18日~20日まで観劇三昧しておりました。

 

18日はLLL(ラブズレイバーズロスト)というミュージカルをみたあと

末原拓馬さんの朗読劇ハンガーボーイを観劇。

19日も含めて3回観劇。

 

20日は末原拓馬×シモシュ「言葉と音の世界」という即興芝居に参加。

こっちはまたつぎのブログでまとめようとおもいます。

 

では、まずハンガーボーイから。

先ず入って目に付く美術。

空間が素敵すぎて、額縁に貼られたオーロラの布?がすごくキラキラしていて

幻想的でした。

 

鉄くずたちが集まるスクラップ場 

壊れかけたロボットを拾ったのは 

貧しい画家の青年だったーーー 

 

6年前に上演した物語らしくて、私は初めての物語でした。

壊れかけのロボットが旦那様にハンガーボーイとなずけられ、

クローゼットをあけるなといわれ約束を守る純情な感じがたまらなく愛おしかった。

 

ロボットは感情がないといっていたけど唯一おぼえた「めんどくさい」という言葉。

物語中にたくさんでてきて毎回ロボットの感情をあらわしていて、

でも最後の「めんどくさい」はきっと見た人それぞれで違う意味を持ちそうだなとおもいました。

その「めんどくさい」に関しての考察が個人的にめちゃめちゃに進んで自爆しそう…

 

月が死んじゃう音の結末も。

ロボットが旦那様がないているときに月が落ちるという意味にとらえてしまったことも。

すごく無垢で純粋だなっておもった。

 

大切だからこその優しい嘘ってすごく切なくて、ロボットが無邪気に笑うものだから、

すごくすごく切なさがました。

 

ロボットが旦那様にボタンをしめてもらうときに見せる笑顔が可愛かった。

あんなに嬉しそうな表情をするものだから、

関係性尊いなっておもいました。

 

3回観劇して、やっぱりお芝居って生ものだなっておもって、

3回目のラストだけロボットが旦那様がどうなったか分かっていたようにかんじた。

ラストの「めんどくさい」は2つの意味が込められているかもとかちょっとおもったりもしたけど。

「ありがとう」と「さようなら」かなって(個人的な意見)

 

どっちにしろしんどいんだけどね。

 

いつものがら、末原作品のパワーを目の当たりにした感じです。

そして、ひとり芝居のときもそうだけど、声色や仕草や表情がコロコロかわって、

そこに全員がいるような感覚になる。やっぱりすごいなぁとおもいます。

 

今回の衣装がとってもかわいくて、ネクタイめっちゃ長いの!!

マフラーになるのかわいい!!!!

襟の形もわたしはすきだった。

ネクタイをいじるシーンがあって、それが可愛すぎてやばかったです。

 

こんなに優しくてこんなに哀しいのにそれがとっても美しくて

感情を抱きしめられているような、そんな物語だなとおもいました。

 

素敵な物語にまた出会いました。

ありがとう。