第260回 陽子線治療のプロ | [粒子線治療][陽子線治療][菱川良夫] 名誉センター長のこばなし ~がんから学ぶこと~

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一般社団法人 メディポリス医学研究所
メディポリス国際陽子線治療センター 名誉センター長
菱川良夫による講演からの小話。

最近、ラジオ番組の収録やテレビ取材が続いています。
今日は九州の地方局の取材を受けました。

いつも取材を受ける時は、取材クルーと積極的に話をするようにしています。
今回のクルーはディレクター、レポーター、カメラマン、音声さんの4名でした。

先日の中国の局の取材では、10名を超える取材クルーで、役割がさっぱりわからない人もいましたが、日本の局の取材は最低限の人員で無駄がありません。

中国の取材についてはこちら

第252回 上海の放送局の取材
http://ameblo.jp/ptrc/entry-12160767362.html


以前にもご紹介したように、取材を受ける際の楽しみの一つは「逆取材」です。
今回も色々なことを質問させていただきました。

まず、カメラの値段。
これは毎回聞いているのですが、今回の取材カメラはデジタルカメラで、レンズも入れると1000万円を超えるそうです。重量も相当なもので、装備とともに肩に担いでいました。


「池のそばで取材中に池に転げ落ちたらどうするの?」と聞くと、

カメラマンは、「池の中でもカメラだけは池の外に出るように頑張って持ち上げます」と笑顔で返答して下さいました。
プロのカメラマンは、仕事の際には命の次にカメラを大事にしているようです。

プロはどの職業も大変です。


また、「万が一、壊したらどうなるの?」と聞くと
「保険に入っているので大丈夫ですが、ものすごく怒られます」と笑顔でした。


私の部屋での取材後、治療室を案内し、回転ガントリー装置をご覧になっていただきました。どの取材でも、この回転ガントリーは必ず見ていただいています。

今回は、レポーターとともに、ガントリー室から治療室に移動する映像を撮影していただきました。移動をしながら色々な話をして、どのように精度の高い治療を行っているかを理解していただきました。

ガントリーの大きさ、治療へ取り組む姿勢、我々の目指すビジョンを聞いて、レポーターも大変驚いて下さいました。


テレビ取材を受けることで、こちらも他業種のプロの話を聞いて刺激を受けます。
これからも、幸せな医療を提供する陽子線治療のプロとして、精進して参ります。