ベンツエアサスの故障
1年中、エアサス故障のご入庫が御座いますが今回はエアサスが故障する要因や部品構成の記事となります。
まずは
エアサス=エアーサスペンションですが何がエアー(空気)?
従来はスプリング(バネサス)でしたがエアー式になっているサスペンションがエアサスです
なぜエアサスに・・・????
乗り心地 バネよりもクッション性が高い!(コイル式ベットとエアーベットみたいな)
車高調整が可能(電子制御により車高を一定にすることが可能)
エアサスでもリヤ2輪のみ(ワゴン車)と4輪エアサスがあります。
リヤはショックアブソーバーとエアサスがそれぞれ別になっている車種が多くフロントはショックアブソーバーとエアサスが一体になっていますのでフロントの方が部品代が高くなります。
故障の症状・・・車高が下がる↓(左後ろ、右前、後ろ左右)メーターにエアサス故障の警告灯が点灯する💡
故障原因・・・エアサス本体からの劣化エア漏れ、エアサスポンプ不動故障、バルブブロックの弁故障が主な原因となります。
バネであれば金属なので故障という事は無いのですがエアサスの膨らむ部分(ベローズ)はゴムなので6年程からで劣化しエアー漏れを起こします。
新車の内は良いのですが中古車で購入したオーナーさんは頭が痛い故障となります。
ちなみに
あるあるですが、タイヤ交換や車検でリフトに上げた後から車高が下がるようになったというお話しですが、これは誰が悪いわけではなく劣化したエアサスは通常は車高で縮んでいますが、リストアップで伸ばされますのでその際にパンクする事が良くあります。
百聞は一見↓
こんな状態になっているのでリフトアップのリスクはあるんです