初めての下半身不随で圧迫排尿を
しないといけなかった保護猫。
保護当時 生後3ヶ月くらいでしたが、
その時から後ろ足は立てませんでした。
最初は毎日病院に連れて行き、
圧迫排尿をして頂いていましたが、
獣医さんに圧迫の仕方を教わり、
おそるおそるの圧迫排尿も慣れていき
カールが亡くなる前には
お手のものになっていました。
カールを看取った
その時から
看取りをしても涙が出なくなりました。
こんなに大好きなカールの亡骸を目の前にしても
涙が出ない。
自分で薄情なのかとも思いました。
でもそれは本当の悲しみだったみたいです。
それからブログやFacebookで
「涙が出ない」
と言う方の記事を何度か目にしました。
「同じだ」
あまりにも愛情注ぎ過ぎて、
亡くなった事が受け入れられない。
そんな感じなんですかね。
友達と話してたり普段の生活の中では
普通に過ごせるのに、時間が空いたり
カールの排尿時間になると、
なんとも言えない自分の気持ちに
押しつぶされそうでした。
それから約2ヶ月後、
センターに行く機会があり、
交通事故で下半身不随の子が収容されて
いるのを目にしました。
とても可愛い子でした。
それが今我が家に居る
メルシーです。
少しづつほぐれていきました。
メルシーはオチッコは垂れ流し状態なので、
オムツです。
だけどオムツ変えの時は、
圧迫してあげると、溜まってる
オチッコが少し出てきます。
いつも少しオチッコが残っていると
膀胱炎になりやすくなるそうなので、
圧迫排尿してあげる方がいいそうです。
これもカールが私に教えてくれた
お世話の一つです。
カールが居たからこそ、今、メルシーが
健康でここにいられてる。
本当にカールに感謝です。
【カール、あなたは私にとっても大事な
沢山の事を残してくれたね。
今でもね、少し長い時間外に出てると、
あっ!カールのオチッコタイム!
急いで帰らなきゃ!
って、思っちゃうんだな。
大好きすぎて大好きすぎて、
愛おしくて愛おしすぎて、
まったく、困ったおかぁちゃんだよね。】
カールの死から、私はとても強くなれました。
それまでは、看取りをする度に、
ワーワー泣いていたのに、
あれから看取りをしても、
よく頑張ったね、ありがと
って、笑顔で見送る事ができるようになりました。
その子達の最期を笑顔で見送る
心からありがとうの気持ちと、
きっとまた会えるって、信じてるんです。
カールと一緒に過ごした時間は
2年4ヶ月。
短い時間だったかもしれないけど、
とても充実した沢山の事を学んだ
2年4ヶ月でした。
手がかかる子の保護は、大変な事も
沢山あります。
でも、教わる事も愛情を注ぐ事も
とても深いものがあります。
好きでハンデを背負って生まれてきた訳じゃない。
一生懸命生きようと頑張ってます。
メルシーは、外見もとても可愛い茶トラさん。
1才くらいの女の子です。
性格の可愛らしさは、バツグンです!
下半身不随の子は、棚の上に登ったり
しないので、家の中の飾り物も
片付ける必要もありませんよ!
メルシーも里親様募集しておりますので、
気になる方は、コメント、メッセージより
ご連絡下さい。