随分久しぶりにブログを書いております・・・とは何度目でしょうか?そのくらい仕事が忙しくなっておりますが、そこは気ままブログ。気分転換に更新してます。

 

さて、先日は久しぶりに東京ドームプリズムホールにて、ウルトラマンEXPOを楽しんできました。最後にプリズムホールでウルフェスが開催されて以来に行ったので、16年ぶりくらいです。

 

その話はまた別の機会として、今年は記念すべきウルトラセブン50周年。ということで、セブンについて考察するのも良いのですが、そこは敢えて論点を変えまして・・・

 

ウルトラセブンの続編としてのウルトラマンレオとは?

 

について考えたいと思います。

 

ご存じの通り、ウルトラマンレオという作品には、ウルトラセブンことモロボシ・ダンが隊長として登場。しかし物語の冒頭で、ウルトラアイが半壊状態となり、変身能力を失ってしまいました。そしてその時に出会った若き青年・・・おおとりゲンことレオに地球防衛の任を託し、厳しく鍛え上げました。

 

さて、その結果レオの物語は、ある側面においてセブンの続編とも言える物語にもなっています。勿論、レオではあくまで脇役ですので出番的には少ないですが、そういう考察を十分考えるに堪える作品です。

 

ということで、個人的にそう思うポイントを簡単に上げてみました。

では・・・どうぞ!

 

・残された能力

ダンに唯一残された超能力であるウルトラ念力。一時的な体力を削り、命を著しく縮める技である。負担が大きいために長時間や間隔を置かない連続使用は出来ず、怪獣や宇宙人を倒すまでには至らず、足止めするのが精一杯である。

そもそもセブン本編でも透視能力を見せていたので、ダンが超能力を発揮すること自体には何も違和感はありません。

また、セブンはアイスラッガーを自由自在に操るために、ウルトラ念力を鍛え、ウルトラ兄弟で一番の念力を使うという児童書の設定を読んでいたこともあり、「だから念力を使う力が残ったのか」なんて思っていました。

ところがこれ、後にウルトラ銀河伝説にてハヤタとミライ(初代マンとメビウス)が使い、更には後にCSの再放送で矢的(エイティ)が使っていたことを知り、ダンだけの特殊能力ではないことが判明。しかしダン以外のメンバーは目を瞑って使用していたので、個人的にはダンだけが目を瞑らずに使うことが出来るということで、他の兄弟とは違うという優位性を勝手に設定しています。

 

・アンヌ

これは第29話ですね。ダン自身が、アンヌによく似た女性と遭遇した一件。宇宙人の子供であるウリーとは壮絶な念力対決を繰り広げます。

結果としてこの女性が、アンヌだったのかは不明です。思わせぶりも多いですし。ウリーも宇宙人の捨て子らしいので、もしかしたら・・・な~んて考えてしまいますが。

とにかく、この話でダンにとってやっぱりアンヌは大きな存在であり、セブン最終回での別れも本意では無かったんだろうなというのが分かる話です。

 

 

・ウルトラセブンである故の苦悩

これが顕著に見られるのは、やはりババルウ星人との戦いを描いた前後編(第38・39話)です。前編では、疑いを掛けられたレオへの信頼とウルトラ兄弟たちとの絆の間に挟まれ苦しみ、後編ではMAC隊長としての立場とウルトラセブンとしての立場に苦しみます。いずれの場合でも、苦渋の結果としてダン隊長としての立場を選択しています。それは後編の中でキングにウルトラの星への帰還を促された際に、答えた次の言葉がそうさせたのでしょう。

「地球は第二の故郷です。もし本当にウルトラの星がぶつかる時は、僕は・・・僕は地球と一緒に死にます。」

 

・怪獣ボール

何故かカプセル怪獣を使っていませんでしたが、第34話で帰ってきたウルトラマンこと郷 秀樹が怪獣ボールを運んできてくれました。セブンガーと呼ばれるその怪獣。1分間の時間制限がありますが、新マンを追い込んだ強敵怪獣を、あと10秒というところまで追い込む強さ。(ただし1度使用すると50時間使用不可

何故かこの回だけの使用に留まりました。ババルウ事件ではウルトラ念力を最後の手段にして、このセブンガーでアストラ(ニセモノですが)を追い込めば良かったのでは?と思わずにはいられません。

 

・セブンであるからこそ

第13話と第36話。バイブ星人とアトランタ星人の戦いで垣間見えるところです。

前者では、レオが星人の罠に落ち、ダンはレオを守るために自ら星人を倒すと宣言。そしてダンはその罠を破りマッキー3号で突撃し、本当に倒してしまいます。勿論命懸けであり、レオが密かに行っていた特訓による救出が無ければ、命を落としていたでしょう。

この罠。星人は姿を消して行動するということなんですが、これを見破ったのも、トリックに気づいたからとはいえ、セブンとしての透視能力もあったのでは・・・と思っています。

後者については、星人自体がレオに宣戦布告。内部からMACを壊滅させようとしました。結果としてこの回でもレオは星人の策略で自由に行動ができなくなっていまいます。

(実は共通して、長官を前にしての失敗だったこともあり、謹慎になっています)

そしてダンは、一計を案じ、逆に星人の動きを封じます。これは地球人としての心を理解しているダンならではの作戦。侵略者には理解できないでしょう。この時のダンと星人の目のやり取りが、間違いなく彼は、モロボシ・ダン=ウルトラセブンであることを感じさせます。

 

 

えっと・・・他にもポイントはあると思います。しかし、今の自分の拙い文章力では、ここまでが限界ですね。申し訳ないです。同じような思考で素晴らしい本も出版されてますので、読んで頂きたい。ダンとゲンへのインタビュー、セブンとレオの絆と、それを受け継ぐ・・・ウルトラマンゼロについても少し触れられてますので、是非!