第16回 待つこと | [粒子線治療][陽子線治療][菱川良夫] 名誉センター長のこばなし ~がんから学ぶこと~

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一般社団法人 メディポリス医学研究所
メディポリス国際陽子線治療センター 名誉センター長
菱川良夫による講演からの小話。

「指宿で粒子線治療を受けるのに、どれぐらい待たされますか? 人気があるから数ヶ月ですか?」


と言った質問を、講演の時によく受けます。


このような発想をされる方が多いのは、実際にそのような施設が数多くあるからでしょう。



「治療方法を決めるのに、じっくり時間をかけて(具体的には1~2週間でしょうか)納得のいく治療を選びましょう。」
と、くり返し言ってきましたが、治療方法が決まれば、速やかに治療を開始すべきだと考えています。


重要なことは、焦らず急ぐことです。


粒子線での治療は完全にシステム化されており、1日数十人の治療が可能です。
その為、粒子線治療を受けることが決まれば待たせれる事はありません


急を要する場合であればすぐにでも治療計画をたて、治療を開始しますし、
特別な事情がないかぎり、2週間以上待たされることはありません。


私が名誉院長をつとめ、治療実績10年以上を誇る兵庫県立粒子線医療センター では、
ほぼ勤務時間内に1日100人以上の治療を行っています。


一方当センターでは、今年の4月に本格的な治療が開始されたばかりで、最高でも1日30人程度の治療数ですが、
技術者のレベルアップ、さらなるシステムの構築により、無限の可能性を秘めています。



当センターのホームページでは、治療総数を毎週更新しています。


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「更新の度に100人増える」と言う状況にならない限り、待つ事はないと考えて下さい。


粒子線の有効性が認知され、患者さんが毎週100人以上増えるほどの治療となれば、
今の施設の横に新しい施設を作る計画が進んでいるかもしれません。


当センターは、世界に向けて光を放ち続けます。


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      秋の青空

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