Michelle E. Hendley 
ミシェル・ヘンドリー
transgender actress

 

今回は、米国映画のエリック・シェイファー監督の(Boy Meets Girl)
『ボーイ・ミーツ・ガール』少年が少女になるのリッキー役で知られる、
トランスジェンダー女優のミシェル・ヘンドリーさんをご紹介します。
彼女は、YouTubeで女性への変遷を記録した動画で話題になってSNSで
大きな話題を集めている。彼女はアメリカの若手女優兼ビデオブロガー
として、活動をしています。

 


 

彼女は、現在の26歳で、(米国)ミズーリ州に住んでいます。
私はトランスジェンダー女性として、数年前にYouTubeチャンネルを始めた

ばかりの頃は、YouTubeで何を言いたいのかよくわかりませんでした。

しばらくの間、私は自分の生活について少しだけ近況報告をしていましたが、

その頃に「ジェンダーの自覚」がありました。

 


 

YouTubeで多くのトランス女性が自分の体験談を語っているのを見て、・・
怖くて自分らしくいられない女の子たち(私も含めて)をどれだけ助けて

いるかを知りました。私は、オンラインのLGBTERのコミュニティの

一員になり、私自身のトランジションの体験談や経験を共有したいと

決心しました。

 

 

現在の私は、女性としてフルタイムで生活していて、私は3年近くホルモン剤を

服用しており、完全な女性への性転換手術の手術前です。
なんてこった! 女性への遍歴は、私の身体的な変化だけでなく、・・・・
ホルモン療法の最大の部分は化学的な変化でしょう。まるで、私の脳と体が

初めて(あるいはかつてないほど)同期して動いているかのようです。

 


 

私の説明の仕方が、少し苦手なので、ごめんなさい。・・・・・・
私のホルモン療法中は、私の心がぼんやりとしていて、焦点が合ってい

なかったようなもので(ラジオや古いテレビのように)、ホルモンによって、

すべてがより鮮明な絵になりました。

 


 

私の子供時代について少しお話をさせてください。私自身は、幼い頃から、

男の子であってはいけないと感じていました。・・・・・・
でも、私は素晴らしい子供時代を過ごしました。両親はいつも私を・・・・

凄く応援してくれていて、私はほとんどの部分で自分らしくいられるように

なりました。10代の頃、人々が私を「若者」と呼ぶようになるまで、・・・・

自分がどれほど違うかに気づきませんでした。

 

 

私は「男の子」として、呼ばれるのは平気だったけど、「男」って・・・
呼ばれてたの? それはただ...男らしすぎる。思春期も恐ろしかったです。
ある日、目が覚めるとお父さんに似てるんじゃないかと怖かったんです。
やがて、私は自分自身を男性の尺度から完全に切り離して理解するように
なり、今の私は女の子であると認識しています。

 


 

男性であった大学生時代の頃のミシェル・ヘンドリーさん。

 

私自身が、トランスジェンダーの女性だと気づき始めた頃、ほとんどの・・・

トランスジェンダーの女の子にとって、最もトラウマになるのは、学校や

大学で多くの差別に直面しなければならなかった時間です。

私の場合も同じでした。

 

 

そうですね。私は小学校の頃からいじめやからかいをたくさん受けて・・・・

いましたが、中学校ではできるだけ人との交流を避けるようになりました。

私の良き友人と私は力を合わせて、私たち自身のゲイのウィットに富んだ

カムバックでからかいと戦う方法を学びました。

 



そして、それは私がそれらの厳しい年月のいくつかを乗り越えるのに・・・・
本当に役立ちました。しかし、殴られたり虐待されたりしたことは一度も

ありません。他の多くのトランス女性と比べると、かなり良かったです。

 


 

私自身が、女性にカミングアウトをする際に、一番大変だったことは・・・・
何ですか? とよく質問されますが・・・・・
私は「女の子」として、合格できないのが怖かったのは確かです。
トランスジェンダーの人なら誰でも、そのことを心配していると思います。

 

 

しかし、私が一番恐れていたのは、女性へのカミングアウトを親戚が・・・

この知らせをどう受け止めるかでした。祝福があろうがなかろうが、

やはり転職するつもりでしたが、それでも大丈夫ではないかもしれないと
思うと、とても怖かったです。結局、彼らは皆、私を愛し、・・・
私の決断を支持してくれました。

 

 

私は、アメリカ社会における今の現状について、・・・・・
トランスジェンダー女性について、私たちの状況は良くなっていると

思います。トランスジェンダーの認知度は高まっています。

 


 

テレビや映画に出演するトランスジェンダーの人が増え、ジェンダーの平等に

ついての会話も増えています。今はトランスジェンダーであること、・・・

そして社会における私たちの立ち位置について一般の人々を教育することに

参加する絶好の機会だと感じています。
 

 

私たちが生きているうちに、トランスジェンダーの女性が・・・・
アメリカ大統領になれる日まで生きられると思いますか?
私自身は、今日でもそれが可能だと信じたいと思いますが、・・・・
おそらくそうではないでしょう。アメリカがトランスジェンダー女性を

その地位に受け入れるには、少なくとも1人のシス女性が大統領が職に就く

必要があると私は信じています。

 

 

私自身は、トランス女性として、ファッションが大好きで、特にメイクが・・・

大好きです。自分のスタイルセンスを100%見つけたかどうかは・・・

わかりませんが、ここ数年で確実に向上しています。私はピンクが大好きです。

 


 

私は、色やトーンの微妙なヒントがある黒も大好きです。・・・
グレースケールでさえ、私にとっては美しいものです。また、常に変化する

ファッションの世界に耐えられるクラシックなスタイルの服やアイテムも

大好きです。

 


 

シックなパリの女の子のファッションも大好きです。彼らは乱雑でシンプル

ですが、私が達成しようと努力している非常に前向きな美学を持っています。

 


 

私はトランス女性として、最近は結婚をして家族を持ちたいと思っています。

私は年齢を重ねるにつれて、どんどん考えるようになりました。

私は家族を育てたいと強く思っていますが、自分の目標や願望を叶える・・・

までは無理です。

 

 

私は究極的には、輝かしいキャリアと確立されたアイデンティティを・・・
超えて、私は真実の愛を見つけたいと思っています。今のところ、
私が住んでいる場所ではデートは非現実的ですし、世界に出ていろんな

人と出会ってみたいと思っています。

 


私はとても情熱的で表現力豊かな人間なので、愛、特にロマンチックな・・・

愛は私にとって非常に重要です。

 


 

私の女性としての初期の移行は、女性らしさのバランスを取るための・・・

作業でした。自分と他の人のどちらが先かを決めなければなりません。

自分がこの世で一番大切な人だと信じるのは自分勝手ですが、他人の
利益のために自分を抑圧するのも同じくらい間違っています。
私の提案は、自分自身にできるだけ正直で現実的であり続けることです。

 


 

私は今の自分自身に対して、幸せな女性だと思っています。
私はミシェルとして、自分の将来にとても満足していますし、とても

ワクワクしています。
 

 

今の私は、何もかもが素晴らしく。自分はどんなときも、精いっぱい生きて

いたんだなと思いました。人はときどき、今の自分がやっていることを、

何だか無駄に思えて、焦りを感じることがあります。

 

  

 こんなことやって、 時間を無駄にしているんじゃないだろうか?
 自分は果たしてやりたいことをやっているのだろうか?
 このまま死んでしまっていいのか?……  そんなふうに。

もちろん、せっかく人間として生を受けた以上、やりたいことをやって、

楽しく充実した人生を送るに越したことはありません。