Thuy Tien
トゥイ・ティエン
transgender model
トゥイ・ティエンさんは、ベトナムの男性から女性に性転換した・・・・
トランスジェンダーモデルの一人です。彼女はベトナムのサイゴン生まれ、
身長173センチ、スリーサイズ86-61-86で元男性とは思えないほどの美貌と
スタイリングが反響をよんでいる。
トゥイ・ティエンさんは、幼いころからスカートを履いたり女の子のような
遊びが好きで、からかわれるとすぐに泣きだす泣き虫な男の子だった。
両親はそんな息子を男の子らしく育てようと、地元のサッカークラブに通わせ、
トゥイ・ティエンさん自身も両親の期待に応えようと本当の自分を気持ちを
押し殺して運動に励みました。
しかし、ティエンさんは、自分が男の子の体をした女の子であることを
はっきりと自覚していた。ほかの女の子がそうであるように、たえず・・・
男の子に心をときめかせ、一つ上の学年の先輩を好きになり、片思いを経験した。
男の性で生まれた、ティエンさんの本名はトゥアン・アインとして・・・・
幼少期を過ごしたが、思春期には女性の服を着たり、化粧をしたりする
ことを好んだ。
「ある日、息子のトゥアン・アインの部屋に、女性物の服や化粧品を見つけた
母は、とてもショックを受けていました。母は長い時間泣き続け、ようやく
私を受け入れてくれました」と、ティエンさん語る。
高校時代になると、ティエンさんはトランスジェンダーに関する情報を・・・・・
収集し、性転換手術を受けてエンターテインメント界でも活躍している
フオン・ザンに影響を受け、性転換手術に向けて貯金を始めた。
しかし、ティエンさんは両親にカミングアウトをし、性転換手術を受けたい
という思いを伝えた。しかし、ティエンさんが打ち明けるや否や猛反対を
されティエンさんを、家の外に追い出した。
家族に受け入れられず、家から追い出されたティエンさんは・・・・
早い段階で自立しなければなりませんでした。
スーツケースを引きずって家を出たティエンさんは、友人の紹介で、
ナイトクラブで働きました。ナイトクラブでは、下手間仕事で・・・・・
洗濯、調理、掃除を含むすべての手作業を担当する必要がありました。
彼女が自分を表現するためにステージに立つ機会を得るのに2年の苦労が
必要でした。男の「ティエン」さんは、女の「ティエン」に生まれ変わった。
かつらをかぶったり、スカートを履いたり、胸にパッドを詰めたり、・・・
化粧をしたり自由に好きなことができるようになったのだ。
ティエンさんは、18歳のときにホルモン注射を打ち始めた。
当時のベトナムではホルモンを販売しておらず、タイから闇ルートで購入しな
ければならなかった。
ティエンさんは、ホルモン注射は生涯にわたり続けなければならないことや、
多くの副作用があることから不安だったが、リスクを受け入れることにした。
経済的な問題もあり、ホルモン注射を打つのは10日に1回のみだったため、
効果が表れるのも人より遅かった。
ホルモン注射を打ち始めたばかりのころ、ティエンさんはショック症状や
眠気、ストレスなどに苦しんだ。数か月が経ち、薬に適応するようになると、
自分の身体がより女性らしくなっていくのを感じ始めた。
ティエンさんはそんな自分を慰めるようにして女性らしい体になるべく・・・
女性ホルモンを使い始め、ワンピースを着て、化粧を施し、髪を伸ばすように
なり、ミスコンテストに出場することを夢見るようになった。
男性時代のトゥアン・アインさん
ティエンさんは、女性の外見を手に入れるため、実業家から資金融資を
受けて鼻形成と顎削り、豊胸の手術を受け、美白注射を打った。手術が
終わって目が覚めると、そばには自分を追い出したはずの母親がおり、
ティエンさんは、あふれ出す感情を止めることができなかった。
新たな外見を手に入れたティエンさんは、自信たっぷりに外へ出られる
ようになった。手術の傷が治ると、彼女は幸せそうな様子で娘として・・・
実家へ帰った。
数十回に及ぶ大小様々な手術を受けて3年が経った今も、健康上の問題が
数多くあるためティエン、さんは常に自身の手入れを怠らない。健康的な
生活習慣を維持している。
体もすっかり女性になっティエンたさんは、地方政府に戸籍上の性別と
名前の変更を申請した。前例がないため時間はかかったが、申請は正式に
承認された。ティエンさんの変更の決定書を手にした時、「これから初めて
本当の自分として生きられる」との思いが溢れて子供のように泣いたという。
ティエンさんは、今、女性としての生活を楽しみ、声のよさを生かして
歌手デビューを果たして、現在は、モデルとトランス女性歌手として
人気を博している。
