起業家社長の悩み | ISO9001を極めよう!~審査員の本音

起業家社長の悩み

ある印刷会社の話。
印刷という成熟した産業であるが
つぶさに見ていくと次々に新しい
機械が開発され、新商品の可能性を
いだかせる。社長はアイデアマン
で新しい機械を探してくるのが
趣味みたいな人である。
人には得て不得手があるが、このような
企業型のタイプは得てして管理が不得手である。
ISOの審査からもマネジメントがキチンと
されているとはいえないことがわかる。
ISOが管理の弱点を補うツールとしてその威力を
発揮させなければISOを行う意味がない。
社長は"番頭さん”の必要性は自覚しているのだが
まだふさわしい人が見つかっていない。

会社はお金がなくなればそれで ジ エンドである。
お金は製品に対して払われるので、製品に価値が
あるうちはお金は入ってくる。しかし、価値が
なくなれば会社は倒産する。
製品には寿命があるので、マーケティング・
製品開発というビジネスサイクルを回すマネジメント
が機能しなければ会社は存続しない。
逆に言えば、マネジメントという基礎能力が
あってこそ企業は存続可能になる。
この印刷会社はマネジメントが弱いので
社長の感性が頼りだが、それが崩れれば
あっけないく姿を消すだろう。
社長がISOを始めた理由もそこに
あるのだが、人を得なければシステムも
唯の絵に描いた餅である。

社長の人柄はワンマンというタイプではなく
むしろ、放任するタイプである。
人が育ってこない、部下から意見がでてこない
ことに不満がある。それはリーダシップの不足が
原因だがそれとあいまって、部下も安きに流され
ているきらいがある。お互いがお見合い状態で
意見を交わさない。
傍から見ていると ウーッ 何かしゃべれよ 
イライラする。
腹を割った対話をしていますか?
と審査で本音がもれた。