管理責任者の苦悩 | ISO9001を極めよう!~審査員の本音

管理責任者の苦悩

管理責任者は社長の任命を受けたISO事務局の責任者である。

その最大の任務はISOの取得である。そのために社内の説得に

奔走し、ありとあらゆる文書を作った。社内の抵抗はあったが

ISOを後ろ盾に必要があると押しとおした。

さて、本審査は合格した。やれやれである。後は継続審査だが、

それは各部門の責任者に任しておけばよいだろう。

 

そして何回か継続審査を受けた。そこで管理責任者は青ざめる。

なんなんだ、このマネジメントシステムは。ムダなシステムを改善

することなくISOの取得欲しさに文書で塗り固めてしまっている。余計な文書が

多すぎる。システムが重い。業務と整合性がない。

 

ISOのためにやってきたことが今、ISOの活用を阻む錘になっている。

ISOを引っ張ってきた者が実はISOの足を引っ張る張本人になっている。

今さら、文書を削減しようというのもいいにくい。あれだけ必要性を説得

したのだから。

 

このような問題はないだろうか。もしそれが放置されていれば

その組織は官僚主義に陥っている。

即ち、前例主義、失敗を認めない、責任をとらない、

 

管理責任者は懺悔をして一刻も早くシステムを大改造すべきだ。