会社員から教員になってみて、一番疑問に思ったのは「部活顧問」です。
・教育課程外である部活動
・勤務時間外の部活動
…の顧問を本当に全員でやらなければならないのだろうか?という疑問。
会社員時代も
もちろん繁忙期や何かあった時は残業していました。
でも、
「支店長(校長)が、
ほぼ毎日恒常的に残業が決定的になるような業務(部活顧問)を
支店のヒラ社員全員に命じる」
…というのが、会社員感覚ではカルチャーショック!でした。
(親が教員の家庭で育った人は、違和感ないのかも?)
現在は全日制で勤務しているのですが、最初の年は文化系部活(地区・全国大会の引率補助)と運動系部活の2つの顧問を兼務していました。
その他土曜講習、夏期講習や土曜の模試の監督もあり、分掌の仕事もあって夏休み中は14連勤でした。
夜間勤務から異動したばかりで生活時間が変わったことも相まってか、体を壊し胃腸科に通院し服薬していました。
●勤務時間外に働き続けて、心身の健康は保てるのか?
毎年必ず誰かが倒れたり入院したりする職場です。人間だから気を付けていても病気になることは当然ありますが、突発的に誰かが居なくなった負担を周りが被り、それがさらなる心身の不調を生むことも事実です。
●部活の数は調整されているのか?
同地域の他の高校では部活の顧問の兼務というのは無いので、恐らく長い期間をかけて教員減になってきたものの、部活の数を整理してこなかったのでは?と思っています。
この「顧問兼務」も着任したばかりの事情がわからない教員や、断りにくい若手の教員や臨時採用の教員に重たい部活をさらに兼任させていることから、
元々いるベテラン教員や子育てが終わった世代の教員も引き受けたがらないのではと見ています。
前任校では1つの部活に対して4名ずつの顧問が割り当てられていて、負担を4名で分散できるほか、組合の働きにより部活の数は教員数に対して一定に絞られていました。
●部活顧問をやりたい人もいるのは事実です。
・自らが高校時代に部活で良い経験をしたので、生徒にもそうさせたい。
・部活をやりたいから教員になった。
・土日に家庭にいるより、学校で顧問をしている方が良い。
・部活で成果を出すことがやりがいになっている。
ただこれを本当に全員でやらないといけないのだろうか?と思います。
家に帰って夕飯を作らなくてはいけない(子ども、病気や高齢の家族がいる)人もいます。勤務時間を過ぎても2時間以上学校にいるのは無理です。
●親が病気になると部活どころではなくなった
私は今回母が病気で入院・手術をすることになりました。手術の説明を受けたり、荷物など必要なものを持って行ったり、手術時の同伴と術後説明を受け、体調が悪い父親の様子を見に行き買い物などの手伝いをし、退院時に付き添い洗濯などの家事を行うという立場を経験したのですが、
通常の業務(授業準備、生徒の相談面談、分掌・年次の仕事など)に支障をきたさないように、普段よりも多く、平日の遅い時間・週末の自宅で仕事をして業務量を調整しました。
もし運動系部活を持っていたら、私まで体を壊していたと思います。本当に今年度は運動系の部活が当たっていなくてありがたかったです。
●科目間で業務の負担に差があるかも?
実技系科目(体育・芸術など)の教員で、部活動が当然教育活動の一環であると考えている方はもちろん多くいるでしょう。そういった考えに反対する気はありません。
そういった教科の教員は、ご自身も学生時代に部活をしてスキル等を磨かれていたと思います。
ただ私個人としては、国数英の教員が運動系部活の顧問をするのはキツいのでは…?と思っています。
国数英の3教科は毎回(土曜・夏・冬・春)講習があり、長期休み明けの実力テストも国数英のみ、定期テストの採点枚数も必履修の生徒数が多いので他より多そうな気がします。また、学校によると思いますが推薦・編入試の問題作成もあります。
…もしかすると他の教科よりも業務が多いのでは?と感じています。(傲慢な考えでしょうか…?)

教員志望者の不足が問題になっていますが、こういった問題を解決していくことが最優先されるべきではないかと思います。
そして迅速に今年度から教員免許更新制を撤廃し、
一度は免許が失効したと思って教職を離れたみなさんにも戻っていただき、
力を貸していただきたいです…。
(特に地方の小学校では深刻な人不足の問題があります。)
みなさんはどう思われますか?