当時-
 о大人気のフランス娘のソフィー・マルソー
 -が登場した、
 о駄作
 -に近い作品。
 о009
 -も登場。

007 ピアース・ブロスナン③ソフィー・マルソー(1999年11月22日)ワールド・イズ・ノット・イナフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
007 ワールド・イズ・ノット・イナフ
007 The World Is Not Enough
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監督    マイケル・アプテッド
脚本    
ニール・パーヴィス
ロバート・ウェイド
ブルース・フィアステン
原案    
ニール・パーヴィス
ロバート・ウェイド
製作    
マイケル・G・ウィルソン
バーバラ・ブロッコリ
出演者    
ピアース・ブロスナン
ソフィー・マルソー
デニス・リチャーズ
ロバート・カーライル
音楽    デヴィッド・アーノルド
主題歌    「The World is Not Enough」
ガービッジ
撮影    エイドリアン・ビドル
編集    ジム・クラーク
配給    アメリカ合衆国 MGM
UIP
公開    イギリス 1999年11月22日
2000年2月5日
上映時間    127分
製作国    イギリス
アメリカ合衆国
言語    英語
製作費    $135,000,000
興行収入    $361,832,400 世界
$126,943,684 アメリカ合衆国 カナダ
19億9000万円 日本
前作    007 トゥモロー・ネバー・ダイ
次作    007 ダイ・アナザー・デイ
『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』(ダブルオーセブン ワールド・イズ・ノット・イナフ、The World Is Not Enough)は、マイケル・アプテッド監督のスパイアクション映画。1999年に公開。007シリーズ第19作。日本での公開は2000年2月5日。
ストーリー
ボンドは、石油王ロバート・キング卿の大金を回収する事に成功。キング卿が大金を確認するためMI6を訪れる。Mへ任務の経過を報告している最中に、ボンドはその大金に罠が仕掛けられていることに気づき止めようとするが間に合わず、キング卿は爆死した。ボンドは犯人と思われる女暗殺者を追うが、激しいボートチェイスの末、女暗殺者は「彼からは逃げられない」とい言葉を残して自爆する。
真犯人は009に銃弾を頭に撃ち込まれるも死なず、そのせいで痛みを感じない体となった不死身のテロリスト「レナード」だと睨んだMI6は、キング卿の娘であり、レナードに誘拐された経験があるエレクトラ・キングが次に狙われると判断。ボンドに彼女の警護を命じる。
そんな時、廃棄される予定の核弾頭がレナードによって盗まれ、キング社の石油パイプラインに仕掛けられる。ボンドは、科学者のクリスマス・ジョーンズや元KGBのヴァレンティン・ズコフスキーらと協力しながら、レナードを追ううちにレナードの背後に潜む本当の黒幕と石油独占計画を知る。
スタッフ
監督 - マイケル・アプテッド
製作 - マイケル・G・ウィルソン、バーバラ・ブロッコリ
原案 - ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド
脚本 - ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド、ブルース・フィアステン
音楽 - デヴィッド・アーノルド
主題歌 - ガービッジ
撮影 - エイドリアン・ビドル
編集 - ジム・クラーク
プロダクション・デザイン - ピーター・ラモント
美術 - ニール・ラモント
特殊効果 - クリス・コーブルド
視覚効果 - マラ・ブライアン
メインタイトル・デザイン - ダニエル・クレインマン
キャスト
ジェームズ・ボンド - ピアース・ブロスナン
エレクトラ・キング - ソフィー・マルソー
ロバート・キング - デヴィッド・カルダー
クリスマス・ジョーンズ - デニス・リチャーズ
ヴィクター・ゾーカス(通称:レナード)- ロバート・カーライル
ヴァレンティン・ズコフスキー - ロビー・コルトレーン
ブル - ゴールディ
M - ジュディ・デンチ
チャールズ・ロビンソン - コリン・サーモン
Q - デスモンド・リュウェリン
R - ジョン・クリーズ
マネーペニー - サマンサ・ボンド
タナー - マイケル・キッチン
カジノの客 - 森川美穂
ドクター・ウォームフラッシュ - セレナ・スコット・トーマス
アーコフ博士 - ジェフ・ナットール
興行成績
本作は1999年の映画の世界興行成績で第8位を記録し、インフレ率を考慮しない場合、前々作の『007 ゴールデンアイ』を超えるシリーズで過去最高の興行成績となった。
主題歌
アメリカのロック・バンド、ガービッジが起用され主題歌を担当した(ヴォーカルのシャーリー・マンソンはイギリス出身)。イギリスの「ミュージック・ウィーク」誌では、最高位11位を獲得しているが、アメリカではチャート入りを果たせなかった。同サウンドトラック・アルバムもチャート入りを逃している。
キャラクター、キャストなど
複雑化した現代社会を描いており、シリーズの中では、やや複雑なストーリーとなっている。
ブロスナンのシリーズでは初めてシリアス路線となっており、ボンドも無抵抗の敵の下っ端を射殺するなど、ハードな部分が多く、その分ボンドの恒例のジョークはあまり登場しない。アクションシーンも冒頭のボートチェイス以降はやや地味なものが多くなっている。デヴィッド・アーノルドが担当した音楽もそれまでより不気味さ・冷たさ・哀愁を漂わせるものが多い。
本作はメトロ・ゴールドウィン・メイヤー75周年記念作品だった。
MI6のスコットランド支部として登場するセイン城では初代Mを演じたバーナード・リーの肖像画が掛けられている。
劇中でQは引退することをボンドに告げ、Rを紹介してボンドに別れの言葉を述べる。これはQを演じるデスモンド・リュウェリンが年齢を理由に俳優業からの引退を表明したため。Rがエレベーターで上がりながら登場するのに対してQがエレベーターで下に下がって退場する、という象徴的な場面がある。さらに、ラストでRはMI6の一同とともにいるが、いつもいるはずのQがそこにいないのも同様の演出。なお、Rとはボンドがジョークとして言ったものであり、キャスト表にもRと明記されているだけで、彼が本当にRと呼ばれていたかは不明。
公開前からQ引退の噂は世界中のファンの間で話題になっており、リュウェリンの続投を望むファンの声は多かったが、撮影終了の6週間後に彼は交通事故で死亡してしまったため叶わぬものとなり、本当に本作が彼の遺作となってしまった。
MI6のスコットランド支部ではボンドが好意を抱いている医師のモリー・ワームフラッシュ博士がいる。ボンドの誘惑に負け、情熱的な昼下がりを過ごすとボンドに「健康証明証」を発行し、マネーペニーに嫌味を言われてしまう。
本作は、メインのボンドガールが死亡する数少ない作品。他にも『女王陛下の007』、『カジノ・ロワイヤル』でもメインのボンドガールが死亡するが、それらとは違ってボンド自身が任務遂行のため射殺する点で大きく異なる。ボンドが自らの手で女性を射殺したのもシリーズ史上初めてであった。
秘密兵器
ワルサーP99、メガネのボタンを押すと炸裂し、相手を怯ませることができる。
オメガ「シーマスター ダイバー 300M」を着用。前作と同じ機種を使用している。文字盤が点灯し、非常灯となる。また、フックのついたワイヤーを発射し、それを巻き取って身体を持ち上げ脱出する、といった機能を持つ。
ボンドカーとしてBMW・Z8が使用される。ミサイル、遠隔操作機能を搭載。2人乗りであるが、カップホルダーが6つ取り付けてある。襲ってきた敵のヘリを1機撃墜した後、2機目のヘリコプターカッターにより真っ二つに切断される。あまりにも無残なボンドカーだが、真っ二つになった車はシボレー・コルベットに精巧な模型を被せた物である。なお、この作品以降BMW社が英国ローバー社の経営から撤退し契約を更新しなかったため、BMWは使われなくなった。
映画の冒頭ではボンドカーのZ8以外に、Qボートが登場する。装備は、潜水機能やジェットエンジン、最新型魚雷、ロケット発射機、GPS人工衛星追跡機能など。またジェットエンジンを付加して、市街地を滑走するシーンもある。
またこのボートの登場シーンは当初、オープニング・クレジットの直後に登場する予定だった。しかし、試写会の後の批評ののちに、クレジットの直前に変更された。そのため、歴代の作品の中でアバン・タイトルの時間が一番長い。
ボンドのスキースーツはエスケープポッドとなっていて、ボンドとエレクトラはこれで雪崩から逃れた。
Visaのクレジットカードから飛び出すロックピック。
X線メガネ。着用すると隠し持っている銃やナイフを目視できるようになる。
ズコフスキーの杖は仕込み銃になっている。
その他
歌手の森川美穂がカジノの客としてカメオ出演している。
「ワールド・イズ・ノット・イナフ」(世界を手に入れてもまだ足りない)はボンド家の家訓。劇中でもボンドが囚われ拷問されているさいに口走っている。『女王陛下の007』ではボンドが紋章院を訪ね、この語句が書かれた紋章が先祖のものだと教えられるくだりがある。
日本公開版のみ、エンディングテーマソングがLUNA SEAの「Sweetest Coma Again feat.DJ KRUSH」に変更されている。
エンドクレジット直前に「JAMES BOND WILL RETURN」の文字が入っている(通常はエンド・ロールの最後に「次回作でまたお会いしましょう」という日本語字幕と共に表示されている)。
デニス・リチャーズは本作でゴールデンラズベリー賞の最低助演女優賞を受賞する結果となった。
NINTENDO64のゲームソフト、ゴールデンアイは有名であるが、本作を題材にしたNINTENDO64ソフトも存在することはあまり知られていない(日本では未発売のため)。システムなどはほぼ同一であるが、発売元はレア社ではなくエレクトロニック・アーツ。
レナード役には、当初ゲイリー・オールドマンが候補に上がっていた。
日本版DVDではオープニングやレナードのホログラム、ズコフスキーの工場にヘリカッターが出現する場面などで字幕が極端にずれている症状がある。これは不具合やミスではなく、シーンの舞台裏を表示できるシークレット・アクセス機能と字幕との共存ができなかったためである。
日本語吹替
役名     俳優     VHS/DVD/BD版     テレビ朝日版
ジェームズ・ボンド     ピアース・ブロスナン     横島亘     田中秀幸
エレクトラ     ソフィー・マルソー     山崎美貴     佐々木優子
クリスマス     デニス・リチャーズ     藤貴子     佐藤あかり
レナード     ロバート・カーライル     諸角憲一     古川登志夫
M     ジュディ・デンチ     森田育代     沢田敏子
マネーペニー     サマンサ・ボンド     加藤優子     佐藤しのぶ
Q     デスモンド・リュウェリン     田口昂     北村弘一
R     ジョン・クリーズ     島香裕     塚田正昭
ズコフスキー     ロビー・コルトレーン     手塚秀彰     玄田哲章
ブル     ゴールディ     緒方文興     後藤敦
ロバート・キング卿     デヴィッド・コールダー         稲垣隆史
ダヴィドフ     ウルリク・トムセン     柳沢栄治     大塚芳忠
ビル・タナー     マイケル・キッチン     御友公喜     福田信昭
チャールズ・ロビンソン     コリン・サーモン         佐々木誠二
ラシェーズ     パトリック・マラハイド         小島敏彦
シガー・ガール     マリア・グラツィア・クチノッタ         安藤みどり
モリー・ウォームフラッシュ     セレナ・スコット・トーマス     園田恵子     入江純
アカキエビッチ大佐     クロード=オリヴィエ・ルドルフ     廣田行生     山野井仁
ガボール     ジョン・セル         西凜太朗
アルコフ博士     ジェフ・ナトール     島香裕     関貴昭
パイプライン技術者     ジミー・ルズーニス         伊藤和晃
通信士     クローシュ・アサド     中田雅之     田中完
 -わたしは、
 оフランス娘
 -は、あまり、
 о好かない
 -のであった。(つづく)<記19年11月30日>〈9,585Byte〉