晴れて大学生になった雪穂と、裏社会の住人となった亮司。
正直、送金は戸籍すらない亮司の方にこそ必要な気がするんですが。
彼にとってはそれが唯一の雪穂へのアピール方法なんですね、きっと。
絆が立ち消えてしまうのを防ぎたいという思いが、彼にあそこまでさせているような気がしました。

会わない方がいい、どこにいるか知らない方がいい。
と雪穂には言っておきながら、自分はしっかり雪穂の通学路に部屋借りてる亮司(つД`)
ウルトラマンには笑かしてもらいましたがw
それにしたって、ますます不憫に、ますますダーティーになっていきます。
松浦を見習ってパチもん作成に乗り出したりして・・

偽ブランドを売るのとカード偽造では、どちらが罪が重いんだろう?
犯罪のでかさに関しては、早くも師匠を追い越した感のあるダーティー亮ちゃんです。
そりゃ殺人なんて一級の大罪を犯してはいますが、亮司の場合、あれはやっぱり事故のようなものだから。
計画的犯罪としては、今回が一番大きいんじゃないかと思うわけです。

なので思わず時効の心配をしてしまいましたが、詐欺は7年とか聞くので、殺人の時効が成立するころにはこちらも片づいているってことでしょうかね。
そろそろギリギリっぽいですが。あっちは2006年ですからね。

ほんとは一発大きなヤマを踏むよりも、松浦みたいに、こまかな悪事を手広くやってる方が危険は少ないんですけどねぇ・・
やっぱり賢さでは松浦が上かと(;´▽`)アクトー
相変わらず亮司につきまとって金を巻き上げる松浦ですが、亮司は亮司で彼を頼っている部分もあるような気がします。主に精神的に。

悪事に関しては大先輩だし、そういう話ができる目上の相手ってなかなかいませんもんね。
それに、早くに父親をなくした亮司にしてみれば、脅迫者であると同時に父のような兄ような、身内的存在として感じられているのかもしれません。
かなり困った父兄ですが(^^;

前回死亡届や医者の診断書を手配したのは松浦だろうと思うんですが、だからといって新しい戸籍を用意してやるわけでもないようですしね。
どうも亮司に対しては、命は助けてやるけど幸せな生活を送らせてやるつもりはない、というスタンスを貫いているように感じます。
今回だって、放っておけば奈美江ごと殺されてしまったかも知れない亮司を、結果的には助けてくれたわけで。
ま、そのついで(?)にヤクザから報酬ゲットする心づもりだったようですが(^^;

大事な金づるだからか、弥生子の息子だからか、少しは情も湧いているのか。
いつまでたっても、つかみどころのない男です。松浦ってやつは。
いい味出してるな~。ほんと。
久々の的場ヤクザも良かったな~♪

しかし、その松浦の助け船(?)で、亮司はまだ少しだけ残っていた良心のかけらを、またも手放すこととなってしまいました。
この子はずっとこうやって、少しずつ人として大事なものを失っていくんでしょうね(つД`)

一方、そんな彼の唯一の希望である雪穂は、とうとう本物の太陽と出会ってしまいました。

『風と共に去りぬ』キタッ
しかも原書でキタッ

さすが「本物」は違います。
パチもん亮司が一層あわれに感じられます;

はじめて出会った太陽に、ぐいぐい惹かれていく雪穂。
普通の王子様じゃないところがまた、雪穂みたいな子には新鮮だったんでしょうね。
でも、惹かれつつもしっかり経済状況等を把握しようとする姿には、ちょっぴり怖さを感じました。
さすが雪穂(;´▽`)

だんだん腹黒さが板についてきましたよ、綾瀬さん。
新聞チェックする目とか、篠塚の言葉にどう応対すればいいか思案する目とか。
とにかく目がキてます。いいです。d(´∀`)

しかし、気のゆるんだ瞬間、その瞳に恋の色をにじませてしまった雪穂。
ストーカー亮司にしっかり見られてしまいました。
雪穂ピーーンチ。
亮司ショーーック。

逆襲の亮司によって、しっかり防犯カメラで姿をさらしてしまった雪穂。
もうね。
絶対見ると思いましたよ、笹垣が。
てか。日本中の人々が見てしまいましたよ_| ̄|○
すれ違いざまに紙袋を手渡すシーンはかっこいい♪とか思っちゃいましたけどね。

しかし、そのあげくがあのベッドシーンとは・・
もっと好きあって結ばれるのかと思ってました。
なんか、どこまでも悲しい子たちだなぁ(つД`)

そんな、どこまでも重く暗く笑いの少ないこのドラマで、今回一番ツボに入ったのは奈美江の一言。

「あなたって?」

スカーレットが好き=M
なんて素晴らしい公式を提案してくれるのかと笑い転げましたヽ(*´▽`*)/
確かに考えようによっちゃ、バトラーもMかもしれないですね~。
こんなおちゃめなお姉さんを亡くしてしまったのは、亮司にとっても視聴者にとっても痛かったかも知れません。

「換気扇の点検デーース」
には、本当にハッΣ( ゚Д゚)としましたよ・・

最後までだまされっぱなしだった奈美江;
せめて裏切られたと感じる間もなかったことを祈ります。