第134回 チーム力向上にかかせないこと | [粒子線治療][陽子線治療][菱川良夫] 名誉センター長のこばなし ~がんから学ぶこと~

[粒子線治療][陽子線治療][菱川良夫] 名誉センター長のこばなし ~がんから学ぶこと~

一般社団法人 メディポリス医学研究所
メディポリス国際陽子線治療センター 名誉センター長
菱川良夫による講演からの小話。

先日、地元テレビ局の取材を受けました。




インタビューの後、回転ガントリー室と加速室を案内させていただきました。

巨大なガントリーは、テレビや雑誌の取材時には必ずお見せするようにしています。
175トンもの装置が軽やかに動くのを目の当たりにすると、多くの記者の方は驚き、感激されます。

巨大にもかかわらず、高度な技術によって完璧に制御された粒子線治療装置。
一見華やかに見えますが、実際は維持管理が非常に大変で、多額の費用もかかります。

粒子線治療装置を使いこなし、安全で質の高い治療を提供する為には、医療チームのチーム力アップ、個々のスキルアップが必要です。
我々も、試行錯誤とミーティング、改善を何度もくり返し、難治症例にも対応できるチームに育ってきたと自負しています。


数時間の取材は、約10分ほどに編集され、2日後のニュース番組で放送されました。

患者さんや私のインタビュー、回転ガントリー室などの粒子線治療装置の紹介から、センターの目指す医療など、本当に分かりやすくまとめて下さりました。

ありがとうございました。


チーム医療の監督である私は、チームスポーツの観戦も趣味としています。
それ以外に、チームで仕事をしている人達を見るのも大好きです。

今回もそうでしたが、多くのテレビ取材は、インタビューアー(放送の企画者であることが多い)、カメラマンさん、音声さんの3人1チーム(クルー)です。

僅かな時間で完璧に編集された今回の放送を見て、取材チームの完成度の高さを改めて実感し、感動しました。



ここで組織のチーム力向上にかかせないことを、当センターで行っている事を交えて再考します。

(1)目標を持つこと
 当センター: 幸せな医療の提供

(2)個人個人が幸せになることが、チームの幸せにつながる
 当センター:自分自身を大切にする

(3)それぞれの仕事をより良いものにする
 当センター:カイゼン

(4)情報の共有化
 当センター:カンファレンスを続ける

(5)チーム力アップの見える化
 当センター:あらゆる情報を数値化し、必要に応じた形でデータを見せる
       治療数や難治がんなど数の把握、年度別・月別・部位別
       ・比較の仕方など、データの処理の仕方を工夫


「幸せな医療の提供」は、チームから提供される医療です。
現状に満足する事なくチーム力を向上させ、より質の高い幸せな医療を提供していきます。


今回のこばなしに関連するこばなしも併せてご覧下さい。

第110回「素晴らしいチームだからこそ、提供できる高度な治療」
http://ameblo.jp/ptrc/entry-11604840999.html

第125回「粒子線治療で大切なこと」
http://ameblo.jp/ptrc/entry-11730091547.html

第128回「ガントリーを自由自在に扱えるチーム」
http://ameblo.jp/ptrc/entry-11744067526.html