第106回 自然を感じ、感性を研ぎすませる | [粒子線治療][陽子線治療][菱川良夫] 名誉センター長のこばなし ~がんから学ぶこと~

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一般社団法人 メディポリス医学研究所
メディポリス国際陽子線治療センター 名誉センター長
菱川良夫による講演からの小話。

健康のため、毎日飽きずにウォーキングを続けています。
「健康のため」と言いましたが、最近では「自然を感じること」も目的になっています。

ウォーキングの際には、必ず写真を撮ってFacebookにアップロードしているので、
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私は養老孟司先生の本が好きで、数多くの本を読ませていただきました。
先生の文章には、「都市と自然の対比」がよく見られます。

都市は脳で作り出したもの。
即ち、すべてが自分の思ったようになります。

一方、自然は常に変化します。思い通りにはなりません。



ウォーキングで見る景色は刻々と変化していきます。
綺麗だと思った海や空の色は次の瞬間に色を変え、飛行機雲は消えていきます。

変化し、消えていくものだからこそ、美しさを感じることが出来るのでしょう。


患者さんの状態は、自然と同じく常に変化しています。
我々医療人は、そんな患者さんの状態を敏感に感じとらなければなりません。


私は、ウォーキングを通して自然に触れ、その変化を感じることで、感性を研ぎすませています。
そして、それらを仕事に生かし、社会に還元しています。


この年になり、指宿に来て、都会では味わうことができない自然の喜びを再認識しています。

まだ自然の美しさに気付いていない多くの人(とくに若い人)に自然を感じてもらい、感性を研ぎすませ、優しさの溢れる人になって欲しいと願っています。