私が酸素濃縮器を買ったのは約3年前で
現在、酸素濃縮器が3台あって酸素室を作って
6匹のハムに使いましたが、ずっと本当に
設定通りの酸素が出てるのだろうか、
実際の酸素室の濃度はどれくらいになっている
のだろうかと疑心暗鬼でした。

現在Amazonや楽天で売られている2~4万の
酸素濃縮器はもれなく中国製で、出力酸素濃度(流量)は
93%(1L)~30%(7L)とほぼ同じです。
以下この種の酸素濃縮器を便宜上普及器と呼びます。

酸素濃縮器の仕組みは空気をポンプで加圧して
ゼオライトに窒素を吸着させその分酸素濃度が
上がったガスを出力するというもので
ゼオライトの量で単位時間あたりに出力できる
酸素の量が決まります。
つまり価格に関係なく酸素濃度と流量が
上記の値のものはほぼ同じ量のゼオライトを
搭載していると考えられます。

93%で1L(35%で7L)以上の流量を出そうとすると
より大容量のゼオライトの搭載が必要となりそれは
器械の大きさが大きくなるということになりますので
普及器の大きさはほぼ同じとなります。

さて前置きが長くなりましたが、私の疑心暗鬼を
解決する方法は唯一つ、酸素濃度計を買って
実際に器械の出力と、酸素室の酸素濃度を実測
することしかありません。

そこで清水の舞台から飛び降りたつもりで
買いました。
恐らく一般人が買える唯一の酸素濃度計
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現在使っているのはこの2台、左がBOSWELLのKJR-11
右がVARONのJY-105というものです。
その他に激しい異音で使用を停止したKJR-11が
もう1台あります。
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そこでこの酸素濃縮器の出力濃度を測ってみたら
驚愕の結果に!以下が計測結果です。
moxy
異音のしていたBOSWELLは完全に壊れていて
濃縮した酸素は出てませんでした。
ノイに1月使っただけなのに。
今フブキに使ってる2機種の測定結果は
上の表の通り惨憺たるものでした。
varon
93%なんて出てません、VARONの93%設定時の
実測値はわずか34.3%!
酸素室の濃度は最高で31%くらいにしかならない
ので実用的には厳しいレベル。
1年前に買って稼働時間790時間でこの値。
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一方つい先日ヤフオクで1万円で落札した
BOSWELLは新品だったせいもあるのか
幾分ましで93%設定時に出力は58%
まぁこれも酷いベルだけど
50%以上の設定で酸素室の濃度は35%以上
確保出来るので実用にはなる。

恐らく今売られている普及器は
すべてこんなではないかと推測します。
なぜなら前述した通りこれらはほぼ同じ量の
ゼオライトを搭載しているからで
器械の能力的には同じ傾向になると思っています。

90%以上の濃度で普及器以上の流量がある器械なら
大容量のゼオライトを搭載していると思うので
余裕で90%の出力は可能と思いますが、
2~4万程度の中華製濃縮器ではそもそも
能力的に無理なんだろうと思います。
(なら93%出ると宣伝するなよ)

またゼオライトは劣化する消耗品なので、
寿命があります。恐らく普及機では使用時間1500時間(2ヶ月)
程度でしょう。なので2ヶ月過ぎて酸素濃度が
確保できなくなってくれば使い捨てするしかありません。

私はこれまで酸素濃縮器をレンタルしようと
する方にすぐ元が取れるから酸素濃縮器を
買ったほうがいいですよ。と薦めてきましたが
実際のところ、酸素濃度計がなければ
普及機を使い捨てにするにしろ
運用はとても難しいなと思いました。

酸素濃度計があれば、実際の濃度を測定して
酸素室の濃度を35~40%の実用濃度に維持
する使い方が出来るのすが、酸素濃度計が高いので
敷居が高いですね。

ここで非常に重要な事を述べます。
普及機では流量を落とせば(3リットル/分以下)
酸素室内の酸素濃度を実用的な30%以上に
することが出来ますが、そのためには酸素室から
漏れる量を非常に少なくする必要があります。
そうした場合2つ問題点が出てきます。
1)世話のために酸素室の扉をあけた時に
  元の濃度に戻るまで時間を要する。
  6cm水槽を例に取ると容量は65リットル
  これに3リットル/分で満たすには23分かかる
  わけです。
  もし8リットル/分であれば8分です。
2)流量が少ないと酸素室内部で空気を撹拌出来ない
  ので空気より比重の重い2酸化炭素
  (ペットの呼吸で排出される)が下に停滞し
  換気口から十分に排出できず、ペットが
  2酸化炭素中毒になる可能性が出てきます。
  流量が十分あれば酸素室内で空気の撹拌が出来て
  2酸化炭素は換気口から排出できます。
以上の問題点があるので普及機は酸素室には向かない
と思います。直接鼻カニューレを使えば問題はない。

普及機は24時間毎に電源を切って休ませる必要があるなど
連続使用は出来ないことにも注意が必要です。

また酸素濃度計は酸素センサーが消耗するので
使用濃度によって1~3年で交換費用は
16500円+往復送料かかり、買えばずっと
そのまま使えるものでもありません。

ただメーカーのレンタルがあり、
1月5000円、2ヶ月目以降3000円でレンタルできます
のでこれを使う手もあります。
unicom1

今まで安易に普及機を勧めてしまった皆さん
たいへん申し訳ありませんありませんでした。