高校生になった。
それから私たちはそれぞれ違う道を歩んだ。
連絡先も知らなかった。
私もそれなりに恋をした。
好きな人もできた。
彼氏もできた。
でも、もしも、Dが戻ってきてくれるのなら、私は今の彼氏を捨ててでもDのところにいく。
そう友達によく話していた。
そう、高校時代ずっと忘れることができなかった。
忘れようとすることしかできなかった。
でも、高校3年生の冬、私はYと付き合い始めた。
彼の周りを気遣う優しいところ、まっすぐな性格に惹かれた。
今までの彼氏にはない感情を抱いた。
「もう私はDのことで振り返ることはないんだ。」
そう思える人だった。
そして、Dとさよならをしてから5年が経とうとしていた。