QMSのシステム的な問題(3) | ISO9001を極めよう!~審査員の本音

QMSのシステム的な問題(3)

QMSのシステム的な問題は、その企業の成熟度と

関係してくる。

成熟度は人間に例えると小学生、中学生、高校生

のようなものである。成熟度のレベルに応じて組織には

一段上のレベルの提言をする。高すぎるレベルの提言は

理想論に聞こえてしまうのである。


提言の例としては次のようである。

*クレームや納期対応の目標はあるが、

 ポジティブな指標が設定されていない。

 市場開拓、新製品開拓、顧客開拓 効率向上

*上記の目標が関連プロセスに展開されていない。

*生産計画と購買計画、生産指示、購買情報は生産計画

 システムとして定義されることが望ましい。各プロセス、

 各部門にKPIを展開したほうが良い。

*一部のプロセスは改善が進んでいない。

*クレーム対策が教育訓練で対応しているが再発が

 多い。是正処置の仕方を見直しすることが望ましい。

*生産効率改善が変動費のみに向けられているが

 固定費にも向けることが望ましい。

*教育訓練が現状業務のニーズに対応しているが

 中期展望にたった人材育成計画が望ましい。

*工程設計のプロセスが定義されていない。

 結果として改善が後追いになっている。

 工程設計の各ステップのKPIが設定されていない。

*マネジメントレビューで中期計画の達成度が

 レビューされていない。過去データの分析に

 留まっている。中期計画の更新がされていない。

 中期計画が達成されない場合の影響が

認識されていない。

*リーダークラスが経営指標について

 どこまで理解しておくことが必要かが

 明確になっていない。