第95回 読書で出逢った言葉を医療に応用する | [粒子線治療][陽子線治療][菱川良夫] 名誉センター長のこばなし ~がんから学ぶこと~

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一般社団法人 メディポリス医学研究所
メディポリス国際陽子線治療センター 名誉センター長
菱川良夫による講演からの小話。

私は読書が大好きです。

読書の醍醐味は、なんと言っても知らない言葉に出逢うことでしょう。
そして その言葉の意味を調べているうちに、次から次へと新しい考えが浮かんできます。


最近、読書から学んだ言葉は「ピグマリオン効果」です。


ピグマリオン効果とは、教育心理学における心理行動の1つで、教師の期待によって学習者の成績が向上することである。(Wikipediaより抜粋)



この効果には賛否両論あるようですが、私はこれを信じたいと思っています。


これを医療に応用すると...

治療を受けている患者さんが、「必ず良くなる」と信じるのは勿論のこと、
患者さんを治療する医療者側も、「治療を受けている患者さんが必ず良くなる」という気持ちを持つことが大切

となります。


今まで、患者さんと直接お話しする機会があれば、「治る気を持ちましょう」「治る気になって下さいね」とお話ししてきましたが、
これからは、「我々も全力で『治す気』を持ち、皆さんの完治を信じています」と付け加えていきたいと思っています。



次に学んだ言葉は「勇敢であれ、楽天的であれ」です。
これは、英国の貴族が、自分の子供に教える言葉だそうです。

子供の将来に必要な「意志の強さ」を育てる為に使われる言葉だと言われています。
難しい場面に遭遇したとしても、楽天的であれば冷静な判断を下せるということです。


がんを治療していく上で、難しい選択を迫られる場面が訪れることもあります。
そんな時は、この言葉を思い出し、冷静に判断ををして下さい。

冷静になれない時は、第三者に相談することも大切です。


当センターでは、粒子線治療を受ける患者さんにも、
セカンドオピニオンで粒子線治療が適応とならなかった患者さんにも、可能なかぎりの情報を提供し、フォローを行っています。


全ての人を幸せに。それが「幸せな医療の提供」だと信じています。





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