バート・ランカスター(188cm,1913年-1994年(80歳没))は-
 о『OK牧場の決斗』1957(44歳)
 -にて、
 оバート・ランカスター(44歳)が伝説的保安官のワイアット・アープ
 -を、
 оカーク・ダグラス(41歳)が賭博師ドク・ホリデイ
 -を演じた。共演の、
 оカーク・ダグラス(175cm,1916年-2020年(103歳没))
 -は、
 оはまり役
 -であったと思う。
★OK牧場の決斗(バート・ランカスター,1957年)
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曖昧さ回避 :この項目では、1957年の映画について説明しています。史実や、本作以外の関連作品については「OK牧場の決闘」をご覧ください。
OK牧場の決斗
Gunfight at the O.K. Corral
監督:ジョン・スタージェス
脚本:レオン・ユリス
原案:ジョージ・スカリン
製作:ハル・B・ウォリス
出演者:バート・ランカスター
カーク・ダグラス
ロンダ・フレミング
音楽:ディミトリ・ティオムキン
撮影:チャールズ・ラング
編集:ウォーレン・ロウ
製作会社:パラマウント映画
配給:パラマウント映画
公開:アメリカ合衆国 1957年5月30日
日本 1957年7月3日
上映時間:122分
製作国:アメリカ合衆国
言語:英語
配給収入:1億8895万円 日本
『OK牧場の決斗』(オーケーぼくじょうのけっとう、Gunfight at the O.K. Corral)は、1957年のアメリカ合衆国の西部劇映画。パラマウント映画製作・配給。1881年にアリゾナ準州トゥームストーンで実際に起こった銃撃戦(いわゆる「OK牧場の決闘」)を題材とした数々の西部劇映画のうちで最も有名といえる作品である。
監督はジョン・スタージェスバート・ランカスターが伝説的保安官のワイアット・アープを、カーク・ダグラスが賭博師ドク・ホリデイを演じ、音楽はディミトリ・ティオムキンで主題歌をフランキー・レーンが唄っている。
目次
1 映画の題名
2 登場人物
3 キャスト
4 エピソード
5 決斗3部作
6 脚注
7 外部リンク
映画の題名
「OK牧場の決闘」は史実の事件名としても使われる呼称であるが、正確には「OK牧場」は一般的な意味での牧場ではなく単なる家畜の囲い場である。詳しくはOK牧場の決闘の項を参照のこと。
登場人物
ワイアット・アープ
ドッジシティの保安官裁判官も務める昔は荒くれだったため敵が多く、保安官でありながら首に金を掛けられ、狙っている者もいる。本人曰く、他人の世話になるのが大嫌い。
フォート・グリフィンの町民にリンチにかけられようとしていた札付きの人殺し・ドクを、保安官という立場上助ける。その後ドクは「借りを返す」としてワイアットの窮地を救い、犯罪者と保安官という立場でありながら互いの信頼関係を芽生えさせていく。そんな中、同じく保安官を務める兄からの要請を受け、クラントン兄弟の取り締まりのためにトゥームストンへ向かう。
ドク・ホリデイ
元は名家出身の歯科医だったが、現在はギャンブラーに落ちぶれ、殺人も犯して数々の町を追い出されてきた嫌われ者の男早撃ちとナイフ投げの達人。飄々とした性格ながら義理堅い一面を持ち、特に親の事は尊敬している。両親の写真を入れた懐中時計を持っている他、ケイトが自分のことで親の事も悪く言った際にはナイフを投げて脅したことがある。「自分以上の早撃ちに撃たれて死にたい」と口にするが、肺を病んでいる
ワイアットとは立場上は敵対しているが、互いに認め合う奇妙な友情関係を持ち始め、ケイトを巡って因縁の出来たリンゴがクラントン兄弟に加担したこともあってワイアットと共にトゥームストンへ向かう。ちなみに10年前に歯科医としてワイアットを治療したことがある。
ケイト・フィッシャー
ドクの恋人。情婦。ドクとは気性の荒い者同士で喧嘩をすることもあるが、献身的な気持ちは抱いており、危ないことをしようとした際には真剣に止めることも多々ある。
ローラ・デンボー
ドッジシティに流れ着いた女賭博師。町の風紀を乱したとしてワイアットに逮捕されるも、ワイアットは彼女に心惹かれる。
アイク・クラントン
トゥームストンのカウボーイでクラントン3兄弟の長男。メキシコで盗んだ牛を売りさばこうとしている。因縁の相手であるアープ兄弟を始末すべく、OK牧場での決闘を申し込んだ。
ビリー・クラントン
クラントン兄弟の末弟。母親思いで心根の優しい青年だが、ならず者だった亡父や兄たちに影響される形で悪事に加わる。
ジョニー・リンゴ
ケイトの客の1人。ケイトには愛情があり、ドクに対抗意識を燃やして挑発する。傲慢な一面もあるが、ドクと決闘をする際に銃を持っていなかったドクに銃を渡して勝負しようとするなど、正々堂々とした一面も持っている。なお、ジョニー・リンゴは史実としての「OK牧場の決闘」には加わってはいない。拠ってこの戦いで亡くなってもいない。
マクローリー兄弟
トムとフランク。クライトン兄弟側についた。
コットン・ウィルソン
郡の保安官。公僕一筋25年間の職歴を持つベテラン。若い頃はかなりのガンマンだったようで、10年前にオクラホマシティの酒場で名だたる早撃ち三人を倒した実力者だったというが、年を経るにつれ割に合わない仕事だと思うようになり、現在は悪党と取引して怠惰な生活を送っている。
チャーリー・バセット
保安官助手。ワイアットの部下。
ヴァージル・アープモーガン・アープジェームズ・アープ
ワイアットの兄弟。保安官トゥームストンの保安官を務める長兄ヴァージルとクラントン兄弟との確執が激化したため、兄弟でトゥームストンに集まった
エド・ベイリー
フォート・グリフィンでドクを狙った殺し屋。気性の荒い性格。弟がいたが喧嘩でいざこざを起こした。左利きで左のブーツに銃を忍ばせている。
シャンハイ・ピアースの一味
酒場を襲撃しに来た荒くれ者のカウボーイたち。ウィチタで銃を振り回し、ワイアットに2、3回張り倒された。多勢の部下がいるにもかかわらず、ワイアットとドクの二人を相手にしたときには途端に弱腰になるなど、根は小心者。
キャスト
役名 :俳優 :日本語吹替
テレビ東京版 :日本テレビ版 :テレビ朝日旧版 :テレビ朝日新版
ワイアット・アープ :バート・ランカスター :久松保夫 :青木義朗 :宍戸錠 :瑳川哲朗
ドク・ホリデイ :カーク・ダグラス :宮部昭夫 :中谷一郎 :宮部昭夫
ローラ・デンボー :ロンダ・フレミング :武藤礼子 :水原英子 :武藤礼子 :沢田敏子
ケイト・フィッシャー :ジョー・ヴァン・フリート :京田尚子 :北村昌子 :富田恵子
ジョニー・リンゴ :ジョン・アイアランド :小林清志 :日高晤郎 :寺島幹夫 :麦人
アイク・クラントン :ライル・ベトガー ::渡部猛 ::渡部猛
ビリー・クラントン :デニス・ホッパー ::東富士郎 ::堀内賢雄
コットン・ウィルソン :フランク・フェイレン ::内田稔 ::千葉耕市
チャーリー・バセット :アール・ホリマン :佐々木功 :荘司肇 ::大塚芳忠
シャンハイ・ピアース :テッド・デ・コルシア ::北山年夫 ::中庸助
ジョン・ シャンシー :ジョージ・マシューズ ::加藤正之 ::藤本譲
ヴァージル・アープ :ジョン・ハドソン ::嶋俊介 ::嶋俊介
モーガン・アープ :デフォレスト・ケリー ::筈見純 ::小島敏彦
ジェームズ・アープ :マーティン・ミルナー ::::速水奨
エド・ベイリー :リー・ヴァン・クリーフ ::寺島幹夫 ::銀河万丈
トム・マクローリー :ジャック・イーラム ::池田勝 ::秋元羊介
テレビ東京版:初回放送1975年4月3日 21:00-23:25『木曜洋画劇場』
日本テレビ版:初回放送1977年11月2日 21:00-23:24『水曜ロードショー』 ※DVD収録、正味116分
その他キャスト:大久保正信、藤城裕士、藤井敏夫、辻由美子、津田延代、仲木隆司、村山塁
演出:加藤敏、翻訳:木原たけし、効果:TFCグループ、制作:東北新社
テレビ朝日旧版:初回放送1979年12月2日21:00-22:54『日曜洋画劇場』
テレビ朝日新版:初回放送1985年5月19日21:02-22:54『日曜洋画劇場』
その他キャスト:伊井篤史、島香裕、島美弥子、広瀬正志、村松康雄、平林尚三
演出:佐藤敏夫、翻訳:宇津木道子、効果:桜井俊哉/遠藤堯雄、調整:小野敦志、担当:猪谷敬二、制作:東北新社
エピソード
カーク・ダグラス自伝『くず屋の息子』下巻によると(自身は口にしなかったが)ランカスターが出演を承諾したのはあと1本でハル・B・ウォリスとの契約が満了に成るかららしいと記されている
この映画はヒットしてジョン・スタージェス監督の代表作の一つとも評されたがスタージェス自身は作品の内容に不満で、後に史実に近い形で『墓石と決闘』(Hour of the Gun, 1967年)でワイアット・アープとドク・ホリデイの物語を作り直した。それ以外にもOK牧場の決闘を扱った西部劇作品は数多くある。
アイク・クラントン牧場と家屋セットはディーン・マーティンと ジェリー・ルイス主演の『底抜け西部へ行く』(1956年製作)のプロローグに登場する物と同じである。
決斗3部作
この作品に下記の2作品を加えて、ジョン・スタージェス監督の「決斗3部作」と呼ばれている。
ゴーストタウンの決斗
ガンヒルの決斗
脚注
^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)139頁
^ 日本での初公開時の題名は「OK牧場の決闘」であり、その後リバイバル公開では「決斗」という文字が使われている。現在各種資料ではどちらの文字も使用されているが、ここでは史実としてのOK牧場の決闘と分けるため映画の題名を「決斗」としている。なお「荒野の決闘」もリバイバル公開時には「荒野の決斗」と表記されていた。
^ 川本三郎・瀬戸川猛資・和田誠『今日も映画日和』(文藝春秋)で川本は決闘があった町がトゥームストーン(墓石)なので、そこから採ったタイトルだろうといい、瀬戸川は「意図的な誤訳でしょうね」という。
外部リンク
OK牧場の決斗 - allcinema
OK牧場の決斗 - KINENOTE
Gunfight at the O.K. Corral - オールムービー(英語)
Gunfight at the O.K. Corral - インターネット・ムービー・データベース(英語)
ジョン・スタージェス監督作品
1940年代
The Man Who Dared(1946)
Shadowed(1946)
Alias Mr. Twilight(1946)
For the Love of Rusty(1947)
Keeper of the Bees(1947)
The Sign of the Ram(1948)
Best Man Wins(1948)
The Walking Hills(1949)
1950年代
The Capture(1950)
Mystery Street(1950)
Right Cross(1950)
The Magnificent Yankee(1950)
Kind Lady(1951)
The People Against O'Hara(1951)
It's a Big Country(1951)
The Girl in White(1952)
人妻の危機(1953)
Fast Company(1953)
ブラボー砦の脱出(1953)
日本人の勲章(1955)
海底の黄金(1955)
The Scarlet Coat(1955)
六番目の男(1956)
OK牧場の決斗(1957)
ゴーストタウンの決斗(1958)
老人と海(1958)
ガンヒルの決斗(1959)
戦雲(1959)
1960年代
荒野の七人(1960)
愛するゆえに(1961)
荒野の3軍曹(1962)
忘れえぬ慕情(1962)
大脱走(1963)
サタンバグ(1965)
ビッグトレイル(1965)
墓石と決闘(1967)
北極の基地/潜航大作戦(1968)
宇宙からの脱出(1969)
1970年代
シノーラ(1972)
さらばバルデス(1973)
マックQ(1974)
鷲は舞いおりた(1976)
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ディミトリ・ティオムキンの作曲映画
ワイアット・アープを題材とした作品

 -バート・ランカスター(188cm,1913年-1994年(80歳没))は、
 о“1957年のアメリカ合衆国の西部劇映画”
 о“1881年にアリゾナ準州トゥームストーンで実際に起こった銃撃戦(いわゆる「OK牧場の決闘」)を題材とした数々の西部劇映画のうちで最も有名といえる作品”
 о“監督はジョン・スタージェス”
 о“バート・ランカスターが伝説的保安官のワイアット・アープを、カーク・ダグラスが賭博師ドク・ホリデイを演じ”
 о“正確には「OK牧場」は一般的な意味での牧場ではなく単なる家畜の囲い場である”
 о“ワイアット・アープ”
 о“ドッジシティの保安官”
 о“裁判官も務める”
 о“昔は荒くれだったため敵が多く、保安官でありながら首に金を掛けられ、狙っている者もいる”
 о“フォート・グリフィンの町民にリンチにかけられようとしていた札付きの人殺し・ドクを、保安官という立場上助ける”
 о“ドクは「借りを返す」としてワイアットの窮地を救い、犯罪者と保安官という立場でありながら互いの信頼関係を芽生えさせていく”
 о“ドク・ホリデイ”
 о“元は名家出身の歯科医だったが、現在はギャンブラーに落ちぶれ、殺人も犯して数々の町を追い出されてきた嫌われ者の男”
 о“早撃ちとナイフ投げの達人”
 о“「自分以上の早撃ちに撃たれて死にたい」と口にするが、肺を病んでいる”
 о“ワイアットとは立場上は敵対しているが、互いに認め合う奇妙な友情関係を持ち始め、ケイトを巡って因縁の出来たリンゴがクラントン兄弟に加担したこともあってワイアットと共にトゥームストンへ向かう”
 о“ジョニー・リンゴは史実としての「OK牧場の決闘」には加わってはいない”
 о“ヴァージル・アープ”
 о“モーガン・アープ”
 о“ジェームズ・アープ”
 о“保安官”
 о“トゥームストンの保安官を務める長兄ヴァージルとクラントン兄弟との確執が激化したため、兄弟でトゥームストンに集まった”
 о“この映画はヒットしてジョン・スタージェス監督の代表作の一つとも評されたがスタージェス自身は作品の内容に不満で、後に史実に近い形で『墓石と決闘』(Hour of the Gun, 1967年)でワイアット・アープとドク・ホリデイの物語を作り直した”
 о“OK牧場の決斗(1957)”
 о“ゴーストタウンの決斗(1958)”
 о“ガンヒルの決斗(1959)”
 -が、3大決斗であり、黒沢の、
 о“荒野の七人(1960)”
 -を挟んで、
 о“墓石と決闘(1967)”
 -が決着。(つづく)<記20年7月21日>〈13,362Byte〉