夕方から急に寒気がして、

体が鉛のように重くなってしまった。
​せめて旦那が帰るまで横になろうと、
ボロアパートの冷たい畳の上で
毛布にくるまっていた。
​ガチャっと音がして、旦那が帰宅。
​「おかえり」と声を出すのも精一杯な私に、
旦那が最初にかけた言葉は、
​「大丈夫?」
​でも、
「生きてる?」
でもなかった。
​「おい、メシまだかよ」
​……。
私が顔を真っ赤にして寝込んでいるのが
見えないのか。
​心配の一言もなく、
自分の腹を満たすことしか頭にない。
それだけじゃない。
​突然、ガサゴソと自分の洋服を
洗濯し始めた旦那。
​「珍しく家事を手伝ってくれるの?」
なんて、淡い期待を抱いた私が馬鹿でした。
​洗濯機が終わるピーピーという音が鳴ると、
旦那は私を見下ろしてこう言った。
​「おい、終わったぞ。おまえが干せよ」
耳を疑った。
​自分が着たい服だけ洗って、
濡れたままの洗濯物を、
フラフラの私に押し付ける。
​「体調悪いから無理」と言うと、
「これくらい主婦の仕事だろ。甘えんな」
と捨て台詞を吐いて、自分はスマホでゲーム。
​このボロアパートの狭い部屋の中で、
逃げ場のない絶望感。
​悔しくて、情けなくて、
熱のせいだけじゃない涙が出てきた。
​これって、立派なモラハラですよね?
皆さんの旦那さんなら、どうしますか……?


せめてこれ食べて寝る、、、