前回述べたように男女比は1:4。
40代では二人に一人が発症しているとも言われる疾患です。
理由として主なものを大きく4つあげます。
①女性ホルモンの関係
女性は閉経後女性ホルモンの急激な減少が生じ、基礎代謝も低下します。
そして骨も脆弱になり、筋肉より脂肪がつきやすい状態になります。
これによって肥満の状態になりやすくなり、膝へのストレスも大きくなり軟骨もすり減りやすくなってしまうと考えます。
個人的にはこの影響が大きいと考えています。
②筋力
これは皆さんご存じの通り男性と比べて女性は筋力が少ないですよね。もちろん大腿四頭筋の筋力は必要ですが、それだけでは不十分です。
③関節リウマチやヘバーデン結節
いわゆる女性特有の病気が生じやすいことも原因となります。①にも起因すると思います。
リウマチによる変形性膝関節症もあります。
④骨盤、下肢のマルアライメント
出産時に生じる骨盤の不安定性、内股を取ることが多く、patellaが内側に変位しているスクインティングなどが生じやすいこと。また発表では女性にOAが多いのはToe in歩行、歩行時のstride widthの狭さ等、女性に多い歩容の影響や横広な骨盤による中殿筋効率の悪さがLTを生じやすい条件にあることなどが述べられています。
今日はここまで。
こう考えると女性患者と接することは様々な要素を考える必要がありますね。
性差も大切な評価要素です。
ウィメンズヘルスも気になりますね。
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