絶版本とブックオフ。 | 出版社で働く平社員の日記

絶版本とブックオフ。

明日からお盆休みです。


きわめて私事ですが、引越しもようやく無事に終わりました。多忙の中喜んで手伝ってくれた友人たちには感謝です。ただまだ部屋の中は段ボール箱がごろごろ転がっています。先週の休日に引越しをしたのですが、平日は仕事でどうも手をつけられませんでした。荷物の整理と、そしてやなどもお盆休み中に届く新しい家具がそろって、やっと引越しも落ち着くことでしょう。


結局捨てられない本を持ったまま、引っ越してきてしまいました。押入れケースのようなものに入れて運んだのですが、恐ろしく重かったですね。これは前の記事 で書いたように、何とかしてほしいですね。これらの本たちも、お盆中に再度整理して、100冊以上なら無料で取りにに来ていただける、ブックオフ様にお願いしなければと思っています。


そういえば、出版社に勤めていると、たびたび絶版の本を求めるお客様からの連絡をいただくことがあります。まあ絶版というぐらいですから、出版社に直接問い合わせても、買えないケースが多いのです。ただそんな本が意外にもブックオフで100円で売っていたりします。絶版本を探す際は、ブックオフが役立つかもしれません。(もちろん一部の一般的に価値があると思われる絶版本を除いてですが。)


本というのは私も引越しで実感しましたが、かなりかさばる商品です。出版社にとって売れない本を多く在庫しておくことは、倉庫費用や維持費などから考えると、むしろ負の財産になってしまうことが多いのです。ですので多くの出版社が基本的には本の在庫を持つことを拒みます。おそらく皆様がおもっているよりも多くの本が、実は絶版になっているのではないでしょうか。本当にいい本も絶版になってしまうから、少し悲しいですが、ビジネスですから仕方ないですね。


出版業界から嫌われているブックオフですが、貴重な絶版本や引越しの際には便利なものですね。



                                       yareyare