桜のようになりたい!


って、言う人のほとんどは、みんなから愛されたい的な希望が込められている。


桜に意思があったらどうか?


オレは桜。


『毎年、春になるとみんなから


「あー、綺麗!」


と言われて、人気者だろ!?』


って言わないと思う。



たぶん、


「あいつは良いよな、人気があって」


とかの愚痴の方が多いんじゃないかな。



だってさ、


集団で土手っぺりに咲いている桜並木のサクラ達は


それらを全部まとめて、人間どもが桜と呼ぶ。


若い桜だって、中でもきれいな桜だってあるはずなのに


全部まとめて、桜が綺麗!


そうなると、そこで育ってしまった桜は


一生、個性を出すことができない。



逆に言うなれば、樹齢運百年の桜。


長生きはするもので、そうしたことが観光名所にもなったりする。


それゆえ、


桜が綺麗!


は、ほぼその1本だけに注がれる言葉。



その桜は自慢するだろうか?



どこに咲く桜も自分なりに一生懸命咲いているだけ。


褒められようが、集団の中の1本に見られようが


それら、外から聞こえてくる言葉は聞こえていない。


ただ、黙々と毎年自分の花を咲かせている。



そういうところ、僕も見習いたいなぁ。




クランキーには、


こんな、一面もあるんですよ~。


・・・なんてな。