春の雪という懐かしい響き | 出版社で働く平社員の日記

春の雪という懐かしい響き

三島由紀夫の『春の雪 』が売れています。

三島 由紀夫
春の雪

大学生の頃私はドップリ三島に染まっていました。この作品は自決前に最後に書かれたという問題作ですよね。三島の穏やかでない最期とはちがって、なんとも穏やかで美しい言葉が詰まった名作です。妻夫木聡・竹内結子が主演で映画化 ということで、こちらの文庫の売れ行きも好調のようです。

まだ公開前なのであまりコメントしづらいですが、映画という表現手法でこの作品を凌駕することは難しいでしょう。まああくまで映画化とうのはこの作品に対する違ったベクトルへの飛躍・挑戦だと思いますが。


この映画化を期に、これまで三島を読んだことのない人も、三部作の長編小説『春の雪 』に没頭するのもいいのではないでしょうか。少し素敵な読書の秋になるのでは、と思います。


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