追悼 鳥山明先生
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240311/01/pub-naka/18/dc/j/o0684108015411597517.jpg?caw=800)
ドラゴンボールは弟が好きでした。
僕とは5歳違うので弟の世代だと、
ドンピシャだったと思います。
作品に登場する女性キャラクターでは、
ブルマ派が周りに多かったのですが、
僕は悟空の嫁のチチが好きでした(笑)
この動画をご覧いただいても分かる通り、
世界各国での評価が本当に凄いです。
京都アニメーションの時もそうでしたが、
日本人の方が影響力を理解していない。
少し過激かつ失礼な言い方をしてしまうと、
「たかが漫画or漫画家、たかがアニメ」
特に高齢層の方にはそうした意識が強く、
また固定観念も頑なにあるような気がして、
その点はとても残念に思う所です。
でも、漫画やアニメの世界だけではなく、
実は映画の世界でも似たような事があり、
黒澤明監督が「乱」を作った時も、
日本側での製作費の捻出がかなわず、
フランスが最終的に資金を出しました。
あの巨匠と呼ばれる黒澤監督でさえ、
高い評価はフランス人の方がした訳です。
これは日本映画界の汚点だと思います。
学術研究でも国はお金を出しませんよね?
それで海外に優秀な人材を持っていかれる。
裏を返せば海外の方が高い評価をしている。
芸術の世界ではもっとかも知れません。
特にエンターテイメントに関しては、
外国人は文化、日本人は所詮お遊び、
そういう捉え方の違いがあると思います。
日本人は日本の良さ(己の武器)という物を、
残念なくらい分かっていない。
これは歴史や文化に対しても感じますが、
歯痒くもあり、罪深くもあり、
恥ずべき事ではないかと思います。
敢えて誤解を恐れずに申し上げますと、
「日本は好きだけど日本人は嫌い」
僕が会話や文章でよく表現するのですが、
上記のような部分を指しての事です。
今回も鳥山先生の訃報を受けて、
世界各国の反応を見て手のひらを返し、
急に評価をし出す連中もいると思います。
京アニの時もそうでしたし・・・
理由が何であれ、今まで以上の評価、
それを受ける事は良い事だと思いますが、
英語を必死に覚えたり、留学で箔つけたり、
無条件で海外のブランド品に飛びついたり、
受け身ばかりをグローバルというよりも、
世界で評価されている自国のコンテンツ、
歴史、文化、風習、偉人を理解して、
それらを強く自ら発信して行く事の方が、
真のグローバリズムではないのか。
そう常に思っています。
鳥山明先生の訃報に接し、
衷心よりお悔やみを申し上げます。