観劇日記 まつプロジェクト 「部屋に流れる時間の旅」 | ソメのブログ

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 まず思ったのは時間は残酷だなぁ。さり逝く者にも残される者にも流れていくし、止められない。

 松井さん、柔らかさの中に深い悲しみを背負い込み、それを降ろそうとは考えてはいるもののどうしても忘れられないでいる、川本さんとの最後の穏やかな日々が美化されていてでもそれだけでは残された者として「今」を生きていけない、苦しみを常往さんと「今」という時間を共有することで前に進もうとしている。

 川本さん、震災を乗り越えたからこそ彼女の中の何かが変わったんだろうし、私には松井さんから見えた想い出の中で「美化」されているのであろう姿に観えました。最後の穏やかな優しい時間を共有したことで、そして近くに居ながら助けられなかった思いがより一層そうさせているのではないのかなぁ。だとしても川本さんのお芝居はある意味で凶気ともとれる凄味のある芝居だったのではないでしょうか。

 常往さん、ある意味で普通であり、松井さんの演じる役どころが「今」を生きる為に一番求めている安息であり、普通の日常なんだろうなと思いました。綺麗事ではない弱さを埋めるリアルな現実なのでしょうか。

 セットを見て思ったのは「時計」みたいだなぁ。中心に机があって、水槽は数字を表しているのかなあと思いました。

 配信も見させて頂きました。作品としてはやっぱり残酷だなぁという思いが一番強いかなぁ。綺麗事だけでは生きてはいけませんから。

 皆様お疲れ様でした。これにて締めさせて頂きます。