
こんな松井さん観たことないなぁ。切ないなぁ。タイトルの事考えて「左遷」の言葉が頭を過りました。こんなにもの悲しい松井さんも不思議なんだけどしっくりしてるなぁ。上手いからなんだろうけれど。観てて滑稽なんだけど身につまされる。生きることへのもの悲しさが何ともいえずツラいなぁ。びっくりする程不器用な松井さんがそこに存在してるんだよな。やっぱり凄いなぁ。器用に生きる人はどこまでも器用で不器用な人間はどこまでいっても不器用なんだよなぁ。
「雨とマックと喪服の二人と」
今津さんといい、藤島さんといい独特の二人の空気感と二人の関係性がとても好きだなぁ。友情というのとは違うのだろうけれどお互いに相手を知ってるからこその距離感がとても好きでした。後腐れなくお互いにさらけ出せる距離感。今津さんのこの役、何かわかってなさそうででも優しくて受け入れる姿がなんとも好きだなぁ。藤島さんも可愛さにニンマリしてました。無償で甘えられる第三者に対する強いようで弱い女性の微妙な所の雰囲気がとても好きだなぁ。自分の思い出を大切にする優しい部分にも泣きました。可愛さがなんともぴったりでした。
「たりない二人」
笑わせて頂きました。そして泣きましたよ。こうした笑って笑って最後に泣かせてくる作品ずるいなぁとも思いながらも好きだなぁ。おぐりさんと元山さんのコンビがとても好きです。おぐりさんこのパキパキした所ぴったりだなぁ。この性格は何かわかる気がします。私自身はしっかりはしてはいないけれど相手との距離感を取れないというかつかめない。何か観てて身につまされました。不器用なんだけど真っ直ぐで。元山さんの役は自由人。かわいいんだけどどうしようもない所がはまってたなぁ。自分の真っ正直でとことん甘い(笑)。最後をみせない所がまた何ともこの二人を現しているようで何か笑えます。不器用ながらも想像出来る姿がありありとわかる。時間かかるんだろうなこのような結末を迎えるにはまだ一悶着ありそうだなこの二人(笑)観てると人ってかわいい生き物だなぁと思える。たりないモノがあるからそこ愛おしいというかかわいいとも思えるのだろうな。
「ライト」
観た瞬間いい意味で出たなと思える作品。おぐりさんの作品の中では「如水」もいいけど私はこちらの方が好きだったりします。内容は知ってはいるのででも始まりは笑ってしまう、それが後半になるにつけの息詰まる展開、胸を締め付けられる。確かに相手が悪いのだろうけれど孤独と悲哀。そこに当たる「光」闇だからこそ求めるモノ。堕ちたくない闇の部分、本人が一番わかってはいるのだろうけれどでも、どうしようも許せないものもある。やっぱり初見で観た衝撃か今でも残ってるし、よみがえってくる私にとってはかけがえのない作品の一つ。
「さらば青春の光」
贅沢な作品だなぁ。今津さん、藤島さん、元山さんこの三人が揃うなんて嬉しい限りです。今津さんの小心者感。表情が何とも言えず哀愁があって上手いなぁ。かわいらしなとも思えるのはバカなんだろうけりど。やっぱり、藤島さんと元山さんの静かなバトル。観ていていたたまれない感じ。元山さんは気にしてないといいながら一番拘っているのがわかる。一方藤島さんはわからない振りをしてはいるけれどこちらも縛られている。お互いにお互いがなりたい自分なんだろうと思える。お互い認めたくないんたろうな相手をでも誰よりも敵わないこともわかっている。相手のようには振る舞え無いことも。元山さんは藤島さんの大切な相手の為に受け流す力。受け止める力が欲しいのだろうし、藤島さんは元山さんの輝きと行動力が欲しいのだと思える。「青春の光」ですか「輝き」かぁ。あの頃のままではいられないのはわかってはいるけれど。人間は過去の「輝き」が眩しく思えるのだろうし、今を生きていても過去の「輝き」から抜け出せない事もある。明日はきてしまいますからね時は残酷だなぁと思える作品だなぁ。
「飛ばないロケット」
観終わった後に好きだと思ったし、スッキリした作品でした。関戸さん、おぐりさんのお二人の軽快なやり取りと距離感と感情の流れがとても面白かったですし、好きだし、ときめきました。関戸さんがカッコ良くて好きでした。見栄を張りながらも純粋で照れ屋なんだけど真っ直ぐで本当にカッコいいなと心から思えました。「飛べ」と叫ぶシーンにはびっくりしましたけれど何かスッキリしました。おぐりさん、スレているようで優しくて何処か愛嬌があってカッコいいけどかわいいなぁと。お二人の距離感のもどかしさがたまらなくときめきましたし好きでした。後「飛べ」と関戸さんが叫ぶ後に続いておぐりさんが叫び、何度も叫び続ける場面は好きな場面。大人だって叫びたいことありますよね。何かモヤモヤがスッキリしました。好きな作品の一つとなりそうです。
やっぱり個人的に思う事は私は短編の方が空宙空地さんの作品は好きだなぁ。「雨シリーズ」も凄く好きだし。
大変な時期にも関わらずの公演は難しいと思います。生で拝見出来た事に感謝しております。皆様お疲れ様でした。またお芝居拝見出来るのを楽しみにしております。