朝倉 勇の独りごと―25(その2) 2008年6月1日 山下勇三さんのこと
高純度・高品質の100円化粧品をつくる
この運動で江田三郎さんという社会党書記長に出会い
市民感覚の提案を求められました。
A化粧品会社の M社長が、化粧品は100円で、
十分に品質のよい高純度のものができますと提案。
ぼくは「ハイム」と命名(heim、家、家庭、故郷などのドイツ語)。
山下君は容器デザインに取組み、案内チラシも2人で制作。
シンプルでとても感じのよい100円化粧品が誕生しました。
化粧水、クレンジングクリーム、ナイトクリームなど、
女性用、男性用、数種類の基礎化粧品です。
販路は労働組合売店、安い良品を求める意識の人など。
100円口紅を例にとれば、原価は5円~10円ですよ、
という M社長の言葉がいまも忘れられません。
まったく無償の青春時代の仕事でした。
数年後、日本橋の三越本店でハイム100円化粧品は
売られるようになりました。さらに時がたち、
「無印良品」の時代が。良質ならば安い方がよい。
この思想はいま、各方面にも浸透しつつあると思います。
「無印良品」の新聞広告で赤ちゃんのイラストを
山下勇三君が描き評判になりました。ハイム化粧品が
タネとなり新しい時代に芽を吹いたと思ったものです。
子どもたちに自然をとり戻そうHAND IN HAND
山下勇三君は正義感の強い人でした。
お兄さんが原爆に被災したこともあり平和への意思は
強固なものがあったのだと思います。
ぼくたちのNPO PLANT A TREE PLANT LOVEでは、
「子どもたちに自然をとり戻そう」という活動をしています。
山下君にこの話をしたところ全面的に賛同してくれ
シンボルのイラストをはじめ、毎回、植物や昆虫など
すばらしいイラストを描いてくれていました。
手に手をとって身近なところに木を植えよう
それを育てて五感をとり戻そうという呼びかけなのです。
いま第4回目のポスターが事務局に張ってあります。
これが、彼の遺作となってしまったのでした。
(handinhand/index.htmlをご覧ください)
せめて山下勇三君の一端をご披露したく、今回は
こんなブログになりました。
山下勇三君を悼んで。朝倉 勇