
「マドンナ·ダイアログ」
青木さんの追い詰められながら踏みきれない弱さのある息子。コメディかと思いきや最後のシーン。痴呆のはいった母親が心の中で何を思い、息子に対して何を口にしようとしているのか。そんな場面を観ながら親子だなぁ、お互い相手を思い、そっくりだなぁという雰囲気に泣きました。後ささったのは自分がピエロみたいだとの表現、その想いはわかる気がします。自分が浮いてしまって何をしてもおかしく思えてくる。その場面も胸にきました。
「曖昧で無秩序な」
事件を起こしてしまった息子の母親の話。母親として最後まで息子を帰る場所でありたいと思う健気な気持ち。時は残酷で過ぎて忘れ去られる事もあるけれどでもけして消えないのは。人の口なのかなぁ。人の口に扉は建てられない。勿論悪いのは本人であってけして家族ではないのにそれはわかってはいてもそこには「秩序」はない何処までもせまってくる。母親はそれでも待ち続ける切なさが胸にきました。
「ペンギンの翼」
頭の中に浮かんだのは、ちょとしたことで立場や物事の捉え方は変わってしまうという表裏一体といってもいい残酷な作品。展開の中で主人公の立場が変化していく。誰でもそうした人を落とし入れてしまったり、落とし入れられたりその時の状況や環境だったりで変化してしまう怖さは何処にでも潜んでいるという現実。平和はとても大切な事なのに人はそれを当たり前だとつい思ってしまう危うさ。心がザワつく作品でした。古部さんの戸惑いがでも後には戻れない後悔の想いの表現が何ともいえず伝わってきました。
「そうめんとプリン」
私にとっては一番表現するのに戸惑う作品。理解するのが難しいかなぁ。背徳感と切実さと凶気。わかってはいるけれど流されてしまう現実と最後を覚悟したからこその欲望に負けてしまう弱さと願いという名の欲望。苦しいはずなのに泣けない想いって難しいな。怖いのに目が背けられなくなるのはわかるけれども。森本さんの淡々としながらも奥に潜む感情の波に引き込まれましたけど。少し私の勉強不足かなぁ。難しかったです。
「翼のついた話」
観るキッカケの団体さんの作品です。うーん。コメディではないのかというのが少し驚きました。私は少し置いてけぼりをくらってしまいました。何故そうなったのかがわからない。そして何よりもここで終わってしまうのという印象だったのです。これからが面白くなるのではないのかなぁという想いかったどうしても拭えなかったです。利籐さんの芝居がとても自然だったのでより一層そう思ったのかもしれません。不思議な空気感のある作品でした。やはり私はこの後の展開がと正直思ってしまいます
「流レル星ニ」
観るキッカケの団体さんの作品です。凄いとしかいいようがありません。もうボロ泣きでした。思えばけしてセリフの量が多い訳ではありませんが何度も何度も繰り返しそれが最後のシーンの重要な鍵となる。日常の大切さ、愛おしさ、美しさ。正直言って言葉にならないぐらい感動しましたし泣きました。米山さん最初はただウルサイだけだったのに彼女のに芝居にのめり込んでいきました。脱帽です。彼女の芝居に震えました。観て本当に良かったです。
ここらで締めさせて頂きます。皆様お疲れ様でした。
