今日は朝から、
ご近所もFB も皆んな小学校運動会。
ウチは去年で最後でした。
何となく寂しいもので。
カミさんは美容室に行くとかで
昼前からお出かけ。
私は早起きして
炊事、洗濯、子供の送り迎え。
買い物を済ませ、風呂を沸かし、寝具を整えて。
また今週も主夫な日曜日だ。
しかし隙間時間もかなりある。
どうしようかと思ったけれど、
やはり文庫でも開いているのが
一番よろしいかなと。
どこででも
一区切り付けられるし。
そういうことで、
手元の文庫本を。
実は、
息子が二人とも剣道をしているのに、
私は剣道のことが
さっぱり分かってない。
自分自身では勿論やったことがないし、
付き添いで試合や練習に行くことはあったけど、
速すぎたり
良く分かってなかったりで
何してるのか
今でもはっきり分かってないのだ。
ただ
あれだけ子供があれだけ熱心にやっていて、
親が全く知らないのもどうかと思ってはいた。
なので、
少し剣道についての本でも読んでみなきゃなと
思ってはいたのです。
で、
ずいぶん前から出ていた小説で、
剣道絡みなのは
タイトルからも売り文句からも明らかだったから、
何時か読みたいなと思っていたのだが、
買っておいて
今日ようやく読み始めたのがこれ。
今日ようやく読み始めたのがこれ。
誉田哲也「武士道シックスティーン」
http://www.amazon.co.jp/%E6%AD%A6%E5%A3%AB%E9%81%93%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%B3-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%87%E5%BA%AB-%E8%AA%89%E7%94%B0-%E5%93%B2%E4%B9%9F/dp/4167780011/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1338115678&sr=8-1
武蔵を敬愛し兵法者を目指しているという、
時代錯誤じゃないかい?と突っ込みたくなるほどの
熱血剣道少女
香織と、
彼女の中学最後の大会で
彼女をあっさり破った
他校の無名のお気楽剣道部員
早苗。
同じ高校の剣道部に入り、
相反しながらも
共に成長していく、という
まぁ典型的な青春スポーツ物語。
ベタベタな設定なんだけど、
これが実に面白い。
特筆すべきは、
読者に読み進ませる
その文章力だと思う。
1章ごとに、
二人の視線に切り替えながら
ストーリーが進んでいくのだが、
この書き分けが見事。
あぁ確かに
この娘ならば
こう考えるだろうな、
なるほどそう話すんだ、
そう動くでしょうね、と
納得出来る言動を
登場人物がする。
だから
安定感があるし、
その両者に
同じように感情移入出来るのだろう。
それに
彼女たちの周りの大人たちが
実に人間味溢れる人たちばかりだ。
彼女たちの両親、兄や姉、
学校の先生、
道場の師範、
武道具店のオヤジなど。
それぞれに想いや悩みを抱え、
苦しみながらも、
彼女たちにはいつも
厳しく、そして優しく接し、
その成長を見守っている。
これらの人間関係の設定なども
この作品の奥行きを形作っていると思う。
途中のそこここで、
そしてラストの数十ページでは
結構涙腺が緩んでしまいましたね。
本屋の平積みのところでよく見る作家さんだが、
この方の本は初めてだと思う。
「ジウ」や
「ストロベリーナイト」とか
TVで少し見たが、
結構ハードな警察小説を書く人だと思っていたら、
ずいぶんと感じが違うので
やや驚いた。
しかし、
「ジウ」は
TVでちらりと見たが、
やはり
全く正反対のタイプの女性二人が主人公だったから、
こういうタイプの設定は
変わらずお好みなのかも知れないなと思った。
あっというまに読了。
いやぁ面白かったですね。
また続きが読みたいかというと、
二番煎じは嫌なので考えさせて頂くが。
え?
で、読んでみて、
剣道のこと、
少しは分かったかって?
うーん。
これ読んだだけで分かるほど
底の浅いものじゃない、ってことだけは
分かりましたがねぇ。