2月21日(土) 晴れ!めっちゃ晴れ!
青森7:55発
↓ 奥羽本線普通 弘前行
川部8:31着
川部9:02発
↓ <五能線>快速リゾートしらかみ2号 秋田行
ウェスパ椿山11:15着
<不老ふ死温泉>
艫作13:49発
↓ <五能線>普通 東能代行
東能代15:23着
東能代16:27発
↓ 奥羽本線普通 秋田行
秋田17:25着
秋田17:45発
↓ 奥羽本線普通 新庄行
大曲18:38着
大曲18:49発
↓ こまち36号 東京行
盛岡19:48着
昨日函館で青函連絡船の「摩周丸」を見ましたが、
対岸の青森には、同様に青函連絡船の「八甲田丸」が停泊されています。
今日は青森の出発が結構朝早かったので近くまで行ったのみですが、
また機会があれば見てみたいです。
青森は7:55発の弘前行で出発。
ロングシートの701系です。
北東北に多い701系は、都市区間ではありませんが
車内はロングシートで構成されています。
しかし都市区間でないものの意外にも老若男女問わず
幅広い客層が列車を利用している様子をみて、
私の住んでいる北陸ほど完全車社会ではないようにも見えました。
川部で乗り換え、ここから五能線に入ります。
今日のメイン、リゾートしらかみ号です!
リゾートしらかみは3編成あるのですが、
今日は「くまげら編成」と呼ばれるオレンジ色の車両でした。
他には緑色の「ブナ編成」、青色の「青池編成」があります。
いつか全部制覇してみたいものです。笑
岩木山とリンゴ畑。
五所川原までは列車の両側をリンゴの木が途切れなく続きます。
また、岩木山は角度によって見え方が全然変わるそうで、
2,3分おきに何度も写真に収めました。笑
五所川原を過ぎると車内で津軽三味線の演奏が行われます。
独特の音色と、激しいバチさばきを生で感じられました。
動画も撮ったのですが、アメブロでは載せられないみたいなので
残念です・・・
千畳敷駅で15分の停車時間があったので、少し散策。
1792年の地震で隆起してできたと言われる海岸段丘で、
大学で地理をやっている私はとっても興奮しました。笑
海岸線の向こうには、昨日までいた北海道の山々が見え、
旅が少しずつ進んでいることを感じます。
千畳敷からおよそ40分、
ウェスパ椿山駅で途中下車です。
駅から送迎バスで向かったのは・・・
不老ふ死温泉!
この写真では分かりにくいですが、
完全オーシャンビューの露天風呂です。
(露天風呂内は撮影禁止だったため、後ろの食堂から撮影)
お湯は濃い金色で、ものすごく鉄分の多いようなにおいでした。
露天風呂で、横浜から五能線の旅にやってきたという
3人組のおっちゃんと少しお話ししました。
聞けば某電子機器会社をリタイアされて、
今は趣味で多く旅をしているとのこと。
私も、稚内から南下して1か月かけて鹿児島の枕崎まで行くと伝えると、
とてもびっくりされていていました。
そして私の旅についてたくさん聞いていただきました。
あまり旅行中にこうした会話をすることがないため、
時々あるこうした会話になるとついたくさん喋ってしまいます(;^ω^)笑
昼食は、不老ふ死温泉のある深浦の名物、マグロステーキです。
鉄板でまぐろを焼き、好みの味付けのご飯に乗っけて丼にして食べます。
まぐろを刺身で食べないという贅沢の極みみたいな料理でした、
美味しかったです(^^)
温泉からは、先ほどのウェスパ椿山駅まで送迎バスもあったのですが、
せっかくなら歩いてみようと思い、
ウェスパ椿山駅よりも温泉に近い艫作駅まで歩くことにしました。
艫作駅。「へなし」と読みます。絶対ルビ打たないと読めん!笑
2月の青森だとは思えないような景色です。
実際にこの日の深浦の気温は8度!
特に厚着をしていなくても重い荷物をしょって歩いていると自然に汗が噴き出てきます。
艫作からは五能線の普通列車に乗り込みます。
始発駅が2つ手前の駅ということもあって、
乗車時点で乗客はゼロ。
私だけを乗せて東能代へと向かいます。
すると、次のウェスパ椿山駅で、
先ほどお風呂で一緒になったおっちゃん3人が乗車。
「あれ~、なんで乗ってるの!?」
「一つ手前の駅が温泉に近かったのでそこまで歩いたんです。」
「へぇ~そうなんだ、びっくりした~。」
ってな感じで、4人の列車はさらに南へ向かいます。
五能線はどこまで行っても絶景続き。
いくら眠たくてもウトウトする時間なんか少しもありません!笑
途中、車掌が切符を拝見に来ました。
そして、私の最長片道切符を見るなり・・・
「うわ~!この切符すごいですね!ちょっと勉強させてください!どれどれ・・・五能線から秋田、田沢湖、盛岡へ抜けて北上線でまた横手ですか・・・新庄、小牛田、一ノ関・・・ぐるぐる回りますね~、ははぁそれでゴールは鹿児島ですか。素晴らしいですな。この切符は一生宝物にしてくださいね!」
この旅行で今まで対応していただいた駅員さんや車掌さんには
特にこの切符に対して大きな反応を示されたことがなかったので、
車掌さんのこの反応がとても新鮮でうれしいものでした。
駅のホームにバスケットゴールがありました。
噂によると駅でフリースローをして入ると何か景品がもらえるのだそう。笑
東能代15:23着。
温泉から一緒だったおっちゃんたちはすぐの連絡の特急で秋田へ抜けるそうですが、
貧乏学生の私は少しでも節約するために1時間後の普通列車を待ちます。
16:27、東能代を出発。
秋田につくころにはもうだいぶ真っ暗になっていました。
秋田からは奥羽本線の普通列車で大曲まで行きます。
なぜ大曲まで普通列車かというと、
ここも、秋田からこまちを使ってもいいのですが、
頑張って大曲まで普通列車で行くことによって500円ぐらい特急料金が安くなるためです。
この区間は昔「電車でGO!」に使われた区間なので期待していましたが、
あいにく外は真っ暗・・・
大曲では10分の乗り継ぎで、今日最後の移動、
秋田新幹線こまち号です。
実は人生初のミニ新幹線乗車です。
立席特急券だったため、座れるか心配でしたが余裕でした。
車内で、有名な大舘駅の駅弁「鶏めし」を食べます。
実は東能代駅に売ってました。笑
さすが駅弁ランキング上位に入るだけあって美味しかったです。
盛岡着。19:48。
すぐにはやぶさと連結して17両になって東京へ向かいます。
というか今日知ったのですが、東北新幹線って17両編成とかあるんですね。
てっきり最長は東海道新幹線の16両だと思ってました・・・笑
さて、快晴の中進んだ今日の五能線の旅でしたが、
実は旅行の計画を立てるにあたって一番不安だったのが、
2日目に通る予定だった釧網線よりも、この五能線でした。
五能線は海沿いを走る区間が多いため、
しょっちゅう暴風によって運休や遅れが生じます。
(そのため地元の高校生では五能線をもじって「無能線」と呼ばれているそう。笑)
しかし、まさかのこれほどの快晴、
地元の方も「冬場にこれだけぽかぽか晴れているのはめったにない」とおっしゃるほどです。
しかも明日からは今日までと打って変わって東北も雨予報。
本当にツイているなぁと感じます。
切符だけを宝物にするなんてもったいない。
旅行の思い出全部を一つ残らず宝物にします。
では、また明日、おやすみなさい。
(明日は更新がかなり遅れるかもしれません)