捨てるということ、そして大量の本。 | 出版社で働く平社員の日記

捨てるということ、そして大量の本。

私事ですが来月引越しすることになりました。そのためこの3連休は主に引越し準備に費やしています。現在私が住んでいるのは1Kの手狭なマンションでですが、いろいろなものを整理し、捨てていると、いったいどこにこんなものが入っていたのだと自分のムダな所持品に驚いている次第です。

今回の引越しでは「捨てる」という活動が主です。というのも今後は大切な人と2人で住むので、すべての家財道具が必要なくなる訳なのです。使えない家財道具ばかり持っている私が、大方の荷物を捨てることになりました。ですので、持ち物の8割以上は捨てることになるでしょうか。

しかし、勢いよく捨てれるものです。なぜこんなにも使っていないものを持っていたのか、本当に不思議になります。
「ものなど持たずに、これからはシンプルに生きよう」
数々のムダなものをゴミ袋にガサガザと突っ込みながら、そう思いますが、毎度引越しの際にそう考えているような気がします。

改めていろいろなものを押し入れから引っ張りだしていると、本と雑誌の量が尋常ではないことに気づきました。まあ数少ない趣味の一つが「読書」ですでの、仕方ないといえばそうなのですが。それにしても多い。一時期雑誌の編集を志していたこともあり、いいと思う雑誌はとっておく癖があったので、雑誌の量もハンパないです。

とりあえずほとんどの雑誌は捨てることにしましたが、それでも残る書籍は数えるのも嫌になる数です。特に本はかさばります。文庫より単行本を好むのでなおさらです。どうにかならないものかと思います。よく考えれば、映画はDVDとHDDに、音楽はiPodとHDDにとかなりコンパクトになってきています。そしてそれらが、VHSカセットやレコードからここまでコンパクトになったことを考えると、本もやはりそちらの方向に今後進むのではないだろうかと思います。

いやいや本のよさはその紙の質感やつくり、そして簡単に読める手軽さにある。そう考えたい気もします。しかし私は本という媒体がなくならないから、出版社に転職した訳ではなく、出版社が持つコンテンツに興味があったからです。コンテンツが劣化しなければ、その媒体はどうなっても生き残るはずではないでしょうか。ただし多くの出版社がこの媒体変異についていけない気がします。それは大手とその他の力の差が歴然として、マーケットとしてはクローズな出版界にはよい機会かもしれませんね。

さてまだまだ引越し準備が残っています。大量の本を整理しなければ・・・。

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