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グループホームからの着信には
いつもドキッとします
やはり、またしても・・・
でした
ぶり返す発熱
グループホームから、母の声がかすれ、微熱があると連絡があったのは一昨日の午前中でした
その後、平熱に戻り、食欲もあり水分もとれているとのこと
ひとまず安心していたのですが―-
17時過ぎ、再び発熱38.5度
訪問医療のクリニックに指示を仰ぎ、カロナール(解熱鎮痛剤)服用、様子を見るとのことでした
今回は震えも無く、水分もとれている
きっと大丈夫なはず
そう自分に言い聞かせました
翌朝には、熱が下がったとの連絡
季節の変わり目で体調を崩しただけだったのかな?と胸を撫でおろしたのですが―-
その日の夕方、また電話が鳴りました
ちゃんと食欲もあったのに、何があった訳でもないのに・・・・
どうしてか分かりません
困惑した職員さんのお声
母、再び38度を超える発熱
私はすぐにグループホームへ向いました
不安な夜のはじまり
17時過ぎに到着すると、横になる、というより座るような体勢で眠る母が
目をうっすらと開け、私に気付いたのか握っている左手に、わずかな力を感じました
顔は赤く、手も熱く、ぐったりしています
このまま夜を越せるのか―-
そんな不安がよぎりました
しかしクリニックは往診は難しいとのこと
カロナールと抗生剤を前回の2倍の量で服用するよう指示がありました
職員さんが薬を飲ませて下さり、私は母の手を握りながら、母の好きな童謡を歌います
時々、うっすらと笑みを浮かべ、眠ったかと思うとまた目を開け、視線を左右にさまよわせ
私を確認すると安心したように目を閉じる―-
こんな小さな身体で、必死に熱と戦っています
お母さん、頑張ってくれて、ありがとう
そう声をかけながら、涙がこぼれます
忘れられない母の姿
その時、ある情景がよみがえっていました
物心ついたばかりの頃、私は夜中の薄暗い廊下で母に抱かれ、泣いています
膀胱炎を患いその痛みに幼い私は耐えられなかったのです
見上げると、すぐそこに母の顔
ピンカールをした頭にナイトキャップ
母はボロボロ涙を流しながら、祈るように何度もこう言っていました
可哀相に・・・
代わってやりたい・・・
あの時の母の表情も声も、50年以上経った今でもはっきりと思い出せます
あの夜、泣きながら私を抱いていた母、
そして今--
泣きながら母の手を握る私
私の中に残っている、
あの母のぬくもりが
形を変えて、
今ここにあるように感じました
ふと気が付くと、
母の顔も手も、すっかり熱が引いて
眠りに落ちたのか、寝息を立てていました
最後までお読み下さり、ありがとうございました


