プロセスアプローチの審査ノウハウ(2)
クレームの問題からプロセスアプローチを見てみよう。
クレームリストを見せてもらう。
クレームの発生は大別して2種類の要因から起きる。
ランダム不良とアナログ不良である。
ランダム不良=単発的、確率として起きる⇒作業者ポカミス、異物付着、キズ、汚れ、異品
アナログ不良=工程能力の不足から起きる⇒寸法、電気特性、荷重特性
当然、是正処置のアプローチが違ってくる。
ランダム不良=ポカヨケ 作業者スキルアップ 機械化 環境改善
アナログ不良=加工精度アップ 設計余裕度アップ 日常管理レベルアップ
クレームリストを見て大まかにランダム不良、アナログ不良がどのように発生しているか
データ分析する。そうすると集中度合い傾向や見えてくる。
製造が問題が多いな、設計検討不足だな、日常管理不足かな
それらの中からサンプリングして事例を確認し、それをもって設計もしくは製造で詳細を
確認する。
即ち、根本原因の対策になっているか
日常管理はOKか
水平展開はOKか
これらは現場で確認する。 決して書類ではわからないのである。
ここで注意する事は、なかなか設計要因まで読みきれないことである。
なぜなら不良は製造現場で起きる。だから真因の追究が浅いと製造の責任なることが多い。
またここでは製品設計のみならず工程設計も設計に含まれる。
製造の上流工程での計画が甘いとそのシワヨセは製造現場に来てしまう。
大まかにいうと次のようなことがいえる。
ランダム不良=製造のミス 工程設計のミス
アナログ不良=製品設計のミス 工程設計のミス
以上をプロセスアプローチから整理してみよう。
管理責任者または品質保証=クレームリスト 是正処置の内容確認
設計、製造=是正処置の実施状況 効果確認
クレームはその流出対策の問題も確認しなければ
ならないが、流出対策即ち、検査 については別のページで述べる。