伝統の味の○○を食べた感想。


「おいしかったね~、また来ようね!」


だいたい、これで終わる。



そもそも伝統の味、代々続く味って何だろう?


そんな100年も続く伝統の味、変わらぬ味といわれても


1年目の味を食したことが無いオレに今と昔を比べるすべが無い。



この店、味が変わったね・・・。


そういう人は、どういう人だろう?


おそらく、週に一回ほどあしげく何年も通っている人だろう。


けれど、味が少しずつ変わっていっているようであれば?


つまり、身内が少しずつ太っていっているのに気がつかず・・・


当の本人は、お正月休み明けに


友達に


太ったね!!


といわれて気がつく・・・ それである。



だとすれば、店の店主だって、


味覚の調子が悪いときが続けば、味が変わり・・・


その積み重ねで少しずつ変わっていってしまう。



後継者も一時はその味を続けることができるだろうけれど


同じことが繰り返される。



この理論は、正しいと思う。


これ、クランキーの変わらぬ伝統の味は無い。という理論。


よく覚えておいてね~。



だからこそ、その伝統の味を味わっても


「この店、味が変わらないね~!」


と、ほめるよりも、


「おいしかったね!また来ようね!」という


コメントが多くなっちゃう。


当然だよね! だって、1年目の味、知らないんだもん。


味が変わっていないかどうかなんて、比較できないんだもん。





ここのお店、味が変わらないね!


こんなコメントをいっている人は、むしろ・・・


『バカ舌』 の持ち主かもね。




いえいえ、なんの不満もありません。


ただ、電車に乗っていたら、そんな看板が目に入ったもので。


ある意味、キャッチコピーだから聞き流せばいいんだけどね。



なんか、一生懸命やっても売れないお店と


ただ営業年数があり、


このキャッチコピーだけで売れてしまうお店の


不公平さを少しだけ正したかっただけなのさ。


きっと、変わらないけれど・・・。(代々変わらぬ理論)