最近また少し映画付いている。今回はこれ。
「スノーホワイト」http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88-DVD-%E3%83%AB%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%BA/dp/B006DWI7Y0
一昨年あたりだったか映画館などで「Coming Soon!」を見て、
面白そうだなぁと思い機会を伺っておりまして
先日DVDをレンタル。

原作はグリム童話でお馴染みの「白雪姫」。
絵本やアニメではそれこそディズニーそのもののイメージですが、
原作は結構過激で残忍だとか。
この映画では
原作のハードでダーティーな側面をクローズアップして
ストーリーを広げているようだ。
CGの使い方や戦闘シーンなどにもそれが現れている。

スノーホワイト役は
最近話題のバンパイアラブストーリー映画
「トワイライト」シリーズのヒロインだそうな。
余りこちらは詳しくないので多くは語れないが。
民衆を鼓舞する姿はむしろジャンヌ・ダルクに近いイメージだし、
甲冑姿で馬を駆り剣をふるう白雪姫も斬新だった。
王子様の最初のキスでは目覚めず
次のチャンスで目を覚ますという設定も面白い。
ただ飽くまでこれは個人的な感想だが、
スノーホワイトは確かに若くて美しいけれど、
悪の女王の方が
年増なのにむしろスノーよりも美人なので
そこはちょっと感情移入しにくかったなぁ。
で、
そのアンチヒロイン悪の女王役はシャリーズ・セロン。
こちら素で掛け値なしの美女。
しかし犯罪者や戦うヒロインなど過去の出演作にも一癖ある役所が多い。
今回もCGや老けメイクで
ダークでタフで恐ろしい魔女に挑戦。
その吹っ切れ具合がいっそ気持ち良い。
彼女が呪いに染まった理由も
実は結構奥深かったりしてその点も面白かった。
悪役が強かったり人間味豊かだと
やはり物語はシマるという典型だろう。

ストーリー展開は特に奇をてらうことなく
原作にそこそこ忠実だ。
しかし、政治や大人の事情、ラブロマンスだの失った家族の絆だの
色々と盛り込み過ぎな感はある。
細かいところだが、
小人の数は最初8人で、
オヤオヤと思っていたらストーリー途中で1人名誉の戦死者が出て
最終的に7人になるのが
アラそういうことという感じである。

映像的にはちらりと見た「ロードオブザリング」にも近いし、
途中には
これそのまんま実写版「もののけ姫」じゃねぇの?
というシーンもあって
そこらはかなり噴飯ものだが。

あと、
日本語吹き替えで小雪さんが悪の女王役を
椎名桔平さんが漁師エリック役を演じていたのがちょっと面白かったな。

ということで、
ダークでワイルドな白雪姫をCGふんだんに使った実写版で見たいという向き、
或いは、
私のように単にシャリーズ・セロン好きな方には宜しい映画ではないかと。

なかなか出来ないけれど、
出来る範囲で
新聞で囲碁の棋譜を見たり
対戦のニュースを見たりしている。
ただ実戦からはすっかり遠ざかっていて
勝負勘はめっきり落ちただろうなと思う。
しかし興味は尽きない。

先日のTBS系地上波TVで
この番組が放映された。
「情熱大陸 井山裕太冠」
http://www.mbs.jp/jounetsu/2013/01_13.shtml

史上最年少で囲碁の5大タイトルを手にした、
平成生まれの天才棋士。
その思考の秘密を探る、という番組。
リアルタイムでの放映を見られなかったので、
録画して見ました

トップ棋士同士、

特にタイトルに絡む程のレベルの対戦では
1000手以上先まで読むという。
しかもそれを1日十数時間、
タイトル戦であれば5番勝負とか7番勝負とか
複数日に渡って続ける。
そんなレベルには届くべくもないが、
少しでもその思考やその糸口でも見えれば、
今よりちょっとでも強くなれればと思って何度か見直す。

無論30分番組でその秘密全てを網羅できる筈もない。
強さの秘密に迫る、というには
やはり無理があって
結局その解明には至ってないのが実情。

しかし、幾つか気付かされた点もある。

一緒に出演していたが、
将棋の羽生名人と同じく、
晴れの場でも勝負の席でも
寝癖のままでも気にしていない。
食べることも、
住まいにも、
殊更拘りを見せない。
反面、
遠征にもIpadを持ち歩き
ネットで他の対戦をチェックしている。
無論、日頃の研究にも余念がない。
新婚の自宅でも、
新妻の将棋打ちと並んで棋譜の研究をしている。
要は囲碁一筋ということ。
他のことは本当に「どうでもいい」のではないか。
碁が強くなる以外の事に多分全く興味がない、
言い換えれば、
囲碁が強くなることだけが大切で、
後の全てを切り捨ててしまっているからこその強さ、
ということではないだろうか。

勿論対局でも凄い。
放送内でも挙げられていたが、
張栩さんや高尾さんらツワモノ相手でも、
秒読みの中でも、
表情を崩さず、
感情すらも露わにせず、
それでいて相対する歴戦の猛者を苦悩させるほど、
予測不能の
それでいて最強の手を打つのだ。

囲碁界の常識として、
ベテラン優位というのがあった。
ベテランの強みは
経験の豊富さと
感情のコントロールに長けているということだろう。
経験値の高さはいわずもがなだが、
如何に良い読みを持っていても、
若く、感情に任せついついカッとなって打っていては、
冷静な判断の基に打たれる一手に対応していく必要がある囲碁では
中々勝てない。
それがベテラン優位という根拠の一つだ。
しかしこれも過去のものになりつつあるようだ。
囲碁が頭脳戦である以上、
年齢が上というだけで勝てるという筈はなく、
若くても強い手が打てる方が勝つ。
実際、
井山さんの前に活躍した張さんにしても
今までの様々な最年少記録を塗り替える
若き天才として有名だった。
しかし井山さんはそれを上回る成績を打ち立てている。

その強さの一つ、
それは、
放映された対戦場面でも見られるが

感情をしっかりコントロールして
どんな状況でも冷静な思考を保持しているという
メンタリティの強さではないかと思う。持ち時間を使い切り
残り時間のカウントの中でさえ、
というよりも、
その中でこそ最強の一手が打てる
そのメンタルタフネスが凄いと思った。
表情を変えない、感情を表に出さないということは、
理論でもって感情を完全にコントロールしているということだろう。
無論その手は
破れかぶれではなく、
相手の読みを超えるほど
数えきれないほど先まで読まれて
その結果打たれている最強手だ。
追い込まれてなお、というより、
追い込まれてこそ更に研ぎ澄まされる
その集中力とメンタリティこそ素晴らしいと思った。

兎に角凄い。
凄すぎて
正直何をやっているのか分からない、
というのが実感だった。
私との共通点として、
TVゲームで囲碁を覚えたというのと、
碁石を置く時だけ左打ちという程度。

うーん、参考にならないなぁ。

少しの時間の余裕と
思うところ少々とがありまして
U-Nextでライブ映画を見ました。

これです。
中島みゆきLIVE「歌旅 劇場版」http://www.amazon.co.jp/%E6%AD%8C%E6%97%85-%E4%B8%AD%E5%B3%B6%E3%81%BF%E3%82%86%E3%81%8D%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%84%E3%82%A2%E3%83%BC2007--DVD-%E4%B8%AD%E5%B3%B6%E3%81%BF%E3%82%86%E3%81%8D/dp/B0017LF6KK/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1357883759&sr=8-2

全32公演、約10万人を動員した
2007年のライブツアー「歌旅」の劇場公開版だそうです。

山下祐輝くんがカバーしているのが大好きな「糸」
サビのフレーズにいつも尻を叩かれる「宙船」
武田鉄也さんの映画がフラッシュバックする吉田拓郎さんのカバー「唇をかみしめて」
「ララバイSINGER」に挟み込まれる「アザミ嬢のララバイ」
壮絶な歌詞なのに笑いながらシャウトする「ファイト」
TV番組テーマ曲の枠を超えて共感を得た「地上の星」
アンコールの「背広の下のロックンロール」

胸が震えます。
涙が零れ落ちます。

初期の作品は果てしなく暗かった。
新しい作品も決して明るくはないが、
やや軽みもあり、
しかし逆に
歌詞のインパクトは重さを増し
切れ味も冴えわたっているように思えます。

この歌詞を笑いながら歌うのか、と
思う部分が随所にありました。
この人の壮絶な孤独と、
それを受け入れ開き直って進む、
そんな凄みを感じさせるステージでした。

やっぱり良い音楽は
本当に良いです。