プロの審査ノウハウを公開しよう ---プロセスアプローチ(1) | ISO9001を極めよう!~審査員の本音

プロの審査ノウハウを公開しよう ---プロセスアプローチ(1)

ISO9001の審査はプロセスアプローチで行われることは

規格書にも書かれている。では具体的にプロセスアプローチ

とは何なのか、プロの審査ノウハウを説明しよう

 

まず、プロセスアプローチの目的から話そう。

これは組織のシステム、機能、パフォーマンス、経営資源を

定義して顧客満足のための改善を探る分析手法である。

分析の仕方はプロセスを対象に行う。

この考え方よりも以前に使われていた伝統的な分析手法は計数分析

である。もちろんこれは今も使われているものだが、組織

のもつあらゆる計数データを分析して組織の改善を探る

手法である。従って、この手法はプロセスアプローチと違って

現場を見なくても会議室でも実行できる。代表的なものは

財務分析である。(この場合、在庫は現物をみるかもしれないが)

 

組織は付加価値を生む出すバリューチェーンから成っている。

即ち、マーケティング、営業、設計、製造、出荷である。

これらの各機能がプロセスであり、プロセスアプローチで

プロセスのインターフェイスを追跡していくと、それ自体が

バリューチェーンを見れる というわけである。

 

さて、プロセスアプローチはどのように進めるのか。

そにためにはまず、計画が非常に重要である。次のことを

確認しなければならない。

1)プロセスを定義する⇒ プロセスの目的と必要とする経営資源を定義する

2)プロセスのインプットとアウトプットを定義する

3)プロセスのパフォーマンスの指標を決める

4)他のプロセスとのインターフェイスを明確にする

 

この時注意しなければならないのは、プロセスは

それを構成するサブプロセスもあるので、それも

定義しておく。例えば、購買プロセスは

7.4.1 7.4.2 7.4.3の三つのサブプロセスがある。

 

まず、この段階で多くの間違いがあるのは、審査の条項や被審査部署を

計画にしていることである。あくまでも計画はプロセスベースでなければ

ならない。条項や部署はプロセスの要素である。条項や部署からアプローチ

してしまうとシステムの部分から入ってしまい、全体が見えなくなる。

 

続きは次回