鍼灸マッサージと手づくりお香で
癒しのお仕事をしています。
大久保ゆうこです
今日5月3日は、父の命日です。
父のために作ったお線香
『博道』を焚きました。
天高く煙が舞い上がります。
父が亡くなった日も
今日と同じように
カラッとした良い天気でした。
健康が自慢の父でしたが、
病に倒れました。
入院して2週間で逝ってしまいました。
今日、お線香を焚いて
立ち昇る煙を眺めながら
思い出したことがありました…。
…わたしは、3人姉妹の長女です。
そして、実家は不動産業を営んでいました。
当時わたしは、別の仕事をしていましたので
家業を継ぐことは、全く考えていませんでした。
でも、父が病魔に犯されていると
病院から連絡があり
母もすっかり落ち込んでしまい、
わたしが何とかしなければと
一念発起して、
不動産業を営むための資格を取得しました。
勉強していることを父も知っていましたが、
「受かるわけないや〜
でも5回くらい受ければ受かるかもな」と
笑っていいました。
合格したよ。と伝えると
父は一点を見つめて
ぽろぽろ泣き出しました。
「勝手に涙が出てくらぁ
嬉しい、すごく嬉しいよぉ。
お宅は娘ばかりだから、跡取りがいないなと
同業者に言われたんだ。
でもすごく大変な仕事だから、
跡を継いでくれなくていい。
資格を取ってくれただけで嬉しいんだ。」
初めて父が泣いたのを見ました。
あぁ。頑張って勉強して良かった。
心からそう思いました。
昔の男の人だから
弱音は吐けないんでしょう。
病気の間も、痛いだとか
辛いだとか一回も言いませんでした。
父はわたしに肩を揉んでもらうのが
好きでした。
その時は、まだマッサージ師では
なかったけれど
今もお父さんが生きていたら、
はりもお灸もマッサージも
いくらだってやってあげたよ。
そう思いながら
お線香の煙を
ただただ、眺めました。
お線香の煙は仏様のご馳走だから
きっと、
「うめえなぁ〜。」
と言っていることでしょう。
そりゃそうです！
愛情込めて手作りしていますから
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亡くなった方への想いを込めたお線香や
清々しい毎日を過ごしたい方のためのお線香
など
気持ちに寄り添う
お線香をお作りします
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