
喜劇のヒロイン。不思議でシュールな笑いと独特な世界観。正直グリム童話は読んだ事があるのはずなのだがほぼ記憶がない。ひょっとしたら読んでいないかも。曖昧なんですよね。本当に不思議な世界観だなぁ。正直???が頭の中に浮かんでは消えと私には難解でした。面白かったんですけどね。本題としては「生きる」ということ実は簡単そうでとても実は難しい事なのかもしれません。「当たり前」な事ほど難しいのかも。そんな事を独特な笑いで表現されている作品。悲しくも切ないけれどでも逞しく前へ進めと告げているような物語。
ハマナコ役、春日井さん。おバカなんだけど前向きで純粋で。でも「生きる」ことへの力強さと逞しさを感じました。
パルパル役、今村さん。彼の芝居は久しぶりに拝見しました。かわいらしい弟役。頭はいいのだけれどどこか抜ける。無邪気さが拝見していて微笑ましくニマニマしながら拝見してました。
アルル役、まといさん。作品を観るキッカケの役者さん。出てきた時の立ち位置がまったく読めなかった。私にとって作品を理解する上で一番難しく感じた役。正直、喋らないっていう芝居は難しいですよね。何故、姉弟の前でだけ喋らないのか。そこがひかかってどうしても理解出来なかった。未だに謎のままの部分はあるけるど生きていく上で姉弟に余計なモノを与えず厳しく見守る為のものなのかなぁ。最後の方はまといさんらしくカッコいいおばさんになってました。表情はやっぱり目を引きました。
隣人役、棗さん。この物語を紐解く上で鍵になる役。観客側に近い役回り。姉弟の環境とおばさんに対する謎を紐解き、その世界観を切なく悲しい物語にみせていく案内人。一番分かりやすい役所。ハッキリとしていながらも飄々とした感じは拝見していて面白かったです。
少し心残りなのは、ダブルキャストの山崎さんの方は時間が合わず拝見出来ませんでした。もう一度拝見したいなぁという思いもあります。
「瀬戸内」の坪尾さん。拝見するキッカケになった役者さんの一人。こちらは後半になるにしたがって衝撃を受けました。何か心をかきむしられるというか、「ぞわぁ」という感覚を覚えました。演劇は所詮虚構の世界。それを上手くみせてくれたなぁと。坪尾さんの芝居も観ていて引き込まれました。後で新宮さんのご挨拶の文書を読んだのですが、より一層「嘘」という彼の描いた作品の深さを興味深く思い出されました。こちらももう一度拝見したかったなぁと今になって思います。
少し遅くなりました。色々と思う事があり中々筆が進みませんでした。私にとってはやり取りの面白い部分があるけれど、その反面独特な世界観に難しさを感じてしまった面もあるとは思います。
ここらで締めたいと思います。この時期に様々なご苦労があったと思いますが拝見出来て嬉しく思います。それでは皆様お疲れ様でした。