審査員の審査戦略(4) | ISO9001を極めよう!~審査員の本音

審査員の審査戦略(4)

審査員は規格の条項をたどって審査をしていると

思っている人が多いかもしれない。条項は頭に

入っているが、審査はプロセスをみている。

条項ではない。


例えば、インフラストラクチャーという条項がある。(6.3)

この要求事項を審査するといっても、あまりにも抽象的すぎて

何を審査すればよいのかわからない。

つまり規格の解釈について様々な想像をして審査すれば

 場合によっては組織の抱える問題とは別のものに

陥る可能性がある。従って、組織の抱える問題や仕組み

そのものを審査すればよい。そこで「計画」に合致していなければ

不適合が見つかる。「計画」とは、要求、目標、ルールである。


審査は、プロセスを見て、問題(不適合)があれば それはどこの条項に

あうことなのかを見る。つまり条項はプロセスを見るきっかけとして使い、

不適合の根拠として使う。

内部監査でよくみかけるのは、規格の条項を質問形にして審査して

いるが、被審査側は何のことかさっぱりわからくなるのは当然のことと

いえる。