
観てきました。まず思ったのは寺山さんの作品だったので難しいんだろうなと思ったこと。作品を観た事はあるけれどどれも不思議な世界観で中に入り込むのが苦労したことがあるので。そしてこの作品を観て思った事は鹿目さんがこれを演出しているという事実。凄いな、あおきりみかんとはまるで異なる世界観。鹿目さんの頭の中は一体どうなってるんだろう。幅の広さを感じました。
作品を観て思ったのは親子の憎愛の話。物悲しい物語。自分が息子を殺してしまっている事実を隠しながら自分の息子だと名乗る若い男を食い物にしていく母親の自分と息子を地獄へ落とした本家への復讐劇。
会場へ入って思ったのは流れる津軽弁のお経にもにた淡々とした声。始まって流れる三味線の迫力に圧倒さられました。役者陣の際立った芝居。差別的な表現もありながら難しいけれど笑いも交えながら独特な悲しいけれど虚構と現実の境目を漂っているような不思議な世界観。全てに引き込まれました。
小熊さん、妖しいけれどキレイだなぁと思える揺るがない覚悟を持っている物悲しい独特な雰囲気の母親。出てきた瞬間目を奪われました。
松井さん相変わらず掴めない方だなぁ。でも不思議な存在感を持った方ですね。面白いなぁ。
平手さん、作品を観るキッカケになった役者さん。彼女は拝見する度に印象が変わる。声も顔も彼女なのに作品によって見せる顔が違うし、違う印象を持ってしまう何とも不思議な役者さん。色んな一面を持っている役者さんだなぁと思います。作品の中での彼女はどちらかというと客席より物語を客観的に進めていく立ち位置のように感じました。
中内さん、拝見してて思うのはやっぱり色んな役周りの出来る人なんだなぁという確信にもにた思い。物語の笑いを生み出し様々な顔を見せる姿。流石だなぁと林さんとのやり取りも面白かったです。
林さん、作品を観るキッカケになった役者さん。この方も多才だなぁ。笑いのツボは流石だなぁ楽しませて頂きました。面白かったです。
久川さん、舞台上での脇役ながら独特の存在感。楽しませて頂きました。作品の中では皆様様々な役を演じられてますが久川さんも凄いなと思いながら観ていました。
この独特の世界観をこれだけのキャストで観れる凄さ。よく集まったなぁと贅沢な時間を過ごさせてもらったのかなという今にして思うのです。桟敷席だからこその雰囲気も面白かったです。ただ出来れば勘弁してほしいという思いもあります。少しツラかったです。三味線の生演奏も贅沢な空間を演出してました。いいですね、好きでした。
ではここらで締めたいと思います。皆様お疲れ様でした。