Samantha Sharp

サマンサ・シャープ

Elegant trans woman

 

 

私は、アメリカのアリゾナ州フェニックスに住んでいる

トランスジェンダー女性のサマンサです。

 

 

私は、以前男性として仕事にも成功し子供にも恵まれ・・・・

良き伴侶との完璧ともいえる結婚生活を送ってきた。

 

しかし、結婚10年目にして夫の私が男として生きて

いくのが不安で苦痛に感じ始めていた。

 

 

夫のニール・シャープさんが生涯の伴侶となるはずの
妻の(ローラー)さんに出会い、・・・・・・

 


半年もしないうちに婚約、その年の夏に結婚したのは2006年だった。

 

 

夫のニールさんは、若くして仕事にも成功し二人の間に

一人の息子を授かっり、人生設計は完璧のように思えた。

 

 

しかし、夫のニールさんには、長い間、妻のローラーさんに
隠してきた秘密があった。それは、夫のニールさんには、
性的アイデンティティの混乱を抱えていた。
このため、夫ニールさんは、うつ病を患った. り、・・・・・
さらには自殺に追い込まれたり何らかの精神疾患を患っていました。

 


 

何も知らない妻のローラーさんに衝撃的な出来事が起こった。

夫のニールさんから突然、・・・実は「女として生きていきたい」

と聞かされ。妻ローラーさんは、夫の言葉に大きな衝撃を受けた。

 

 

妻ローラーさんは、夫のニールさんが、自暴自棄になりこれを、

どのように受け入れなけれ、ならないかと悩んだ。
実はこの決定的な事実を突き付けられるまで、・・・
ローラーさんにとっては「もしや」というような出来事が

あったという。

 

 

以前、妻ローラーさんのお気に入りの赤のドレスの腰部分が

不可解に破れていたのを見つけた時に夫のニールさんが・・・・

「ごめん、もう二度としないから」と言った。


また、男の汗の臭いがついた私ののネグリジェに気付いた時は

「まさか夫に女性としての部分があり、それを言い出せずに

葛藤しているのでは」と思ったが、認めたくない気持ちがあり

スルーしていたそうだ。

 

 

しかし夫のニールさんから・・・・・・
「もう自分をごまかせない」と伝えられた時、ローラーさんは、

「その告白によって自分たち夫婦に何が起こるのか、・・・・・・
どんな意味になるのかを夫は理解していないだろうが、もう後戻りが

できないところまで来てしまった」と感じた。

 

 

女性的な夫ニールのことを男性として愛していた・・・・・
ローラーさんにとって、この告白は衝撃的で心が折れた。
同時に「私は夫のことを何も知らなかった」と感じ、・・・・
これまでの幸せな生活は嘘だったという思いに激しく苦しんだ。

 

 

しかし本来の自分が「女性」であると認めた夫ニールを・・・・
激しく叱責すると、彼を追いつめてしまうと思い、・・
愛している夫がどんなふうに変わろうともサポートし続けて

いくことを決めた。

 


 

それ以降、妻のローラーさんはネットで“トランスジェンダー”
について調べ、ニールさんが女性になるまでには・・・
ホルモン治療以外に心理カウンセリングや性別適合手術
などが必要と知った。

夫のニールさんは「性同一性障害」の診断を受け・・・
性転換手術を受けサマンサという女性の名前に変えた。

 

 

そして、2018年3月15日に、二人は以前と同じ結婚式場で
再びレスビアン・カップルとして結婚をしました。
妻のローラーさんはこれまでの心境をこのように語っている

 

 

「私の“夫”ニールはこの世から消え去り、私たちの結婚生活は

奪われました。でも、夫がいた場所には今でも、・・・・

私の親友サマンサがいます。

 


 

親友サマンサのそばでサポートし続けた・・・
自分を誇りに思うし、これからも彼女をリスペクト
しています。家族の形は変わったけれど、愛する人を
受け入れることの大切さを私に教えてくれました。

 

 

でも、サマンサが時々、女性として美しく感じてふと・・・・

嫉妬心を抱いてしまう。

 


 

私たちの一人息子は、父親が女性になったことにストレスがあり、

少なからずその心に傷を残しましたが・・・・・
今まで通り父親として接してくれています。

 

 

夫のニールさんは、サマンサと改名して・・・・・
誰もがありのまま受け入れられ、自分らしく生きることができる

社会になる事が大切であり、そのためにも性の多様性について

さらに理解を深め、偏見や差別意識をなくしていく必要があり

ますと語っている。