藤の世話をやきたがる。
かほり - 竹田かほり
ナンシーと同居している女優の卵。ナンシー、かほり共に、工藤の事務所を自分の部屋同然に思っているらしく、二人そろって下着同然の姿で徘徊しては、松本刑事をドギマギさせていた。第25話では出番の少ない工藤の探偵代理として、松本と共に意外な活躍を見せるシーンが目立った。
相木 マサ子 - 倍賞美津子
敏腕の女弁護士。愛称「ボインちゃん」。才色兼備で活動的な女性だが、金にうるさい。愛車はマツダ・コスモ。初登場の第3話で大型トラックとヘリコプターとのカーチェイスの末に横転、大破させられてしまうがなぜか第7話でまったく同じ車に乗っている。単独でドヤ街の犯行現場に赴いたり、犯罪者と知りながら直接行動を共にするなど大胆な面も持つ。第3話、7話、13話、14話に登場。
服部刑事 - 成田三樹夫
「工藤ちゃん!」が口癖で、事あるごとに工藤に付きまとい、因縁をつける刑事。横柄な態度で指図し指示を出すが女性に対しては丁重に扱う。そのために工藤からは煙たがられているが、工藤の違法行為を目こぼしする等、後半以降は工藤の良き協力者という側面も強調されるようになる。何度も工藤の上前をピンはねしたり、恐喝まがいで袖の下を受け取ったりと金に汚い悪徳警官ぶりが災いして第25話で窮地に陥る。松本刑事と同じく事件に対する洞察力、推理力がまるで無く、安易に工藤を誤認逮捕する事もしばしばあり腐れ縁のようになっているが、最終回では逆にこの無能ぶりが工藤を救う結果となる。このドラマで有名な「工藤ちゃ〜ん」というセリフは彼によるもの。極度の肩こりでよく金槌で肩を叩いている。
松本刑事 - 山西道広
服部の部下。刑事としてのキャリアは5年ちょっと(第17話)。工藤のことを「乞食野郎」などと目の敵にしており、何かと口実をつけて逮捕しようとする。終盤になると工藤の腕前を認めているかのような行動を見せるようになり、第25話で服部刑事が罠に落ちた際には真っ先に工藤を頼ってきた。女性に関してはウブな一面があり、相木の色仕掛けにより学生時代の初体験を白状したうえ、捜査情報を吐かされたことも。第20話では泥酔して破廉恥行為をした弱みを工藤に握られ、頭が上がらなくなってしまう。服部の汚職行為を咎めもせず、おこぼれも頂戴している等ダーティーな一面もあるが、刑事という自分の職業には情熱と誇りをもっており、その高き誇りゆえ社会的弱者を蔑視する傾向をもつ。
ダンディー - 重松収
工藤の昔からの腐れ縁。ビリヤードを嗜み、イタリアンマフィアの様なファッションで決めているが、4歳になる娘がいる。工藤以外には子持ちであることを秘密にしており、工藤にそのことを弄られると「カンベンしてよ」と狼狽する。工藤からの要請で盗聴の委託も引き受けたり、闇の世界の情報を提供する。最終話の終盤、工藤と最後に言葉を交わした人物。
イイヅカ - 清水宏
表向きは骨董屋だが、裏では工藤に拳銃を渡している。映画マニアで、視聴した作品の批評を工藤相手に展開することが多い。その反面、自分がチェックしていない作品について工藤から突っ込まれると、著しくヘコむ。酒を飲むと泣き上戸になる。最終回では、工藤からの依頼でタケシ(古尾谷雅人)の身を匿ったことから、事件に巻き込まれ落命する。
イレズミ者(初代)- 野瀬哲男
工藤を「兄貴」と呼んで慕うチンピラ。イレズミといっても背中に「イレズミ者」と文字が書いてあるだけである。目立った活躍がないまま途中で姿を消す。
背中の文字の近くには桜の花びらが描かれており、毎回1枚ずつ描き加えていく予定だったが、画面では文字の印象が強すぎて目立たなかったという。
イレズミ者(2代目)- 前田哲朗
初登場となる第19話の本編中で披露式が行われた(その際は「イレズミ者パート2」と呼ばれていた)。工藤を「先生」と慕う。イレズミといってもイレズミ柄のシャツを着ているだけである。第26話では、出番の少ない工藤に代わるかのように出ずっぱりの活躍を見せるが、イイヅカ同様、事件に巻き込まれ最終回で殺害される。
サブロー - 庄司三郎
主に風俗関係の事件で工藤に色々と情報を教えてくれるポン引き。
京子 - 橘雪子
事務所近くの風俗店に勤めるトルコ嬢。しかし、ストーリーによって異なる名で呼ばれている。
山崎 - 榎木兵衛
「あたしゃ、な〜んも知らないの」と言いながら工藤に色々と情報を提供する宝石の故買屋。表向きは「山崎商事」という金融会社を経営する。酒好きで、登場時は大体酔っ払っている。また、第24話では「エノやん」とも呼ばれる。
スタッフ
企画 - 加藤教夫(日本テレビ)、黒澤満(東映芸能ビデオ)
プロデューサー - 山口剛(日本テレビ)、伊藤亮爾、紫垣達郎(東映芸能ビデオ)
原案 - 小鷹信光(徳間書店刊)
撮影 - 仙元誠三、山崎敏郎、杉村博章、片岡二郎、山崎善弘、高村倉太郎
照明 - 井上幸男、渡辺三雄、加藤松作、直井勝正
録音 - 磯崎倉之助、増尾鼎、野口素寛
美術 - 佐谷晃能
編集 - 鍋島惇
助監督 - 小池要之助、崔洋一、飛河三義、成田裕介、原隆仁、中島芳人、高坂勉
音楽 - SHOGUN(CBSソニー)
音楽監督 - 鈴木清司
整音 - 建部日出夫
効果 - 熊川哲(東洋音響)
色彩計測 - 田村輝行、六川則夫、佐々木原保志、野村和正、杉本一海、大沢信吾
記録:伊藤溶子、高橋たつ子、今村治子、小澤洋子
制作担当 - 青木勝彦、小宮慎司、塙長之進、川崎隆
衣装 - 第一衣裳
美粧 - 入江美粧
録音 - にっかつスタジオセンター
現像 - 東映化学
演技事務 - 笹岡幸三郎
企画協力 - 佐藤祀夫(六月劇場)
協力 - MAZDA、ジャパンベスパ
技斗 - 高倉英二、松尾悟
アクション - グループ十二騎会
カースタント - 三石千尋とマイクスタントマンチーム、スリーチェイス
衣装協力 - エフワン、キャラバン
制作 - 東映芸能ビデオ
主題歌
オープニングテーマ:「Bad City」
作詞・作曲:Casey Rankin 編曲:大谷和夫 歌:SHOGUN
エンディングテーマ:「Lonely Man」
作詞:Casey Rankin 作曲:大谷和夫、芳野藤丸 編曲:大谷和夫 歌:SHOGUN
2曲ともシングル用、アルバム用、タイトルバック用、予告編用の4種類の音源が作られた。「Lonely Man」は、録音時には「Once Again」という仮題が付けられていた。なお、シングルでは「Lonely Man」がA面扱いになっている。
1997年には、SHOGUNの再結成第1弾シングルとしてリメイクされた。こちらは「Bad City」が1曲目になっている。
放送リスト
回 :放送日 :サブタイトル :脚本 :監督 :ゲスト
1 :1979年
9月18日 :聖女が街にやって来た :丸山昇一 :村川透 :緑魔子、熊谷美由紀、山谷初男、佐藤蛾次郎、団巌、三原玲奈、千うらら、高橋るみ、中平良夫、日和田春生、牛山茂、山田昌人、小寺大介、谷山三朗、川津亮太、大竹義夫、岡田勝、星野晃、花村優子
2 :9月25日 :サーフ・シティ・ブルース :那須真知子 :中島ゆたか、河原崎次郎、栗田洋子、藤木敬士、加藤大樹、関川慎二、深見博、橘雪子、小林アトム、田中修、三原玲奈、平田弘美、真辺了子、太田理香、和久井節緒、森愛、林ゆかり
3 :10月2日 :危険を買う男 :佐治乾 :西村潔 :倍賞美津子、藤木悠、長門勇、成瀬正、桑山正一、兼松隆、飛鳥めぐ、袖木隆太、森みどり、二家本辰巳、荻原紀、小見山玉樹、志水良雄、伊藤昌一、渡辺義之、今井久、真辺了子、平田弘美、三原玲奈
4 :10月9日 :暴力組織 :風間杜夫、山口美也子、江角英明、椎谷建治、清水健史、友金敏雄、桑原一人、松坂隆子、水木京一、谷口永伍、清水久美子、小川起世子、真辺了子、平田弘美、大友柳太朗
5 :10月16日 :夜汽車で来たあいつ :丸山昇一 :澤田幸弘 :水谷豊、原田美枝子、古尾谷雅人、村松英子、片岡五郎、沢田情児、結城マミ、高山千草、吉原正皓、三原玲奈、真辺了子、平田弘美、大川義幸、滝沢双、新井一夫、松沢司郎、古川隆、橘雪子
6 :10月23日 :失踪者の影 :柏原寛司
佐治乾 :西村潔 :亜湖、永島暎子、林ゆたか、今井健二、片桐竜次、殿山泰司、絵沢萠子、影山英俊、佐藤好江、北川レミ、溝口拳、深作覚、小野田覚悟
7 :10月30日 :裏街の女 :佐治乾 :澤田幸弘 :赤座美代子、舛田紀子、梅津栄、草薙幸二郎、たこ八郎、丹古母鬼馬二、広田正光、加藤茂雄、賀川修嗣、酒井郷博、矢野泰子、沢木美伊子
8 :11月6日 :暴走儀式 :中島紘一 :長谷部安春 :片桐竜次、八城夏子、加藤大樹、近藤宏、影山英俊、香山浩介、高品正広、浜口竜哉、北野清治、河野存臣、大川英二、吉田丈弘
9 :11月13日 :惑星から来た少年 :宮田雪 :澤田幸弘 :樹木希林、岸部一徳、トビー門口、山本由香利、森川誠、三谷昇、石山雄大、角友司郎、水本ちあき、三原玲奈、真辺了子、平田弘美、酒井郷博、森下明、城野勝己、清水忠一
10 :11月20日 :夜の仮面 :白坂依志夫 :長谷部安春 :田口久美、睦五郎、久富惟晴、北原義郎、内藤陳、横山あきお、森大河、佐藤了一、山本武、島桂子、辻村忍、章文栄、ルーシー加山、トミー青山、花村優子
11 :11月27日 :鎖の街 :丸山昇一 :西村潔 :岩城滉一、三浦リカ、飛鳥裕子、池乃ひろみ、内田稔、尾木まゆみ、大沢萬之介、檀喧太、森みどり、玉井謙介、宮城健太狼、高瀬将嗣、中平哲仟、伊豆見英輔、米津高明
12 :12月4日 :誘拐 :和久田正明 :加藤彰 :ホーン・ユキ、藤村有弘、関川慎二、岡本麗、ユセフ・トルコ、青山恭子、池田まさる、河合絃司、五條博、井尾地隆吉、赤木理恵、高山千草、渡辺義之、酒井郷博、エミリー岡田、ウィリー・トーシー、雪江由記、荻田晴美、荒川美智恵、田中美枝、石田久美子
13 :12月11日 :或る夜の出来事 :丸山昇一 :岸田森、工藤明子、野平ゆき、団巌、八代康二、木島一郎、大平忠行、作間功
14 :12月18日 :復讐のメロディー :那須真知子 :村川透 :范文雀、長谷川明男、村松克己、前野曜子、浜口竜哉、岩浪とも子、水木京一、橘田良江、江角英明
15 :12月25日 :脅迫者 :柏原寛司 :内田良平、明日香和泉、山本麟一、友金敏雄、畑中猛重、宇南山宏、大辻慎吾、幸英二、鈴木秀雄、山本武、有馬明良、中瀬博文、汐路章、草薙幸二郎、椎谷建治
16 :1980年
1月8日 :裏切りの遊戯 :内田栄一 :ジョー山中、根岸とし江、柄本明、小鹿番、長谷川弘、吉原正皓、高橋明、溝口拳、横山あきお、今村薫、鈴木朗夫、永谷悟一、今井久、星純夫、北川レミ
17 :1月15日 :黒猫に罠を張れ :宮田雪 :小澤啓一 :高品格、宮下順子、葉山良二、久遠利三、桑山正一、梅津栄、賀川修嗣、広瀬昌助、武央和也、恵千比呂、広田正光、滝川潤
18 :1月22日 :犯罪大通り :井戸昌雄 :ハナ肇、石橋蓮司、熊谷美由紀、谷本一、池田まさる、島村謙人、森愛、篠田薫、石崎晴子、小海とよ子
19 :1月29日 :影を捨てた男 :柏原寛司 :小池要之助 :鹿内孝、中島ゆたか、戸浦六宏、鹿沼えり、山本昌平、片桐竜次、佐藤蛾次郎、柄本明、佐藤晟也、檀喧太、橘雪子、広京子、川村京子、三原玲奈、平田弘美、真辺了子
20 :2月5日 :逃亡者 :桂千穂 :村川透 :清水健太郎、永島暎子、汐路章、江角英明、磯村健治、近藤宏、山谷初男、舛田紀子、大前均、森みどり、伊豆見英輔、高山彰、平野真理、吉宮慎一、川村京子
21 :2月12日 :欲望の迷路 :内田栄一 :風吹ジュン、岩城滉一、草薙幸二郎、三谷昇、浅香光代、玉村駿太郎、姿鐵太郎、広田正光
22 :2月19日 :ブルー殺人事件 :田中陽造 :澤田幸弘 :寺田農、片桐夕子、志賀勝、沢田情児、鶴岡修、結城マミ、かわいのどか、恵千比絽、伊尾地隆吉、和泉喜和子、北野清治、広田正光、金子勝美、新井英騎、芳村昭一郎、花田圭祐
23 :3月4日 :夕陽に赤い血を! :那須真知子 :結城しのぶ、田村亮、渡辺とく子、磯村健治、河合絃司、粟津號、幸英二、、玉井謙介、谷本小夜子、伊藤慶子、水木恵子、山本緑
24 :3月11日 :ダイヤモンド・パニック :宮田雪
大和屋竺 :小澤啓一 :加山麗子、多々良純、今井健二、天本英世、団巌、林ゆたか、草薙良一、丹古母鬼馬二、生島斎、広京子、恵千比絽、船場牡丹
25 :3月18日 :ポリス番外地 :佐治乾 :中尾彬、田島令子、池玲子、高城淳一、井上博一、片岡五郎、静ひろみ、鈴木誠一、木島一郎、溝口拳、広田正光、伊藤奈穂美、荒井英騎
26 :3月25日 :野良犬の勲章 :柏原寛司 :飛河三義 :峰竜太、水原ゆう紀、浜田晃、沖田駿一、丘なおみ、玉井謙介、溝口拳、水木恵子、角友司郎、河野存臣、渡辺義之
27 :4月1日 :ダウンタウン・ブルース :宮田雪 :小池要之助 :古尾谷雅人、岡本ひろみ、内田稔、藤山浩二、加藤大樹、原田力、友金敏雄、草薙幸二郎、広田正光、柄本明、橘雪子、八代康二、水木京一、賀川修嗣、森あい、橘田良江、山口頌嗣、北川レミ、高橋るみ、中島ゆたか、南原宏治
カテゴリ:
1979年のテレビドラマ
日本テレビ火曜9時枠の連続ドラマ
千代田区を舞台とした小説
探偵を主人公としたテレビドラマ
千代田区を舞台としたテレビドラマ
日本の小説
東映のテレビドラマ
松田優作
-探偵物語(松田優作,1979年)は、
о“1979年9月18日から1980年4月1日まで日本テレビ系列で全27話が放送されたテレビドラマ”
о“主演の松田優作の中期の代表作”
о“同一タイトルの映像作品として、同じく松田優作が探偵役で出演した1983年の映画『探偵物語』があるが、同作は赤川次郎の同名小説を原作として角川春樹事務所(旧)が製作した別作品であり、本作との関連はない”
о“私立探偵の工藤俊作が、街の仲間達の協力を得たり、彼を邪魔者扱いする刑事たちを手玉に取りつつ、様々な事件を捜査していく様を描いたドラマ”
о“実際の映像ではアドリブが頻発するなど、本気と冗談が入り混じった独特の世界観が築かれた”
о“第12話「誘拐」では工藤俊作がアドリブでカメラに向かって「日本のハードボイルドの夜明けはいつ来るんでしょうかね、小鷹信光さん」と問いかける一幕もあった”
о“口数が多くコミカルな演技は、サム・スペードやフィリップ・マーロウに代表されるシリアスでニヒルなハードボイルドのヒーロー像とは相当に毛色が異なっており、むしろリチャード・S・プラザーが生み出した海兵隊上がりの私立探偵、シェル・スコットやヘンリー・ケインが生み出したプレイボーイ探偵、ピーター・チェンバーズなど、いわゆる「通俗ハードボイルド」に登場する私立探偵に近い人物造形”
о“松田が担当した予告編ナレーションは独特の口調で語られたものだが、これもピーター・チェンバーズのシリーズを多く手がけた中田耕治の訳文を彷彿とさせる”
о“松田のナレーションは回を重ねるごとにエスカレートし、後半はあらすじがまともに紹介されず、撮影現場の裏事情、愚痴、共演者の悪口、松田自身の近況報告に終始するなど、楽屋ネタが連発された”
о“楽屋ネタは予告編だけでなく、ドラマ劇中でも、第17話での「お前ら、来週から来なくていい。プロデューサーさんにそう伝えとくわ」、第25話での「あと2回だと思うとファ〜ッとやる気が落ちるんだよ」など頻発した”
о“最終回は一転してシリアス色が極めて強いストーリーが展開された。予告も松田、成田、山西、監督の小池要之助の4人を被写体にした挨拶という内容だった”
о“局側は同時間帯のドル箱シリーズである『大都会』で定着したハードアクション路線の継承を要求していたが、最終的には松田の演技志向が優先される結果となった”
о“第3話ではカーチェイスシーンが挿入されており、同シーンにて工藤が「おいおい、まるで『大都会 PARTIII』じゃないか!」と前番組の余韻を皮肉るアドリブを披露していた”
о“第3話は最初に撮影され、当初第1話として放送予定だったが、後発の村川透監督の作品が「こちらの方が今の時代に合う」というプロデューサー全員の一致した意見で放送順が変えられた経緯がある”
о“製作主体は東映だが、スタッフルームは調布市のにっかつ撮影所内に設置されていた”
о“演出陣も前番組『大都会』と同じくニューアクション勢を中心とした日活出身者でほぼ占められ、他に東宝の西村潔と助監督昇進者が加わったのみで、東映出身者がゼロという点も異例である”
о“放送初期の視聴率は20%前後という高い水準で推移していたものの、中盤以降は10%台前半にまで大きく数字を落とすこととなり、当時アクション路線を強調していた日本テレビ火曜夜9時枠の作品としては異色作扱いされ、一時マイナー作品として見られていた”
о“松田が亡くなった直後に追悼企画として再放送されたのを機に新規のファンを増やす事となり、現在では松田の入門的かつ代表的作品として各方面に強い影響を与えている”
о“横浜で育ち、サンフランシスコで刑事をしていた過去を持つ。とある事件で仲間が殺された事で、その悲しみから仲間を作る事を恐れるようになり、日本に戻る”
о“「コーヒーに砂糖とミルクは入れない主義」、「午前中と日曜日は仕事をしない主義」、「職業蔑視はしない主義」、「手相は見ない主義」、「相手にかかわらず約束は守る主義」「家庭のトラブルは扱わない」など多くの主義を持つ”
о“愛飲している飲み物はシェリー酒(主にティオペペ)と酪農牛乳。また、コーヒーのブレンドにうるさい。ブルーマウンテン・キリマンジャロ・モカをブレンド(最終話でのマスター(柄本明)の台詞)。月に1回、一人で豪勢なディナーを食べるのがささやかな楽しみ”
о“最終話にて、殺された仲間の復讐を果たした後、終盤で男に刺されるが、その後の生死は不明”
о“かほり - 竹田かほり”
о“相木 マサ子 - 倍賞美津子”
о“服部刑事 - 成田三樹夫”
-という。(つづく)<記2021年2月24日>〈22,891Byte〉