hitocyan四国から季節の便り
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立     冬  (リットウ)

今日 11月 7日は、「二十四節季」の一つ「立冬」です。 暖冬で日替わりに暖かい日が続きますが、この立冬からは暦の上では「冬」に入ります。 次の「二十四節季」「小雪」までの期間を立冬と呼びます。初めて冬の気配が現われてくる頃です。 暦便覧には「冬の気立ち始めていよいよ冷ゆれば也」と説明されています。

 ひとつ前の二十四節季「霜降」を境として、金色に咲いた「金木犀」は、小さな花ながら、秋を代表するような淡い香りを、秋のそよ風が運んでくれましたが、花の命は短くて、二週間くらいで花は散り、金木犀の木の下は、金の絨毯 (ジュウタン) を敷き詰めたような光景でした。 ふところの寒い私にも、金の絨毯を敷き詰めた部屋 ( 寒い屋外の金木犀の木の下) ができました。 どこかの国の王様になった気持ちで、その絨毯の上にヨッコラショと寝ころんでみましたが、ゴツゴツするかと思いきや、金木犀の落ち葉も手伝ってか、案外ふわふわした寝心地でした。 貧乏老農夫の一年に一度の「精一杯の贅沢」を楽しみました。

 立冬は秋分と冬至の中間点に当たり、昼・夜・の、長短を基準に季節を区分すると、この日から立春の前日までが冬になります。

 最近は地球の温暖化が進み、冬来ると言えども、11月の初めは未だ、秋の名残が残っていますが、それでも、日中の陽射しは幾分弱まり、日暮れが早くなり、夜明けも遅くなり朝夕には空気の冷たさを感じるようになりました。    

 膝関節のトレーニングに、小道を自転車走行していますと、鮮やかな黄色の「タンポポ」が、可憐な花を天に向かって精一杯「万歳」をしているように咲いています。思わず足を止めて膝をついて「御苦労さん」と、タンポポにエールをおくりました。 トレーニングから帰って、家の周りを探索していると、ここにも黄色い花が !! 木陰で「つわぶき」の黄色い花が、高く茎を伸ばして、晩秋~初冬を我がもの顔に咲き誇っています。

去る10月30日、北海道の北端「稚内」で、初雪の便りです。 11月 1日には北海道全域が雪景色。 11月 2日~ 3日にかけては、北日本を中心に、西日本全体にも初雪が観測され、高い山では初冠雪の便りです。 いよいよ寒い冬が一歩一歩、忍び寄ってきています。 これからは「気温の低い日」、また「暖かい日」と日替わりが多く、季節の変わり目です。 体調管理に気を配り、寒い冬を乗り切りましょう。

 

       2009年11月 7日

       毛  利  仁  弘
E: ***** mail hitocyan@cosmostv.jp

霜   降 (ソウコウ)

10月23日は二十四節季の一つ「霜降」です。 次の二十四節季の「立冬」までの期間を「霜降」と呼びます。 露が冷気によって霜となって降り始めるころです。 暦便覧には「露・陰気に結ばれて、霜となり降るゆえ也」と説明されています。 楓(カエデ)や蔦(ツタ)が紅葉し始める頃です。 またこの日から立冬までの間に吹く寒い北風を「木枯らし」と呼びます。

 朝玄関を開けると、金木犀の香りが漂ってきます。 私は「臭気」はあまり感じない、俗に言う「鼻つんぼ」ですが、そんな私にでさえ解る、秋独特の香りが、朝は特に身勝手な老農夫の心を癒してくれます。

 つい先日まで、挨拶は「暑いなー」と言っていたのが、もうこの頃になると「ええ時候になりました」とか「寒いなー」と言う挨拶に変わってきました。

 ところで、近所や職場などで、顔見知りの人とすれ違ったときに「とっさに」挨拶ができていますか ?  親しいお付き合いのある人にはできても、顔見知り程度だと、つい目をそらしてしまったり、下を向いて気付かないふりをしてしまうことが多いのではないでしょうか。

 挨拶は自然に見えて、以外に気を使います。そのせいか、日頃から気疲れやストレスの多い人ほど、挨拶を面倒に感じるものです。

 巷では「あいさつをしない子どもが増えたとよく言われます。ところが ・・・ !

 ある会社が一昨年に行った「挨拶に関する調査によると、20歳代~50歳代までの各年代の中で、挨拶を重要視しない人が多いのが、30代 (男性16%、女性10%)。つまり子供を持つ親の世代に、挨拶に前向きでないことが目立っているのです。

 挨拶をよくする人は、毎日結構エネルギーを使っています。そのため、「こちらから挨拶をしたのに、されない」と、あまり気分のよいものではありません。例えばこちらから挨拶をしても無視されたり、そっと隠れたりされるとムッとするこさえあります。

 このような態度の人が増えてくると、挨拶をした方が「損を見た」ような気分になり、やがて自発的な挨拶が減ってしまうのです。

 どんな場合にでも、お互いが積極的な挨拶を交わすことは、高等動物「霊長類」、人として、立派な社会を築くために大きな役割を果たしているように思います。 元気なあいつができますよう自分に言い聞かせている霜降です。

2009年10月23日

毛  利  仁  弘

E: mail ***** hitocyan@cosmostv.jp

寒      露   (カンロ)

昨日から昨夜にかけて、ここ 1年~2年では、珍しく台風が18号が土佐沖を通って愛知の知多半島に上陸しました。 ここ瀬戸内側では、雨・風共に大事なく、台風を見送りました。 進行方面に当たる関東、東海、中部、北陸、東北、北海道などの、これからが心配です。

今年は立秋が、8月 7日でした。 立秋は暦の上では「秋になりましたよ」と言う意味ですが、 しかし、今年は夏の暑さが秋の季節まで残って、いわゆる残暑が厳しく、お彼岸が過ぎても近所の人たちや、四国遍路の修行者の皆さんと交わす挨拶は「暑いなー」「あついですねー」と言う言葉になりました。         

そんな残暑のせいか、普通作の水稲の塾し具合が、一週間も遅れていました。 それでもここ4日~5日の朝夕は、雨のせいも手伝ってか、半袖では寒ささえ感じるようになりました。 そんな効果も働いてか、稲は急に黄金色を増してきました。ケチをつける訳ではありませんが、今年の黄金色は一寸「くすんで」映えがないように思います。

水稲は、夏の日照時間も大切ですが、秋になると、朝夕の気温が寒い位い下らねば稲は熟れません。 稲はチャント季節を知っているのです。 朝夕寒いくらいになると、稲も秋が来たと気づいて、黄金色になり熟していくのです。

また彼岸花も例年なら、暦の上でのお彼岸には「満開を過ぎてしまうのですが、今年は開花が少し遅れたためか「彼岸花」が、お彼岸に丁度でした

ところで

10月 8日は、二十四節季の一つ「寒露」です。 朝庭先に出てみますと鶏頭や紫陽花の葉には、大きな露玉が付いています。 こんな情景をゆっくり見ていますと、「秋は深まっているなー」と感じずにはいられません。

雁などの冬鳥が渡って来るようになり、菊などの秋の花が咲き始めます。 コオロギなど秋の宵を賑わしてくれた虫たちも、そろそろ店じまいの準備をしています。 

暦便覧には、「陰寒の気に合って、露結び凝らん(カタマラン)とすれば也」と説明しています。 また雑学では、「つゆが寒さで凍ろうとする」とも記されています。 上の行の「凝」(ギョウ)の読みについては、読みは「ギョウ一」一つですが意味は、「かたまる」「こる」「かたくこおりつく」など、 10件ほどの意味があります。  国語については特に知識が乏しい私ですので、説明に困る説明です。御容赦ください。

       200910月 8

       毛  利  仁  弘

E:mail hitocyan@cosmostv.jo 

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