『心不全の予後と再入院』
おはようございます。
今日はちょっと話を変えて心不全について。
先日のセミナーではお話しきれませんでしたからね。
ネタはいっぱいもちあわせていますよ。笑
さて、心不全の予後をご存知でしょうか?
ここでは慢性心不全のことを心不全と話します。
心不全っていうと、特別めずらしくないように感じるのは私だけではないと思います。
病院にいればたくさんいますからね。
しかし、その予後は極めて不良とされています。
5年生存率は30-50%。
低い数字ですよね、この数字からも心不全が重要な病態であることがわかると思います。
ただし、現在高齢者の心不全が急速に増えていることもこの数字を助長していると思います。
一概に、この数字をすべての患者さんにあてはめるのは考え物です。
そして、今日本で(世界でも)問題となっているのは再入院率が高いこと。
報告により多少数値のばらつきはありますが、退院後3-6ヶ月で30%程度の方が再入院するとされています。
3人に1人くらいの割合で再入院する、非常に高率であると思います。
ちなみに、先日私の担当だった心不全の方も再入院してきました。
全身浮腫んで動けなくなっていました。
では、いったいなぜ再入院することになってしまうのでしょうか?
その原因を調べてみると・・・
イメージとしては心機能が悪化したとか、狭心症や心筋梗塞が再発したとか、なにか心臓に器質的問題が生じるのでは?と思うと思います。
しかし、実際は違うようです。もちろんそういう方もいますがむしろ少数派。
多いのは、
●塩分や水分制限を守れなかった
●過労や薬物療法の不徹底
このような理由です。
要は、退院時の指導をしっかり守れなかったということです。
そもそも指導が不十分だったということも考えられます。
これはなかなかの問題点を含んでいるように感じます。
退院時の指導が不十分なのか、退院時指導しているけど指導が実際的ではなかったのか。
塩分は6g/日未満にして下さい。
あまり重たいものは持たず、軽い運動だけにして下さい。
○○は朝晩食後、△△は毎食前、□□は1日1回昼食後に内服してください。
など、指導は様々です。
高齢者にすべてを理解してもらうのは容易ではないですよね。
心不全患者の再入院を予防するにあたり、退院時指導の重要性と在宅での生活管理の必要性が報告されています。
高齢な方が多い現状です、少しでもわかりやすく、実際に実行できるレベルにしておくこと。
紙面でお渡しして忘れても大丈夫なようにすること。
独居や認知症があるなど、1人での生活に不安がある場合は訪問看護など定期的に管理してくれる人が出入りすること。
などなど、対策は色々あると思います。
これらの原因はうまくやれば防げてかもしれない原因です。
再入院を予防するために退院時の指導を徹底することの必要性を改めて実感しました。
理学療法士であれば(このメルマガは理学療法士以外の職種の方も読んでいるので)、運動に関してはきちんと指導するべきでしょう。
在宅での意外な問題点をお話しました。
結構深刻な問題だと思います、そして、今言ったように予防可能な原因がたくさんあります。
心不全の患者さんはどこの病院・施設にもいると思います。
ちょっと今日の話を頭に入れて退院時の指導をしてみてもらえると幸いです^^