分譲賃貸が競売にかけられてしまった![ガーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/020.png)
2年ちょっと前から、都内某所の単身者向け分譲賃貸に住んでいて、
去年の中頃に、賃貸借契約を更新。
その直後に、裁判所からのお知らせキター
現在、物件落札者から6ヶ月の猶予をもって立退を迫られています
2021年7月 賃貸借契約更新
2021年8月 物件の競売が決定
2021年9月 突然裁判所からのお知らせが来て、平日に仕事休んで物件調査の立ち会いをさせられる。
2022年1月 競売&開札 私が住んでいるマンションは、某不動産投資会社が落札。
まだ所有権の移行も何もしてないうちに、威圧的に立退を迫られる
2022年2月末 買受人が代金を支払って、元貸主は所有権を失うが、管理会社から一切連絡がない!このまま家賃払えってか!買受人のアドバイスで、2月分支払った後家賃引き落としこっちで止めてやったは
2022年3月始め、相変わらず管理会社から連絡なし。
敷金持ち逃げするってか!
2022年3月4日 管理会社宛に内容証明発射
2022年3月7日 家賃保証会社から、家賃支払いの督促が来る
2022年3月末 元大家相手に少額訴訟をおこす
2022年5月中旬 相手不在のまま少額訴訟終了(答弁書も出さず、出廷もしなかった)
2022年7月 元大家への財産開示請求を行う(←イマココ)
少額訴訟が使えるのは、60万円以下の金銭の支払いを求める事件に限ります。
60万円を超える場合は、普通の民事裁判です。
メリット:訴訟が簡単に起こせる、費用が少額、弁護士不要、基本1回で結審。
デメリット:請求金額が60万円まで、本人訴訟だと、自分で書類書きから証拠書類作成から全部やるから大変、1回で結審なので、「あの証拠も出せばよかった」みたいなことがあってもリベンジ不能、被告が求めた場合は通常の民事訴訟に移行してしまう(一気に面倒になる)、結果に不服の場合は、もう一回審理があるが、そこで出た判決に従うしかない、1つの裁判所で1年に10回までしか使えない。
なんかこう書くと、デメリットの方が多く見えますが、素人一般人にとってはメリットの方が大きいです。
最大のメリットは、被告に「裁判で訴えられた」という精神的プレッシャーを与えられることでしょうか。
さて、少額訴訟に必要な書類ですが、今回は、
原告:個人で本人訴訟 被告:個人 ということで、こうなりました。
1. 訴状:裁判所に各種事例の訴状書式(必要なところを埋めて、チェックすれば簡単に作成できるすぐれもの)がありましたが、私のケースで使える訴状書式がなかったので、この場合はWordで自分で作文です。一応、事例が近い書式を一部使わせてもらいました。
これを、裁判所用1通+被告人の数。
今回は被告人1名なので、計2通。2ページ以上になる場合は、それぞれ左側2箇所をホチキスで止めた上、最初のページの一番上に捨印。
2. 当事者の表示:これも裁判所用1通+被告人の数。裁判所の書式を使用。原告と被告の氏名と住所を書いたもの。ページ上部に捨印。
3. 証拠書類:裁判所用1通+被告人の数。審理は基本1回なので、出せるだけ証拠は出しておく。全て原本のコピーで可。ただし、裁判当日は原本を持参した方がいい。尚、紙で提出できないもの(録音、録画など)は裁判当日に裁判官に見せる機会はあるので、多分「こういうのがあります」と書いたリストを出せばいいかと。
4. 手数料と予納切手:手数料は、請求額によって異なります。今回私の請求は50万以上60万未満だったので、6000円。収入印紙で納付します(訴状書式に貼り付け箇所あり)。予納切手は、裁判所から原告、被告への書状送付に使われる切手で、裁判所が定める通りの組み合わせで購入して、訴状と一緒に提出します。少額訴訟は5200円分、内訳は
500円を5枚
100円を10枚
84円を10枚
50円を10枚
20円を10枚
10円を10枚
5円を10枚
2円を5枚
で、被告人が1人増えるごとに、2500円分追加です。
これは、この通りメモを書いて、郵便局の窓口でお願いすれば、郵便局員さんが必死で数えて揃えてくれます。
裁判終了後、余りは返してもらえます。ちなみに、切手5200円も何に使うのか?ほとんど、「特別送達」です。判決文を送付する際の特別な郵便です。私に来たやつの切手数えたら、定型の封筒で1099円でした
これらを揃えて、郵送でも訴状は出せます。
注意事項:書類は全て、自分用のコピー一部用意しておきましょう。裁判当日に、裁判所、被告人が持っているのと同じ証拠書類を持っていないと、話がややこしくなります。
この中で最も大変だったのが、証拠書類の作成。私の場合、賃貸借契約書をコピーしまくり、前の引っ越しの請求書やらなんやら。同じのを二部、さらに自分用ということで、地味に面倒でした。
何とか書類を作成して、裁判所へ発送!
ただ、この先が長かった。。。
To be continued...