リハビリに注ぐ少々のスパイス -25ページ目

リハビリに注ぐ少々のスパイス

臨床での疑問をもとに、色々なことを書いています。
教育にも興味があるので、少しでも多くのセラピストのためになる記事を書きたいと思っています。

運動に伴う血圧の変化について。

通常、運動すると血圧は上がります。
特に収縮期血圧が上がります。

拡張期血圧は末梢の血管抵抗が下がると下がる?(中には大動脈の硬さとする書物もあります、理屈からするとそちらの方が理にかなっていると思うのですが・・・)ため、心拍出量の増加と末梢血管抵抗の低下の差によって若干上がるか対して変わらないということになります。

では、なんのために血圧が上がるのか?

そもそも、血圧ってのは私たちが心臓の働きを簡便かつ非侵襲的に知るために考案した画期的な数値です。

今では血圧計があれば誰でも簡単に測ることができます。
でも、身体は果たして血圧をコントロールしようとしているのでしょうか?

身体にとって必要なのは血液を全身に運ぶことではないでしょうか?

ということは、運動後の血圧の変化にばかり気をとられることはちょっとナンセンスな気がします。
まだ決定的な結論には至っていないのですが、そう考えた方が私の場合はスッキリします。

では、運動後に血圧が上がるのは

筋肉に血液を供給するためである

そう考えると納得できます。
血圧が上がるというのは心臓にとって負担ですからね、上がらないにこしたことはないんです。

本来であれば運動をすると静脈にたまっている血液を総動員して循環血液量を増やし、酸素を必要としている筋肉に集中的に血液を送ります。

そのために心臓はたくさん強く収縮する、つまり一回拍出量と心拍数を増やすわけです。

必要な筋肉に選択的に血液を送ることなんてできるの?

それができるんですね、人の身体の仕組みは本当にすごい。

様々な反応が起こり、結果的にあまり必要でない内臓には血液を少なくして必要な筋肉にはたくさん血液を送ります。

そして必要な酸素量を提供する。

心臓はそうして運動の継続を可能にしているんです。

では、心不全になるとこの反応はどうなるのでしょうか??

それは次回考えていきましょう!!