2018年4月
PUB LIGHTHOUSE
IN
NAGAOKA
モノトーンの世界から、いきなり鮮やかな色彩が目に飛び込んできた。
初夏を思わせる陽光の中、
風に揺れるピンクや薄紫の芝桜はお互いひしめき合いながら
あれこれと会話でもしているようだ。
そして「これでもか。」と開ききったチューリップの花びらは
まるで太陽に向かって賞賛の両手を広げているかのように見える。
草木の新緑は決して花々の引き立て役で留まる事なく
同じ緑とはいえそれぞれに色の違いや濃淡を見せて自己主張をする。
あらためて春の彩りの豊かさに目が洗われた。
あれだけ過酷だった冬が遠い昔のように思える。
悪天候にいじめられた1月2月は若干の赤字になりながらも
何とか乗り越えたが、
春の兆しの見え始めた3月も思いの他伸び悩み、
不安の日々が続いた。
やっと上向き始めほっと一息ついたのが4月も1週間を過ぎた頃からだった。
いまだに日々の売上に一喜一憂する自分に腹が立つ。
店の内容に自信がない訳ではないが、時々ふらつく自分にも腹が立つ。
相変わらず小さな器のまま又今年も過ごしそうだ。