Sophia Grace
ソフィア・グレース
Middle-aged transwoman

 

 

こんにちは、私はソフィア・グレースです。私は、自身のセクシュアリティを
模索し続け、45歳でトランス女性として生きていくと決意しました。
また私は、絵本作家でありフリーランスのイラストレーターとして活動する傍ら、

SNSのQuora(クオーラ)上でトランス女性の生活について発信し続けている。

 


 

私はアウトトランスの女性なので、私の本名はデビッド、ウィリアムで
であることを共有します。現在、私は52歳で、カナダのトロントに
住んでいます。‎私ががトランス女性として生きていくことを決めてから、
およそ5年。女性として生きる時間を段階的に増やしていき、・・
フルタイム女性として生活をするようになってから、約3年がたつという。

 

 

男性の頃のソフィアさん

彼は、最初にトランス女性について情報収集するためにSNSやTwitterを・・・

始めたが、そこではトランス女性に対する差別的な言葉を目にするようになった。

最初は、ネット上でトランス女性に向けられる差別的な言葉に怒りを感じて

いたというソフィアさんだったが、自身のカミングアウトをきっかけに、

SNSとの関わり方に変化が出てきたという。

 



 

ソフィアさんは、実社会の中で、親しい友達たちに少しずつ・・・
自分自身がトランスであることを、カミングアウトしていきました。
やはり彼らに(一般の人々)とっては私が初めて会ったトランス女性なんです。

だから(SNSで発信することで、)もっとトランス女性の存在を知ってもらえ・・

たらと思った。

 


 

現在の私は、トランス女性として、普通の女性として生活をしています。
私の様なトランス女性は、本物の「女性」ではありません。
では、私が女性であることが、どのようなものかを知ることができますか ?
つまり、本来の私の性は、本当は男性なのに、現代医学のおかげで・・・・
「女性」に変身ができました。いや男性が、女性になるなんて、・・・・
どんな感じですか? それはとても不躾(ぶしつけ)で曖昧な質問です。

 

 

トランス女性とは?
男性として生まれた私は、どう答えていいのかよくわかりません。
私自身が男性であることに関連するものをリストアップすることが簡単に

できますが、それらの側面はすべての男性に共通するものでは、ないかも・・

しれません。

 

 

男性であることと、女性であることは、確かに多くの点で異なりますが、・・・
男性であることの意味は多くのことを意味し、それらの多くは私の経験を

超えています。男性の役を演じることや、男性の体を持つことがどんな感じ

だったかについて、いくつかのことが言えました。

 

 

実際、私は男性よりも女性として生まれてきたと主張します。
いずれにせよ、内部的な心理の感性は女性であり。明らかに、・・・
私の外見は紛れもなく男性でした。だから、他の男性が経験している

ことを経験していないので、私が言えるのは、それが私であるという

ことだけです。

 

 

私の経験から幼い頃から、私は典型的な女性の振る舞い・・・
(『The Female Brain』の女性の遊びの描写で裏付けられています)
を示していました(例えば、おままごとをしたり、お医者さんごっこをしたりと、

他の女の子と遊ぶ方法など)。男の子の遊びが私には荒すぎるので、・・・・・

男の子を恐れていました。

 

 

また、私はかなり典型的な生来の女性の好みを持っていました。例えば、・・・

バービー人形やベイビー・ボーン人形が大好きでした。両親に、好きな

おもちゃをもらえないかと頼みました。男の子だから無理だと言われました。

それが何を意味するのか、私にはわかりませんでした。

 


 

幼い頃の私は、自分の好きなおもちゃが持てないことに戸惑いました。
しかし、私は両親は、子供のしつけの一環だったので、幼い私は、・・・
両親の言うことを聞いていました。いずれにせよ、子供の私には

選択の余地がありませんでした。

 


 

しかし、ここには、ステレオタイプな女性の性癖や好みを示し、・・・
男性の条件付けを押し付けられている子供のパターンに注目してください。

年齢を重ねるにつれて、男の子であることの意味や、自分に何が期待されて

いるのかをよりよく理解するようになりました。
私はただ周りに溶け込みたかったので、男らしい「態度や行動」が・・・
自然にそうなったわけではありませんが、適応しました。

 


 

私自身は、自己意識が強くなるにつれて、私は女性であることを空想する

ようになりました。今にして思えば、これらは空想というよりは、・・・・

私の生来の自我意識がさらに発展していったのです。
空想のように感じられたのは、私の自己意識と、両親や世間から押し付け

られたものとの間に不一致があったからです。

 


 

私は自分が女性になりたいと願う男性だと思って育ちました。
30代になってようやく、自分はずっと女性であり、男性らしく振る舞わざるを

得ないということを完全に理解しました。

 

 

でも、成人になって20年間、私は適応し、本当の自分を覆い隠してきました。

それは恐ろしい経験でした。本当の自分を表現できず、・・・・・
着たいものを着ることができなくて、閉じ込められているように感じました。

そして何よりも最悪なのは、人々が私をありのままの姿ではなく、・・・・・

外面的な殻として見たことです。そして、人々は私を純粋な男のように・・

扱ったので、それはつらい経験でした。

 


 

これは、私の本来の姿です。 男じゃないよね ?・・・・ 
私が男性であろうと女性であろうと、より深い真実は私がトランス女性の
ソフィアであるということです。

 


 

私が、女性で生きる為に、約5年ちょっと前にジェンダーのカウンセリングを

受けて以来、女性であることの意味をよりよく理解するのに役立ついくつかの

重要なことが起こりました。 私は女性としてプレゼンテーションをし始め、

ようやく仮面を脱ぎ捨てて本当の自分として現れることができたので、完全に

解放されました。私はついに私が誰であるかを抑圧するのをやめました! 。

 

 

また、私は若いトランス女性のイメージと自分自身の必然的な比較を行い、

40代の中年女性として、ホルモン投与を受けて2年目の私は、SNSや・・・・

インスタグラムにセクシーな写真を投稿をし始めました。

 

 

私が、女性として活動することで、自分の扱い方が根本的に変わりました。
良くも悪くも、男性は私にメッセージを送ってきて、私のことを知りたがり

ますが、私の移行前はそうではありませんでした。
一部の男性は、以前よりも私を権威がなくなったと見なしています。
移行前は、私の意見を聞いてくれる人が増えたと感じました。一方今では、

きれいに見えることが彼らにとってより大きな関心事です。

 


私は、これらの写真にいくつかの反応を得たが、これらの投稿写真で・・・
私と同年齢のトランス女性から恥、恐怖、失感症に苦しんでいる
多くの年配のトランス女性からの肯定的な意見をよく耳にする。
「リジット」のプラットフォームで遭遇した否定的な言葉は・・・
私の心を酷く傷つけて結局、SNS等を削除しました。

 

 

知り合いの女性たちは、トランス女性の私と接する時、・・・
女性姿の私の服装、メイク、爪を褒めてくれます。移行前は決して褒められ

たことがありません。これが女性同士の社会的な掟の一つであることを知り

ました。お互いの好きなところを褒め合っています。

普通の男性は一般的にこのようなことはしませんし、男性が女性を褒める

ことは、すぐに性的な興味と見なされ、したがって通常は脅迫的です。

お互いに褒め合えるのが、イチャイチャしていると誤解されることなく、

実はいいことです。

 


 

インターネット上では、女性に親しみやすくなりました。
何人かの女性は、私が女性に移行してからは私と一緒にいると居心地が良いと

感じていましたが、以前は私を少し威圧的で脅迫的だと感じていました。

(彼女たち自身が認めているように、これは男性との過去のトラウマ的な・・・

経験によるものでした)。

 



しかし、私が女性であるを、注目と承認を切望していました。
私自身もそれを経験したので、最初は男性が私に興味を示してくれるのは、

性別を肯定し、お世辞に感じたのに、男性が私の外見だけに興味を示し、・・・

もはや私という人間に興味を示さなくなるのは、実は面白くないと認めざるを

得ません。

 


 

男性の彼らの性的関心は脅威に感じます。一つには、私は男性に惹かれ

ないので、それで行き場がありません。しかし、彼らの動機が何であるかは

わかりません。彼らは私と付き合いたいですか?
彼らは私にヌードを送ってほしいのですか? 彼らは私を搾取したいので・・

しょうか ? 私にはそれがわからないし、その不確実性が私を無防備で

不安にさせる。

 

 

また、親友男性の中には、私を女性と見なして対面で異なる扱いを・・・・
さねます。私は、その行為が嫌いではありません。
私は、ホルモン投与を受けて2年ほど経った頃、パーティーの席で
お酒を飲んでほろ酔い気分で、夜の公園で周囲に注意を払わずに歩いて

いると、年配の不審者の男性と出くわしました。

 

 

私は不審者の男に、性的な誘いをかけ始め、私を不適切に触り始めました。

私は彼から離れようとしましたが、彼はしばらく私を追いかけてきました。

人生で一番怖い経験でした! ようやく彼から離れて家に帰り、無事だと・・・

わかると泣き崩れました。
私は男にレイプされとても汚いと感じました。私は泣きました。
以前、男だった私は、今のように女性として、レイプ痛みや弱さを理解する

ことはできなかったでしょう。今は周囲にもっと注意を払い、夜に外に・・・

いる男性を潜在的な脅威として見ています。

 


 

安全のために、そうしなければならない。本当は、私はもう男として
見られていないので、以前のように気軽に歩き回って安心することは・・・
できません。もちろん、ホルモンによる変化も無数に経験しています。
もっと感情的になるだけだと思っていましたが、それだけでは
ありません。感情的になりやすいだけでなく、感情が広がり、より深く

なりました。

 

 

私は女として、実は女らしさを秘めている。それはより感傷的で、・・・
映画やシリーズを見るとすぐに泣きます。私がそれを経験したのは、
私が女性に移行前の出来事でした。私は母が映画で泣くのを見て・・・
笑いました。馬鹿げているなぁと思い、理解できませんでした。・・
今の私は、母と同じ様な心理で感情移入しやすい傾向にあります。

 

 

私は女性になって、とても社交的になりました! その一部は・・・、
単により幸せで、より気楽になることです。しかし、それだけでは
ありません。テストステロンは人をより独立して行動させるので、・・
私は実際にもっと孤立しました。

長い間、自身のセクシュアリティの正体に気づくことが出来ず・・・・
に苦しんでいたというソフィアさんだったが、50代になってようやく
答えが見えはじめたという。

 

 

『トランス』という言葉に出会ったのは、30代の半ばくらい。もちろんそれまで

にも性転換をしている芸能人アチーストもいたが別次元の人みたいに見えていて、

『こういう人もいるんだな』くらいにしか思えなかった。

テレビやネットを通じて自身のセクシュアリティに気づいた・・
ソフィアさんは、45歳になって自身も女性として生きる事を決意しました。

 

 

トランス女性として生きると決めてから、社会的に決められた・・・
『女性のあるべき姿』に溶け込まなくてはいけない、というプレッシャーが

ものすごく強くありました。『綺麗でいなくてはいけない』・・・・・

『女性らしくしなくてはいけない』という抑圧に縛られてソフィアさんは

美しくなりたい思いから2年前に思い切って女性化顔面手術をうけました。
 

 

美容整形を始める前のソフィアさんの顔と見比べてみると、・・・
もはや別人のようだ。彼女は整形は恥ずべきことではない。
整形に批判的な声もあるが、もしあなたが何かに悩み苦しんでいるなら、

自分が生きやすいように成すべきことをなさい。

 


今私は、52歳。あと何十年も生きるわけじゃない。私がこういう・・・
自分の姿を晒すことで、後からくる若い人たちに・・・・・
『これでも生きていけるんだな』って思ってもらえたら嬉しい。