ゆるーくはっぴー ぬい撮り介護日記 -2ページ目

ゆるーくはっぴー ぬい撮り介護日記

認知症の母との日々を、手作りのぬいぐるみと共に、
アラカン主婦パニ子がゆるーく綴っています

ご訪問ありがとうございます音譜

 

 

チューリップ黄これまでの軌跡チューリップ黄

 

2012年 母が認知症、要介護3の

認定を受け実家へ通い介護開始

2017年~両親を呼寄せ在宅介護 

2021年8月 父が他界

2023年12月から母が施設入居

 

チューリップオレンジ主な登場人物チューリップオレンジ

 

パニ子の母 プー子

認知症歴13年 要介護4 

車いすでグループホーム暮らし

時折、体調を崩すも

そのたび見事に復活する80代 

 

パニ子

母の在宅介護を経て、今は

グループホームでの暮らしを

見守るアラカン主婦

 気にしいの泣き虫

趣味はぬいぐるみ作りと洋裁

 

グループホームからの着信には

いつもドキッとします

やはり、またしても・・・

でした

 

 

 

ぶり返す発熱

 

グループホームから、母の声がかすれ、微熱があると連絡があったのは一昨日の午前中でした

 

その後、平熱に戻り、食欲もあり水分もとれているとのこと

ひとまず安心していたのですが―-

 

17時過ぎ、再び発熱38.5度

訪問医療のクリニックに指示を仰ぎ、カロナール(解熱鎮痛剤)服用、様子を見るとのことでした

 

今回は震えも無く、水分もとれている

きっと大丈夫なはず

そう自分に言い聞かせました

 

翌朝には、熱が下がったとの連絡

 

季節の変わり目で体調を崩しただけだったのかな?と胸を撫でおろしたのですが―-

 

その日の夕方、また電話が鳴りました

 

ちゃんと食欲もあったのに、何があった訳でもないのに・・・・

どうしてか分かりません

 

困惑した職員さんのお声

母、再び38度を超える発熱

 

私はすぐにグループホームへ向いました

 

 

 

 

不安な夜のはじまり

 

17時過ぎに到着すると、横になる、というより座るような体勢で眠る母が

 

目をうっすらと開け、私に気付いたのか握っている左手に、わずかな力を感じました

 

顔は赤く、手も熱く、ぐったりしています

 

このまま夜を越せるのか―-

そんな不安がよぎりました

 

しかしクリニックは往診は難しいとのこと

カロナールと抗生剤を前回の2倍の量で服用するよう指示がありました

 

職員さんが薬を飲ませて下さり、私は母の手を握りながら、母の好きな童謡を歌います

 

時々、うっすらと笑みを浮かべ、眠ったかと思うとまた目を開け、視線を左右にさまよわせ

私を確認すると安心したように目を閉じる―-

 

こんな小さな身体で、必死に熱と戦っています

 

お母さん、頑張ってくれて、ありがとう

 

そう声をかけながら、涙がこぼれます

 

 

 

 

忘れられない母の姿

 

その時、ある情景がよみがえっていました

 

物心ついたばかりの頃、私は夜中の薄暗い廊下で母に抱かれ、泣いています 

膀胱炎を患いその痛みに幼い私は耐えられなかったのです

 

見上げると、すぐそこに母の顔

ピンカールをした頭にナイトキャップ

 

母はボロボロ涙を流しながら、祈るように何度もこう言っていました

 

 

 

可哀相に・・・

 

代わってやりたい・・・

 

 

 

あの時の母の表情も声も、50年以上経った今でもはっきりと思い出せます

 

 

あの夜、泣きながら私を抱いていた

 

そして今--

泣きながら母の手を握る

 

 

 

私の中に残っている、

 

あの母のぬくもり

 

形を変えて、

 

今ここにあるように感じました

 

 

 

 

 

ふと気が付くと、

母の顔も手も、すっかり熱が引いて

 

眠りに落ちたのか、寝息を立てていました

 

 

 

 

 

 

 

最後までお読み下さり、ありがとうございました